8.終わりよければ・・・?

2002年7月26日(金)

朝、旦那を起こさないようになのを連れ、ゴンとお散歩に出た。
近所のテニスコートでボール投げを楽しんだゴン。
コートから連れ出そうとすると、何を思ったか、横の川に飛び込んで水遊びを始めた!!
くるぶしくらいまでしかない浅い流れだから、
せいぜいお腹の長い毛が濡れるくらいなので、別に構わないっちゃ構わないんだけど、
以前、秋川へキャンプに行った際には、がんとして川に入ろうとしなかったことを思えば、
たくましくなったなあ・・・と感慨にふけることしきりである。
やっぱ、この旅行で、ちょっとは野性の呼び声が聞こえたかな?

親切な宿の人たちと別れを惜しみながら、帰路につく。
函館までの3時間のドライブ。北海道を走るのもこれが最後である。
けれど、ニセコから函館までの道は、交通量が多く、あまり北海道を走っている機がしないのですが(^_^;)

ちょっとお昼。ラーメンを待つなの。
北海道33

船が出るまで、少々時間があるので、時間つぶしに函館山に登る。
くねくね道の急な登坂が続き、なのは大喜び。ゴンは少々気分が悪くなったらしい。
それでも、頂上からの眺めは最高だった。
記念撮影をしている短い間に、他にも犬連れの観光客が2組やってきました。
どうやら、犬連れ旅行は少しずつ浸透しているみたいです。

再度フェリーに乗り、ゴンを車中に残すが、
行きの時に比べ、かなり落ち着いていた。
ううう、ゴン、ホントにたくましくなったのねっ!(単に疲れて暴れる元気がなかったりして)

3時、大間着。
本当は、この付近でもう一泊キャンプする予定だった。
けれど、旦那がもう帰ろうというので、一気に家まで駆け抜けることにした。

それでも、途中、恐山に寄ってみたりして。
下北半島なんて、この機会をのがせば、次に来るのは当分先だろうし。

夕暮れの恐山は、硫黄の匂いがものすごく強く、さすがに荒涼とした雰囲気でした。
そばにあった温泉で一泊・・・にかなり心は動いたものの、
初志貫徹。走り続ける。

しっかし、旦那も運転好きだよなあ・・・。

8時頃、盛岡付近のSAで夕食を取るまえ、ハイウェイラジオで、
「200キロさき、仙台付近で大型トラックが横転しています」という情報を聞いていた。
で、10時半ごろ、仙台を越えた辺りでもう一度確認すると、
「大型トラックが燃えています。通行止めです」とラジオがのたまう。
なに~~~???

「横転」-「燃えています」という変化には思わず笑ったが、通行止めとは穏やかでない。
とりあえず、いったん一般道へ降りよう・・・と思ったとき、車が止まった。

渋滞。

ほんとに動かない。2キロ進むのに、1時間半かかった。
すっかり匙を投げた旦那と二人で、カーナビでテレビを見ていた。「メントレ」。

日付が変わった頃、ようやく再び車が流れ始めた。

それからは早い早い。何かに憑かれたように旦那は車をかっとばし、
気がついたら、見覚えのある風景が辺りに広がっていた。

なんだか、夢を見ていたような気分だった。
けれど、車のメーターの「走行距離4000キロ」というのが、
この旅がまぎれもない現実だったことを教えてくれていた。

とりあえず・・・・疲れた。
今日は、寝よう。

北海道34


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