2005/01/25(火)23:19
「福袋本」-同意できる部分
昨年の12月に出版された、「超特価バリュー株『福袋銘柄』で儲ける週末投資術」(角山智著)を読みました。
著者が株式投資に関するウェブサイトを開設していることもあり、楽天日記でも既に多くの方が採り上げていますが、私には読書の習慣がなく、読むスピードも遅いので、今頃感想を述べることとなりました。
この本は、これから投資を始めようとする人をターゲットにバリュー投資を説明することを目的に書かれたもので、投資本としては今までなかった類のものと思われます。
本全体の構成として細かい項目分けがされており(1項目が数行~2ページ程度)、文章が平易なこともあり読みやすかったです。
以下本書の中で私が同意できる部分についてコメントします。
「週末投資ならバリュー投資」-私もバリュー投資をしないわけではありませんが、メインは成長株投資です。
成長株投資で注意すべきことは成長の鈍化・業績の悪化であり、このようなバッドニュースは突然やってくることもよくあります。従って毎日情報開示をチェックせざるを得ません。
平日は仕事に専念するのであれば、業績悪化が悪材料になりにくい(というより好材料だったりする)バリュー投資を選択するべきという考え方には同意できます。
「投資信託を買うな」-ファンドマネジャーの能力の問題もありますが、手数料・信託報酬が高いことが最大の問題だと思います。投信に限らずセールスマンが買わせようとするものは買うべきではありません。
「バーチャル投資は無意味」-激しく同意です。とにかく自分の財産を減らしてみないと何も得ることができません。矛盾しているようですが必ず訪れる株価の下落への免疫をつけないといけません。
「同じ立場の人の意見を参考にする」-私がこの日記を開設している意味もここにあります。同じ個人投資家同士の意見交換は何物にも替えがたい財産です。
次回は、成長株投資家の立場から著者との見解の相違を明らかにしようと思います。