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カテゴリ:トラばなし
2017年1月22日(日)、2017年最初の本番演奏は、初めてお邪魔する、京都こども文化会館小ホールでの西陣お弁当オーケストラ 第4回発表会お手伝いとなりました。
曲目 ビゼー作曲 アルルの女 第2組曲 ベートーベン作曲 交響曲第3番「英雄」 日時 2017年1月22日(日) 18:00開場、18:30開演 場所 入場無料 全席自由 コントラバスは総勢2名。私の演奏回数、場所と持ち弓は、以下のとおりです。
コントラバスは残念ながら団員はおらず、全員エキストラで2名。当初は私一人に声がかかったのですが、さすがにこれらの曲をバス1人は厳しいので、急遽自オケの若手ホープに助けて貰うこととしました。その流れでトップ位置に座ることに。オケ全体も6型(6-6-5-3-2)とモーツァルトをシビアに演奏するような小型の編成です。練習参加も事前の1回と当日のみ。下調べはしたとしても、実際合わせての打ち合わせが必要な葬送行進曲もある「エロイカ」、ボウイング含めスリリングな展開でした。 こども文化会館、関西復帰後リハーサルでお邪魔したことはありますが、演奏会では1987年ちょうど30数年ぶりのステージとなりました。しかも小ホールでの演奏会は、多分初めてです。雛段も無く、客席も同じフロアに椅子を並べる形ですので、お客様との距離感もほとんどありません。公開リハーサルのような感じで、逆に緊張します。 曲の構成は前半フランスもの、後半ドイツものということで前半は仏弓、後半独弓。バス椅子もホールのものではなく自前の椅子を上下できるものなので、それに合わせて変更をかけます。 下の写真が客席側から見たオケのセッティング。この編成のオケだと、スペース的にはちょうどいいかもしれません。 「アルルの女」第2組曲は、過去の演奏履歴を探すと、意外や「初演奏」でした。名曲なので聴く機会はいっぱいあるし、ファランドールはアンコールでも定番曲なのですが、それ以外の曲が「ハープ」「アルトサックス」という特殊楽器が必要だったり、メヌエットではフルート、ハープ、サックスのソロで曲が決まってしまうこともあり、以外とアマチュアオケでの実演に巡り会うことがなかったようです。呼んでいただけるのなら、Saxも吹きたかった、というのが本音ではあります。 編成の小さなオケですので、今回の演奏は楽譜に書き込まれた代奏譜面(ハープは弦楽器のPizz.へ、サックスは管楽器の各所に割り当て)で対応していました。
2曲目のベートーベン、久しぶりの演奏です。関西に戻ってきて(2006年)以来では初めての演奏になります。ベートーベンの中でも個人的に最も好きな曲に近いだけに、ようやく出会えた、という感じです。演奏は新版の譜面でしたが、オケのボウイングやアプローチは旧版を踏襲したものとかんじられましたので、コントラバスの演奏もそれに合わせて、昔ながらの演奏(特に2楽章)としてみました。どんなかんじだったでしょうか。 この「エロイカ」は、5弦領域の音がなかなか効果的に使われている曲なのですが、今回は5弦が一本もないため、エクステンダーが活躍する状態になりました。ただ音替えの時間が必要だったり、下げている間はE線音域はさすがに弾きずらいこともあり、2本でのエクステンダー対応は結構大変なことを実感しました。 アンコールは、今日演奏した中から、エロイカのコーダとファランドールをやりたい方、の挙手で決める、というユニークスタイルで、結局ファランドールをやることに。曲によって弓と椅子の高さが変わるので、個人的には大変です(笑)。 練習毎に「一期一会」と集合写真を撮り、たとえ演奏で失敗しても「すみません」と言ったら罰金百円。 良い音楽を追究するのも大事だけど、まずは楽しく、和やかに、というこのオケのモットーが現れたような演奏、演奏会でした。 今年の演奏活動がはじまりましたが、3月には娘らの受験も終わり、所属オケにも4月からは復団する予定で、本格的に演奏に力を入れていくことになると思います。 自オケ復帰なので、日曜本番に対しての土曜ゲネに出られないことが多くなりそうですが、そんな中でもお世話なるオケもあるかと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 過去の演奏経歴です。(282ステージ目) これで、関西復帰(2006年)以降での関西ベートーベン交響曲演奏コンプリートとなりました。 ・堤 俊作/富士フィルハーモニー管弦楽団(1996/07) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.29 18:18:30
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