シーサイドモーテル
★★★★鑑賞No:02011製作:2010年監督:守屋健太郎出演:生田斗真/麻生久美子/山田孝之/玉山鉄二海もないのにシーサイドと名づけられた、山奥に建つモーテル。その4つの部屋で11人の男女による騙しあいが始まる。「103号室」ではインチキ美容クリームのセールスマンが部屋を間違えたコールガールを口説き落とそうとする。「203号室」では女装の中年男がコールガールを待ちわび、「202号室」では借金を踏み倒した男が取り立てのチンピラに襲われ、「102号室」ではスケベ男がキャバ嬢を連れ込んでいた・・・・。それぞれバラバラに進行する4つのストーリーの共通点は「騙しあい」。基本的に接点のないショートストーリーだが、テンポよく進行するストーリーと微妙に絡み合う4つのストーリーにほくそ笑むような面白さがある。モーテルの各部屋で展開する事柄はさほどすごいことではないが、4つのストーリーがかすかにリンクすることでちょっとした群像劇になっているような気がします。何も考えず気楽に観れる映画です。ただ、4つのストーリーがもっと絡み合えばもっと面白かったと思いますが・・・。