力を抜く
楽器を吹くとき、力を抜くのは難しいですよね。何故難しいかと言うと、脳から筋肉に対して「力を抜く」というサインは無いからだと思っています。ゆえに、力を抜こうという意思は筋肉には伝わらないんだと思います。脳から筋肉に出せるサインは「力を入れる」の一種類だけですから、力を抜こうとすること自体に無理があるのではないでしょうか。音を出さずに楽器に息を入れてみてください。力を入れずに楽器を吹く感覚が分かると思います。その息を徐々に音に変えてゆくと、何処に力が入ってしまうのか、何が違うのかが分かるかも知れません。この場合気をつけるのは、ひと息の中で息⇒音と変えてゆくこと。上手くいけば力を入れずに(決して力を抜くではありません)音を出すコツがつかめるかも知れません。筋肉のスイッチをオンにしないこと!いかに命令を出さないかに集中するしかありません。ちょっと偏屈な言い回しになってしまいましたが、お解りいただけると思っています。解らない部分はご質問ください。(お急ぎでしたら携帯メールへ)