テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2010年
★★★
鑑賞No:02142 製作:2010年 監督:園子温 出演:吹越満/でんでん/黒沢あすか/神楽坂恵 <8/2~ DVDレンタル開始> 小さな熱帯魚屋を営む社本信行は、死別した前妻の娘と後妻の妙子と暮らしていた。しかし、娘と後妻の折り合いが悪く、ついに娘は万引き事件を起こしてしまう。万引きされたスーパーから呼び出しを受けた社本はスーパー店長から責められ窮地に陥るが、その時社本を救ったのは店長の友人の村田だった。さらに社本と同様、熱帯魚店を営む村田は、社本の娘をバイトで雇い入れる。村田の新設を素直に受け入れ、村田との交流が始まってしばらくして、社本は村田より利益の大きい高級魚の取引きに参加しないかと持ちかけられ・・・・。 1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした作品。犬が熱帯魚に置き換わっているが、殺害方法や遺体の処分方法は実際の事件に基づいている。ただ、実際の事件を参考にしているとはいえ、遺体解体のシーンはあまりにグロテスクで、本作を観るには注意が必要。でんでんが狂気の殺人鬼を演じているが、半分地でいっているような演技は逆にリアルに感じた。登場人物は皆異様で普通の人はいないが、その中で唯一普通っぽいのが主役を演じる吹越満演じる社本だが、その普通の人間が殺人の手伝いをしていくうちにやがて内に抑圧されていた狂気が目覚めるラストは見もの。ただ全体的に後味の悪い作品で、特に前半に比べ、後半の作りは監督の意図かもしれないが粗さを感じる内容だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
実話ベースって、とても興味があります!!!
つい、観たくなってしまいました☆ 今、瑛太と満島ひかりちゃんが出てるドラマ「それでも、生きてゆく」を観てるんですが(俳優陣の演技がスゴイです!) 特に実話ベースってワケでは無いんですが、サカキバラ事件や秋葉原事件を思い出させる話で、犯行理由を考えさせられてます。 実際の事件を題材にされると、そうした過ちを犯さないでいるためにどうすれば良かったのかを考えさせられますよね。 (2011年09月04日 12時19分08秒)
見たいような見たくないような…
ただ、実話に基づく映画は結構好きなんですが、この愛犬家連続殺人事件は未だ記憶に新しく残っていて大いに興味はあります。 (2011年09月05日 15時23分05秒)
りらっくままハッシー!^o^さん
ちょっとビジュアル的にはグロいシーンがありますので、観られる場合は覚悟して観てください。また結構いやらしいシーンもありますので、そのおつもりで。 主人公がどうして無抵抗のまま殺人・死体遺棄の手伝いをし続けるのかよくわからないのですが、さらに分からないのはラストのあの豹変ぶりにも首をかしげてしまいます。 (2011年09月05日 20時31分04秒)
hy3de8さん
実際はどうだったか分かりませんが、映画での村田のような人間になってしまうと、もはや人間ではなく、人間の仮面をつけた悪魔ですね。 でもこのような事件が本当にあったかと思うと背筋がぞぉーとします。 (2011年09月05日 20時33分45秒) |
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