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節約家計でバラ園生活

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2013年05月05日
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「子供がいたらねー。一緒に観に行くの楽しいだろうね。」

今から20数年前、OL時代に映画館でドラゴンボールの映画を妹と鑑賞したときのつぶやき。

学生の頃からそして就職してからも毎週月曜日に週刊少年ジャンプを買って原作を読み続け、未来から来たトランクスの台詞に悟空と一緒に「どっひゃー」と驚き、「おまえがナンバー1だ」というほどに成長したベジータが大好きな私。

原作者の鳥山明先生が「子供たちを元気にしたい。震災後を考慮して破壊シーンは描かない」という思いでキャラクターデザインから製作に関わり、私たちに17年ぶりに新作映画を見せてくれるという知らせに、昨年からとても心待ちにしていました。

春休みは用事があり、4月は「鳥山明 The World of DRAGON BALL」展を見に行くしかできませんでした。くわしくは、こちらの日記を参照ください。

昨日やっと小学6年生の次女を連れて映画館へ新作を観に行くことができました。

すでにパンフレットは完売で購入できませんでしたが、「鳥山明 The World of DRAGON BALL」展ガイドブックの年代記を調べると、774年に起こった魔人ブウ編から約4年後の778年で、最終巻でウーブが登場する784年より6年前の出来事。原作42巻では悟空とブルマの台詞の中で、「5年前に一度会った」という会話がありますが、原作者自らがその出来事を私たちに見せてくれました。

鳥山先生も不満を感じた実写版の映画を観た人なら感じたであろう怒り。それを払拭するために「これぞ原作を踏襲したドラゴンボールだ」という作品です。
主要なキャラクターの声優さんたちの年齢を考慮すれば、たとえこの映画でドラゴンボールが最後となっても、この作品を作ってくれた鳥山先生とスタッフの方々に「ありがとう」と感謝したい内容でした。

私が何しろうれしかったのは、ライバルである悟空とベジータがお互いを理解し認め合っている証である言動の数々。
それは原作者だからこそいわせることができる台詞で、そして原点回帰ともとれるブルマを中心に、ピラフ一味をからませ最後にウーロンが傍にいるという懐かしさ。

ベジータの言動で、観ている方は爆笑の内容であったとしても、本人はいたってまじめにやっていて、俺様のおかげでなんとかなっていると自画自賛しているところは絶妙。
フリーザに忠誠を装っていた幼少時代から身についた処世術は、今や家族のためならプライドは二の次。しかもブルマのためなら、悟空も超える力を発揮する。
それをすごいと悟空は認め、自分もプライドより優先しながらも、「強いやつとオラは戦いてー」はやっぱり変わらない。

その二人の対比は原作で描かれた人物像を変えることなく、さらに長い年月をかけて培ってきた原作者のみが描けるそれぞれの成長なのだと思いました。

ピッコロやクリリンの出番が少ないことやその他の登場人物の台詞が少ないことに不満があるとは思います。
子供が飽きない90分以内で作成された中では仕方がないことかもしれませんが、やっぱりそれぞれに思い入れがあるキャラクターが多いこの作品だからこそ、次回作を是非近いうちに作成してもらえたらうれしいです。

ビルスは思っていたより楽しいキャラクターですし、ウイスにもまた会いたいです。ベテランの声優さんのおかげで彼らがとても親しみやすく感じました。

最後に「ブルマ38歳の誕生祝」となっていますが、年表をくわしく調べると○歳さばよんでいます。この期に及んでさすがブルマといいたくなりますね。

かたや私はこの映画のベジータの年齢+1歳、そして次女はトランクスの年齢ー1歳となりました。
今回東京に住んでいる長女とは一緒に観られませんでしたが、もし将来パンちゃんのような孫に恵まれたら、その子ともたとえDVD でもドラゴンボールを一緒に観るのが次の夢となりました。





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最終更新日  2013年05月05日 20時32分39秒
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