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カテゴリ:レッスン風景
『楽譜に書かれている間』に休符というものがある一方、
『楽譜には書かれていない微妙な間』となるのが フレーズとフレーズの境目、ブレス(息継ぎ)や スタッカートで演奏する時の 次の音までの『間』。 拍子感、リズム感のある生徒さんは 苦も無く 自然に、この「間」を 取ってくれますが 拍子感が まだしっかりしていない生徒さんは このあたりで、結構苦労します。 よく 見られるパターンが 連続するスタッカート(音と音とを切り離す奏法)で 切った音の間が だんだん狭まっていき 『タッ タッ タッ タッ 』と なるはずの部分が 『タッ タッ タッタッ』 と 詰まってきてしまうというもの。 結果、テンポが走ってしまいます。 音の終わらせ方によって 間は 伸び縮みしますが 短く切れば、次の音までの間は広くなるし ■□□□ ■□□□ ■□□□ ■□□□ 長めに弾いて切れば、間は 短くなります。 ■■□□ ■■□□ ■■□□ ■■□□ ■■■□ ■■■□ ■■■□ ■■■□ (■有音 □無音の間) 拍を感じつつ 音の消える瞬間までしっかり聴いて、 間が どのくらいできるのか、 考えて弾く必要があるわけですね。 切れ方もいろいろです。 スパッ とはっきり切れるのか ワン…と 余韻を残して 柔らかく切るのか。 しかし、これが そろっていない時 生徒さん本人は、そろえているつもり。 (だから 直らないわけですが) 聴いているようで、聴いていない自分の音。 ぜひとも 自覚していただきたい。 というわけで、この辺は そろっていない 生徒さんのそっくり演奏と そろっている演奏と を、続けて演奏し 聴き比べてもらいます。 自分で弾いているだけの時はわからなくても、 違いを意識すれば さすがに 気付く。 気付いてくれたら、こっちのものです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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