テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2010年
★★★+
鑑賞No:02078 製作:2010年 監督:佐藤純彌 出演:大沢たかお/長谷川京子/柄本明/生瀬勝久 <4/15~ DVDレンタル開始> 安政7年(1860年)、開国推進に力を入れる大老・井伊直弼を暗殺するため、水戸藩攘夷派の志士たちが立ち上がる。そして指揮官に関鉄之介が指名され、襲撃は3月3日に決まり、水戸脱藩士17名と薩摩藩士有村次左衛門の18名が実行部隊として集結する。 3月3日、彼らは桜田門で井伊を襲撃し、見事、井伊の首を討ち取る。そして薩摩藩の挙兵に合流するため京都に向かうが、同志たちは次々と死亡、捕縛され、薩摩藩内でも挙兵慎重論が持ち上がり・・・・。 幕末史でも有名な「桜田門外の変」を扱った映画。「幕末」を扱ったドラマや映画ではよく出てくる井伊直弼の暗殺シーンだが、そこばかりクローズアップされていてその前後(特に後)についてはあまり語られていない。この映画は、桜田門外の変に至る経緯だけというよりも、変後の志士たちを追っている点で斬新であり、興味深い。よって変がクライマックスではないため、変自体は割りと前半に描かれている。クライマックスではないといいながら、暗殺シーンは今までのどの作品(私が見た限りですが・・・)よりも詳しくリアルでその場にいるような臨場感があった。 ストーリーは時系列に描かれておらず、時代が結構前後するので、ある程度幕末史を知っていないと見ていて戸惑うかもしれませんが、場面チェンジするときに表示される「年代(時間表示)」を注意して見ておくことをお勧めします。 暗殺事件関係者の最期についてはきちんと出てはきますが、一人ひとりがあまり詳しく描かれていなかったのは少し残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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