テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2011年
★★
鑑賞No:02179 製作:2011年 監督:松本人志 出演:野見隆明/熊田聖亜/板尾創路/柄本時生 伊香藩水位微調役・野見勘十郎は、ある出来事をきっかけに刀を捨て、無断で脱藩、一人娘のたえと共に流浪の旅を続けていたが、ある日遂に多幸藩の追っ手によって捕らえられてしまう。そして下された刑罰は「三十日の業」。これは、母君を失った悲しみで笑顔をなくした若君を、一日一芸で三十日の間に笑わせられたら無罪放免、できなければ切腹というものだった。翌日から勘十郎は若君を笑わせるため、芸を披露し始めるが・・・・。 松本人志の監督第3作。 「大日本人」「しんぼる」とあまりにも酷い映画を見せられてきたが、今回は時代劇で笑いと涙ありとのことだったので多少期待して鑑賞した。たしかに前2作と比べると分かりやすく仕上がってはいるが、やはり この監督、映画向きというよりはお笑い・コント向きなのだろう。一日一芸を披露する設定の下、映画の大半は短い一人コントのような芸の羅列に終始しており、映画としての感じは薄い。また、素人俳優・野見隆明演じる勘十郎の一芸も決して面白くはなく、結局、個人的には笑いも涙も起こらなかった。松本人志の独特の感性を評価する批評もあるが、もともと映画の才能のない素人監督の、目先を変えた作品による他の映画作品、映画監督との比較を避けた感も否めない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画-2011年] カテゴリの最新記事
|
|