吟行
あまりに下手で大きな声で言えないのだが...私には短歌という趣味がある。 で、短歌や俳句には「吟行」というものがあり、歌の題材を探しに名所・旧跡を訪ねて行ったりする。 私は埼玉に住んでいるので、短歌の会は埼玉支部というところになるのだが、 今回、この埼玉支部で東京は「国分寺」方面を散策する吟行が行われ参加してきた。 総勢、10名が西国分寺の駅に集まり出発!最初はタクシーでなんて話もあったが、歩きで...いや、みなさん50代から70代くらいなんだけどお元気だし健脚。とりあえず唯一の40代なのだけど、すでにこの時から「ああ、タクシー~」と音を上げていた。 私たちの大先生「宮柊二」の歌碑を見たり、万葉植物園を見たり...いや、歌人なんて好奇心の塊だから道端の花だって木だってなんだって歌の材料になるんですね。みんな立ち止まってはああでもないこうでもないとすぐに議論が始まる。 ときどき立ち止まってメモを取っている人がいて「ああ、歌ができたのかしら?」とうらやましくなり、なんにも浮ばず空ばっかり仰いでいる自分が情けなくなったり... しまいに歩けなくなって、お寺の階段に座り込んだり... 最後なんて駅のベンチでお仲間に席を譲られて、ズーズーしく座ってしまったり。 それでも、めったに会えない方々に会えてよかった。 たまにはこうしてそこそこ元気な姿を見せておかないと、歌ではやれ入院しただの動悸がするとか死にかけてるような歌ばかり詠んでいるので... 生存をアピールしないと(笑) 疲れて歌を詠むどころではないので、明日の朝、勝負をかけることにする。