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カテゴリ:レッスン風景
発表会では、1人で数曲弾くことがあります。 こういう場合、それぞれ一曲も大切なのですが 一曲弾き終えて、次の曲を弾く その「間」も大切です。 今回、初めて舞台に上がるMちゃん(小2)の場合 短い曲を2曲弾く事になったのですが 1曲目→ 4拍子でスタッカートの多い軽快な曲 2曲目→ 5拍子・4拍子・5拍子と 拍子が変化する、静かな曲。 拍子もテンポも雰囲気も全然違うのに 1曲目が終わって、即 変拍子の2曲目へ。 なかなか器用です。 Mちゃん、ケーキは好き? M 「うん。」 カレーライスは? M 「好き!」 では、すごーくおいしいケーキを食べたとします。 食べ終わって、口の中にはまだ甘いクリームや さわやかなフルーツの味が残っているのね。 そこへ ガボっとカレーを乗せたスプーンを 口に突っ込まれたら、どうでしょう。 M 「うっ・・・」 好きなのだけどー、おいしいのだけどー もうちょっと、ケーキの美味しさを味わってから 次に行きたかったー!って思わない? M 「思う・・・。」 音楽も同じでね、1曲目が終わって お客さんは『いい曲だったなあ、さあ次はどんな曲だろう?』 って、心の準備をするのです。 だからMちゃんもね、 『今弾いた曲の最後の響き』が完全に消えるのを聴いて、 気持ちを次の曲のために切り替えて それから弾いたら お客さんも聴く準備ができているし Mちゃんの2曲目も、丁寧に弾き始められると思うのね。 お客さんの気持ちになって、 【長すぎず・短すぎない】ちょうどいい時間を 待ってから弾いてみてくれる? Mちゃんは ほどよい「間」を考えてくれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月13日 09時07分07秒
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