テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1950年代
★★★
鑑賞No:02090 製作:1955年 監督:溝口健二 出演:市川雷蔵/久我美子/林成年/木暮実千代 藤原氏による貴族政権末期。西海の海賊征伐から凱旋した平忠盛は、自分への恩賞問題のため公家の藤原時信が謹慎させられたと聞き、長男の清盛を時信のもとに使わす。そこで清盛は時信の娘・時子を見初めてしまう。また清盛は自分が時信の子ではなく、実は白河上皇の落としだねと聞かされて・・・・。 吉川英治の同名歴史小説の映画化。本作は3部作の第1作にあたり、平清盛の若き日を描いている。 時代はまだ藤原氏の貴族政治末期ということで、清盛たち武士がやっと台頭し始めた頃なので、平家物語といってもまだ「平氏にあらずんば人にあらず」とか豪華絢爛たる平氏一門の頂点を極めた隆盛時期を描いているわけではないのでやや地味です。特に大規模な戦闘シーンがあるわけでもなく、朝廷・貴族の陰謀渦巻く中、血気盛んな若き日の清盛の、自らの出生の謎に苦悩する姿と、時子とのロマンスを描いた、歴史ドラマというより人間ドラマに近い内容。それでもラストの、比叡山僧侶との対峙と、清盛から駕籠に放たれる2本の矢のシーンは爽快。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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懐かしいですね…小学生の頃に母親に連れられて見に行き、それが縁で吉川英治原作「新・平家物語」読み始めた次第です。
随分と昔の話ですね… (2011年09月07日 07時21分50秒)
hy3de8さん
私も歴史物は大好きで、新・平家物語は読みました。TVドラマはあまり見ないのですが、唯一、NHK大河ドラマは見ています。来年の大河は「平清盛」だそうですね。今から楽しみです。 (2011年09月08日 21時33分42秒)
りらっくままハッシー!^o^さん
学校の授業は歴史の面白さを半減どころか全くなくしてしまっているとしか思えません。古典で「平家物語」を勉強するより、このような映画を見た方が何倍もためになります。また映画を見たり小説を読んだりして興味を持つと、古典も読んでみようかと思うのではないでしょうか? 通り一遍の授業ではなくて、興味を持たせる授業をしてもらいたいものです。 (2011年09月08日 21時39分20秒) |
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