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カテゴリ:レジャー・旅行
今日で中越沖地震発生からちょうど11ヶ月。
柏崎市では毎年恒例のえんま市が14日から今日まで開催されています。 【えんま市】は柏崎に住む子供にとって一年で一番の楽しみ。 おこづかいを握り締め約500もの露天を行ったりきたりします。 毎年おなじみの光景ですが、今年はやはり震災の面影が残ります。 震災時に本道の屋根が落ちた「閻魔堂」は一部補修されていますが、資金不足のため未だに改修がすんでおらず、寄付を募る紙が張られていました。 また露天がならぶ道沿いの商店街は倒壊した後更地になったところが点々とあり、歩道のアーケードは撤収されたまま。 各地の歩道、道路も補修作業が急ピッチで進められていますが、あちこちにある地割れや波打った道は依然そのままのところも多いです。 そんな状況でも、今年はえんま市がめずらしく週末で晴天なため、市外からも大勢の観光客がきていて、露天の間の道は人の流れが途切れることなく盛況でした。 なぜ市外からの人が多いと思うかといえば、「ぽっぽ焼」に長い行列ができていたからです。 「ぽっぽ焼」は細い黒砂糖の味がするもっちりとしたカステラみないな食べ物です。 新潟でも下越地方で有名で、主人の実家でのお祭りではとても人気があります。 しかし、中越ではそれほど有名ではなく、えんま市では500軒中3軒しかありません。 昨年までは行列したのを一度もみたことがありませんでした。 ところが、今年はどのお店も20分以上待ち状態。 次女が食べたがったのでうちも並んで買いましたが、熱々をほおばると、甘い香りがぷーんとしてとてもおいしかったです。 15本500円、30本1000円。 作っているおじさんたちは次々に並ぶお客さんを見ながら、手を休めることなく忙しそうでした。 これは柏崎の人ではなく、きっと市外からのお客さんがいっぱい並んだんだなと思いました。 中越沖地震から1年を迎えようとしている柏崎は少しずつですが復興してきています。 にもかかわらず、14日にはまた震度6強の地震が岩手・宮城内陸で発生してしまいました。 新潟県からもすぐ緊急援助隊や震災での経験を伝えられる事務職の方々が現地入りをしているそうです。 一刻も早くライフラインが復旧し、今の柏崎のような状態に復興できることを祈っています。
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