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滅多にバス旅行に参加する事は無いのですが、今回は車でないとなかなか行かれない処という事と、母と行くという事で、たまにはいいかと参加してきました。
一緒に参加したのは母とその友人二人、私と友人TSさんの計五人。目的地は白川郷、山中温泉、金沢。私達の裏(笑)の目的は酒の仕入れ。 バスは早朝、まず神奈川県内の幾つかの所定の場所で参加者を拾い、山梨、そして長野へ入ります。諏訪湖でお昼休憩。湖は見事に凍っていました。そこから休憩を度々入れつつ岐阜へ。私達が集合場所を出発してから、九時間掛けて白川郷に到着しました。その間私達が何をしていたかというと、飲む、食べる、喋る、眠る。午前中は殆ど眠って過ごし、途中サービスエリアで仕入れたものと、家から持参したワインとつまみで午後を過ごす。岐阜に入ると休憩場所で地酒やビールが売っていたので、白川郷に着くまではビール。何もしなくてもバスが目的地まで運んでくれるバス旅行の醍醐味は、飲みながら行かれる事と信じて疑わない参加者五人だったのですが、他に飲んでいる参加者はいなかったような…。 白川郷到着は16時40分過ぎ。このツアーの目玉は白川郷ライトアップ。どうせ母達はちょっとライトアップを見て、御土産物屋に殆どいるんだろうなと思っていたので、降りてすぐに別行動。私は暗くなる前に展望台に行こうと思っていました。 白川郷での滞在時間は三時間。バスを降りる前に雪道がどの程度のものか心配だったので、添乗員に展望台に行かれるか訊ねました。すると無理と一言。時間が足りないと言います。納得しないでいると、バスを降りる前に参加者全員に向かって、道が凍っていて滑るし、観光客渋滞が起きていて、下手をすると三時間も四時間もかかるので、展望台には行かない方がいいとアナウンス。寒いので早くバスに戻られてもいいですよというような事を言いますが、早く帰ってきて、とっとと宿に行って今日の仕事を終わらせたいという態度が見え見え。ちょっと色々難ありな添乗員だったので、無視する事にしました。遅刻者を出さない為の手段でもあるのでしょうが、言う事がいちいち大袈裟。旅慣れている者には添乗員は無用なので、癇に障るのは添乗員のせいではないかもしれませんが。でも間違った日本語を使うのだけは、止めて欲しいです。 バスを降りて私とTSさんはまず観光案内所へ。雪道を15分で展望台まで行ったという話を実は事前にキャッチしていたので、添乗員の言う事は全く信じられなかったのですが、一応確認の為に聞いてみようと思ったのです。そして案内所の人が言うには「ここから20分くらい」との事。今日は係員も配置しているし、問題無いと言います。 坂道を登る事15分、展望台に到着しました。確かに凄い人出です。展望台からははっきり言って殆ど人の頭しか見えないくらいにぎっしり。前の方には三脚がずらりと並び、ライトアップが始まるのを待っているので人は増えても減る事はありません。人垣の後ろに少し高くなっている処があって、そこにも三脚を構えた人々が連なっていたのですが、一瞬場所を譲って貰って何とか写真を写しました。自分の目で眺めるには、木の枝の間からになりますが、展望台の一段下の坂道から眺める事ができます。暫し足を止めて白川郷荻町を一望する風景に魅入りました。やはりこの風景を見ないでは、勿体無いです。ライトアップが始まると、まさに幻想的。真っ白な雪に包み込まれた家の窓から漏れる、暖か味のあるオレンジ色の灯り。昔語りの中にある光景。近づいてしまえばそれが殆どは土産物屋のものだと解りますが、こうして眺める分にはその絵画的な美しさを損なう事はありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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