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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:書籍・コミック
ダン・ブラウンが「天使と悪魔」とあの「ダ・ヴィンチ・コード」のあいだに書いた本が、
デセプション・ポイント(上) デセプション・ポイント(下) です。 ラングドン教授が主人公の上記作品とは違い、主人公は対照的な二人の女性。 アメリカ合衆国大統領選挙のさなか、現職大統領に機密を報告する仕事をしている女性と対立候補の美人秘書。この二人が各章毎に登場し、数々の窮地をどのように脱するか、読者をビジュアル的にひきつけ飽きさせません。 現在スペースシャトルが話題となっていますが、米国航空宇宙局(NASA)や国家偵察局(NRO)の実態がくわしく述べられています。 ただ、「ダ・ヴィンチ・コード」に比べると、一つの謎を解くと次が見えてくるというわくわく感がいまいち。 そして、ヨーロッパをかけめぐり、数々の美術品が登場するという豪華さに比べると極寒の地とワシントンが舞台というのは若干見劣りします。 でも、謎解きの面白みと大統領選挙の行方、主人公たちのロマンスも十分読み応えがあります。 一度読み出したらとまらないのは他の作品と同様です。
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最終更新日
2005年08月04日 07時14分53秒
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