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カテゴリ:タクト
「まるも、聞いてくれるかい。今日はね、タクトが我が家の家族になった日なんだよ。」
「“家族記念日”って言うそうだよ。」 「今から14年前の今日、浜松に生後40日のタクトを迎えに行ったんだよ。」 「今日と同じ、冬晴れのさむ~い朝だったね。」 早朝に家を出てから東名高速は約4時間、一般道で1時間30分程かかって、 ようやくブリーダーさんに到着したんだ。 でもね、タクトと会えると思うとうれしくてね。 カーナビの距離と時間が減っていくのを見るたびに、 私たちの期待と喜びはどんどん膨らんでいき、 長時間運転の疲れなど気にもならなかったね。 (以下、思い出写真) ブリーダーさんです。 タクトのパパです。 やがて成犬になったタクトは、パパにそっくりでしたよ。 タクトはたれ耳でした。小さな肉球でタッタカ走ると、たれ耳がパタパタしてね。 カミカミのおもちゃが大好きで 寝顔はぬいぐるみのようだったよ。 あの日から14回目の“家族記念日”を迎えます。 タクト、そっちで元気にしているかい。 でもね。 君が召された後は、足音を聞いたり、匂いがしたり、幽霊を見たのに、 最近では、夢も見ることもなくなり、 忙しい朝などは「おはよう 」のお線香も忘れて、 ママさんに叱られてしまうんだ。 ごめんよ。 情けないことだけど、 月日が経つに連れて、君と一緒に暮らした記憶がだんだん薄れていくんだよ。 そして、 気づくと君を探しているんだ。 たまには、帰っておいで、 みんな、君がいたときのままだよ。 君の足跡が残る、この街も、 君の大好きな、我が家もね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月21日 17時08分20秒
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