2007/01/24(水)17:12
ウイルス速報 07012403
× 野宿者の文化も社会の多数派のそれと全く異質ではない。(東洋大教授)
こんな「それ」は日本語にはない。明らかに英語のthatがまぎれこんでいる。
こういうところだけ、構造上の論理性に執着しているが、肝心の「全く異質ではない」の意味がはっきりしない。何ら異なるところはないと言いたいのか。それとも丸っきり違うものだというわけではないと言いたいのか。
全く異質のものであるとは言えないという意味であろうと思われるが、それなら多少長くなっても次のようにするべきである。
○ 野宿者の文化も社会の多数派と隔絶したものであるわけではない。
それがいやなら、文化をもう一度使えばよい。
○ 野宿者の文化も社会の多数派の文化と全く異質のものであるわけではない。
○ 野宿者の文化も社会の多数派の文化と全く異質であるとは言えない。
まさに、日本語の敵は学者である。
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