テーマ:映画鑑賞(1113)
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★★★★
鑑賞No:02120 製作:2010年/日本/133分 監督:杉田成道 出演:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/山本耕史 赤穂浪士の討ち入り後に、切腹の列に加わることを許されず、大石内蔵助から「真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」と密命を受け、生き延びることになった寺坂吉右衛門。彼は討ち入りから16年、その密命を全うするため、全国を歩き回っていた。そんなある日、吉右衛門は偶然、ある男を見かける。それは、討ち入り前夜に忽然と姿を消した瀬尾孫左衛門だった。彼もまた、大石内蔵助から密命を受けて、討ち入りに参加せず、これまで生き延びていたのだが・・・・。 忠臣蔵といえば、江戸城松の廊下での浅野内匠頭の刃傷事件、そして赤穂浪士の吉良邸討ち入りが有名であり、欠かされることなく必ず描かれる定番シーンだが、本作は忠臣蔵といっても後日譚に重きを置いており、主役も討ち入り後に生き延びた寺坂吉右衛門と瀬尾孫左衛門のため、これらの超有名シーンはほとんど割愛されている。よって従来の忠臣蔵とはちょっと違ったイメージになっているが、定番の内容ではないため、かえって新鮮。武士の鑑として褒め称えられた四十七士とは正反対に、討ち入りに参加しなかった赤穂浪士やその家族にスポットを当て、忠臣蔵の裏舞台で後々まで苦しんだ人々がいたことは今まで意識しなかったため、新たな忠臣蔵の側面を見せつけられた感じがする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月14日 20時45分06秒
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