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今日、といっても昨夜だが、新のび太の恐竜を見た。旧作も見ている僕にとってどうなるのか少し心配であったが、期待はいい意味で裏切られたと思う。ドラえもん映画シリーズのコンセプトのひとつである冒険、友情又は人間関係うんぬん、そして今回のメインののび太と恐竜ピー助の関係。今回の新作の方は、旧作を十二分に抑えつつ、その旧作になかった部分、あるいは埋もれていた部分、そしてすでにある部分全てを高い次元で全てをレベルアップした作品であり、これはもう新ドラえもんのオリジナル、といっても良いだろう。前半ののび太とピー助との生活、そしてお互いを思う気持ちをより濃く、これはすでにある部分をより強くしたという事、中盤の人間関係の葛藤、それを今ではすっかり定着した映画ではいい奴ジャイアン描写により、皆の決意を固め(旧作当時はおそらくジャイアンが映画でいい奴という描写あまりなかった)、より友情描写も前作より更に濃くしていたこれは旧作に少し埋もれていた、という部分だろう。悪役を旧作よりかなり「悪」、非情さを表現しているこれもすでにある部分を強調した、という事だろう。そしてなかった部分、旧作は終盤、タイムパトロールの助けを借り、最終的にピー助を元の場所に送り届けたのだが、今回それはなく、元の5人とピー助の1匹だけで最終目的地まで行った、という事だ、そしてこれを加えることにより、さきに話した友情部分をも強める事になる。そしてラストのピー助との別れのシーン、旧作を見たときは何度も泣いた所だ。しかし、今回は少し別れのシーンは、確かに感動ものだったが、割とサラっとしていた。そしてラストもラスト!ここで一気に離れていたと思われている旧作のベースに軌道を戻すように、最後ののび太が眠り、夢にピー助がピー助の彼女が出てくるシーンは、あえて原作のコミックを使用してた、これは…うむ…いい。新ドラえもんのファン層、そして僕ら旧ファン層の心をつかもうとし、見事に成功した、という事だろう。最も俺はドラえもんそのものが好きだから、そんな事関係ないのだが、ここで新ドラえもんに偏見をもっている奴らよ、ちょっと考えてもいいんじゃね?
そして余談だが、現代とドラえもんで結構ひっかかる部分、時代考証だ。コミックスでやかんコーダーなるものがでてきたが、22世紀にやかんて…。まぁこれはその時代のアイディア商品ということなのかも知れないが…。新ドラえもんののび太の部屋の感じは現代ッ子ぽい。 それでいい、ドラえもんは時代を越える。うまくやってくれ。次回作は新魔界大冒険だそうだが、これも好きな映画なだけに、期待度が高まる。しかしその次だ。その次はさすがにリメイクは使えないぞ…??(笑)それも無論楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月21日 07時42分27秒
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