テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2010年
★★★★+
鑑賞No:02097 製作:2010年 監督:三池崇史 出演:役所広司/山田孝之/稲垣吾郎/市村正親 <5/13~ DVDレンタル開始> 弘化元年3月。明石藩江戸家老の間宮が、藩主・松平斉韶の暴君ぶりを訴えて、老中・土井大炊頭利位の門前で切腹自害する。しかし、将軍の弟である斉韶は次期老中が内定しており、事件は不問に付される。このままでは幕府の存亡にかかわると危惧した土井は、斉韶暗殺を決断し御目付役・島田新左衛門にその命を下す。早速、新左衛門は暗殺計画実行のため、刺客集めに奔走するが、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛もその情報を掴み、対策を講じようとしていた・・・・。 ストーリーに奇想天外さはなく、まさにど真ん中ストレートの時代劇。思い通り、期待通りのストーリー展開だが、しかし実に面白い。時代劇にありがちな勧善懲悪ものといえばそれまでだが、悪の権化・斉韶の暴君ぶりも尋常ではなく、赤穂浪士の討ち入りを思わせる周到な襲撃計画、「七人の侍」を思わせる殺陣、そして宿場に仕掛けられた数々の驚きの罠、そしてラスト50分に及ぶ13人対200人以上に及ぶ決闘シーン、時代劇の常識を破る大爆破、アクションシーンなど興味深いシーンは多い。また、島田新左衛門ら13人の刺客を迎え撃つ鬼頭半兵衛もまた主君をどんなことがあっても守りぬこうとする武士道にある種感動する。2時間20分という時間を感じさせない内容となっており、エンターテイメント性は高い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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