瑠璃色の珠実

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• 2月メール歌会結果

  ２月メール歌会の結果がきた。今月も選んでくれたのは２名勧誘の電話切れずにいるわれに夫は受話器を取り上げて切る　３点★具体だけを詠って説明にならず、その場の状況・雰囲気が伝わってきます。（２点）★きっちりと述べた歌だが、ことにも「夫は受話器を取り上げて切る」の述べ方が臨場感もあっていい。（１点）ちなみに１点の方は奥村先生…ちょっとうれしかったりして。で、歌会のあとのコメントも今回は好意的…な感じ。とにかく打たれ弱い（？）私はすぐに凹むので…ま、それではいけないのだけれど。★若い人の声でマニュアルを見ながら一生懸命言っているのを聞くと切るのが悪いような気がする。夫婦の性格の違いが出ていて面白い。「われに」の「に」が気になった。★面白い一首、かろうじて説明を免れている。特に後者のほうは「辛口でいきますよ～」と宣言しながら批評している人なので、けちょんけちょんにされなくてほっとした。私がいかに優柔不断かということを詠みたかった歌なので、意味が伝わっていてよかった。

  2010年02月17日

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• 1月メール歌会結果（いまさらですが）

  もう、２月のメール歌会の結果が出ているのだが、１月の結果をＵＰしていなかったのでこちらを先に…１月は恒例の題詠「新年」年越しの麻雀する夫送り出し猫を抱えて除夜の鐘聞く　２点★年越しの麻雀というのがまずいい。そこに「猫を抱えて」除夜の鐘を聞くという面白い（言語的に）行為が加わって、一首を不思議に仕立てています。ただし道具立てが多すぎる嫌いがあるので１点にしました。★一人遊びに出かける夫を非難するでもなく寂しむでもなく達観しているように感じた。「年越しの麻雀」が気になった（年越し麻雀が一般的では？）２名の方に１点づつ入れてもらった。「達観」…というのは当たっているかも。社長に誘われての麻雀は毎年のことだし、大晦日は私も１５人ほどの従業員さんのためのお雑煮や煮物作りで忙しく、のんびり紅白を見る…という感じでもないのでだんなはいないほうが良かったりして。で、ここからは歌会の結果発表の後のコメント★歌の要素が多すぎる。やや説明調も気になる。★事実を述べた素直な歌だと思いますが、インパクトが足りないような・・・。歌の要素が多すぎるというのは確かにある。詰め込みすぎているとは自分でも思ったのだけど。しかし、いつになったらだんなと二人で年越し蕎麦を食べながらのんびり紅白を見るときが来るのだろうか…

  2010年02月11日

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• コスモス2月号非掲載短歌

  雑木林切り開かれて家建てば虫の声せず静かな秋よ看護師の激務癒すか五本指ソックス愛用する人多し傘持たず雨中に飛び出す私を夫の差し出す傘が覆う名も知らぬ介護士という若者とネットで会話弾むよ今宵は真夜中に口笛吹いて歩く人野良猫さえも怯えて逃げる更新が遅れに遅れているが、２月号に載らなかった歌たち。１首目は…夏に詠んだ歌で「虫」は「蝉」、「静かな秋」は「静かな夏」だったのだが…蝉と夏の方がインパクトが強かった？２首目…最近の看護師さんは男子も女子もこの五本指ソックスをはいている人が多い。それにクロックスのサンダルというのが流行りらしい。中には５本の指全部の色が違うソックスなどあって楽しい。３首目は自分では結構気に入っていた歌。私は昔から傘が嫌いで、ちょっとくらいの雨なら傘なしで歩いている（ただし、体も弱かった私はそれですぐに熱を出すのだが）。だんなは髪が薄くなってから神経質なくらい、雨を嫌がって必ず傘を差す。そんな私とだんなの様子を詠んでみた。４首目。私はmixiをやっているのだが、そこには「メッセージ」というコーナーがあり、このブログの書き込みのように見ず知らずの相手とも交流できる。メッセージか書き込まれると携帯に通知が来るのでタイムリーにメッセージのやり取りを楽しめる。ある晩「暇なんでお話しませんか？」というメッセージが来て、好奇心の強い私はちょっとだけこの介護士という若者とやりとりした。一晩だけの会話だったけど面白かった。マイミクというお友達に誘わなかったのは彼の趣味と私の趣味がかけ離れていたから…彼も誘わなかったのは同じ理由だと思う。ネットというのはほんとうに不思議な世界。５首目。野良猫に餌をやっている私とだんな。真夜中にあげに行くことも多いのだけど…うちの前は夜中でも人通りが多い。昔、「夜中に口笛を吹くと蛇が出る」といい聞かされていた私。なのでこの口笛を吹いて歩いてきた人にはちょっとぎょっとした。猫もおののいていたし。真夜中の口笛は不吉…だと思う。ということで、特選だった２月。載らなかった歌にも愛着があるんだけど、仕方ない。そろそろ次の締め切りが迫ってきた。がんばろう！

  2010年02月02日

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  つるし飾り

   大事な短歌に力を入れず…昨年の12月からずーっとこんなものを作っていた。千葉県の勝浦市に住む父に、このつるし飾りをプレゼントいたことがあったのだがとても気に入ったらしく、さらには勝浦の恒例行事に「ビッグひな祭り」というものがあるのだが、去年は市議さんのおうちに貸し出して飾ってもらったほど。で、そんな父に乗せられて、今年はひな祭りにあわせ父の同級生のお米屋さんで売ってもらうことにした。話はずいぶん前にまとまっていたのだが、なかなかエンジンがかからない私…いよいよ間に合わないという時期になって慌てて作りはじめた。つくりはじめれば次々とアイデアが浮かんで…どんどん数が増え、とうとう5個に。熱が入れば午前4時まで作ったりしていたもの。気に入ってくれる人がいるといいのだけど。

  2010年01月27日

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• コスモス2月号掲載短歌

  今月は５首の特選…うれしい！しかし、選者の先生を存じ上げているので、少々複雑。とはいえ長く短歌を続けていれば選者の先生方ともお知り合いになるのだろうし、いちいちそんなことを先生方も気にしてはいないということはわかるのだけど。こんなことを思うのは自信のなさの表れかもしれない…ということでゴキブリが子猫に遊ばれもがく様見れば哀れで眼を背けたし透析歴３５年の「さっちゃん」よあなたのようにわれも生きたしわれ作るブローチ吟味する人にわが身裸にむかれる思いすワクチンはまだかが挨拶代りなり透析受けるわれらの会話秋風が冷たくなればサンダルを仕舞いペディキュア爪より落とす一首目　ゴキブリも→ゴキブリが二首目　私も→われも四首目　あいさつ→挨拶二首目は、なんで自分でも「私」にしたのか…字余りになるのに。こういうところが推敲不足なのだろう。挨拶もなぜ平仮名にしたのか…平仮名にするとバランスが悪いのに。反省ばっかり。一首目のゴキブリは結局、食べられてしまった。これは野良猫の歌なのだが、我が家の家猫はそんなことをしない。だからそれも驚きだった。これも歌にしたいのだけど。二月号が届いてから、この特選に酔っています（笑）

  2010年01月23日

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• コスモス1月号掲載短歌＆非掲載短歌

  Ｏ先生賞に浮かれて、１月号の作品をＵＰしていなかった。結果は３首…世の中甘くはない。************************************************漁師歌に合わせて右へ左へと酔人かつぐ神輿は揺れるかつぐのは体つらいと従兄弟たちビール片手に神輿の後追う肘をつき無言でシチューすする父その老い姿に胸を突かれるふるさとの田舎暮らしを選ぶ父日に焼けた肌皺深き顔リハビリは厳しきものと覚悟して行けば心地のよきものばかり台風の爪痕残る街角に金木犀の香微かにたゆたう報道の台風予報にあおられて自転車ゴミ箱柱にくくる台風に備える夜は私も夫もなぜかハイテンションなり子を産めぬわれを責めるかのごとく子育て支援の支給が決まる雨蛙鳴く声恋しもうもうと牛蛙鳴く声ばかりなり************************************************青色で書かれたものが掲載短歌。最初の４首は９月に千葉の勝浦に行った時のもの。勝浦で暮らす父の所へ行ったのだが、父とだんながゴルフをしている間、私は「大漁まつり」というお祭りを見に行ってきた。従兄たちに連れられて行ったのだが、もう従兄弟たちも４０代半ば。勝浦の神輿はどちらかといえば酔っ払った漁師たちがゆらりゆらりとかつぐのだが、それでも肩が痛いだの足がもつれるだのといって、後をついて歩くだけ思わず、年をとったなぁ…と思ってしまった。それは父にも言えることで、もともと歯が弱くてすでに総入れ歯の父が食べにくそうにビーフシチューをすすっている姿にがく然とした。父は現役時代はバリバリの営業マンで、業界２位といわれる広告代理店でつねにオーダーメードの背広を着て、家にも帰らず仕事一筋。それが今では防水ジャンバーに長靴…まあ、本人は楽しそうなのだが。台風の３首は被害も出たが、ニュースや新聞であおられてあおられて、伊勢湾台風並みなどと言われた割にはそうでもなかった台風のとき。最近、こういう肩すかしの台風が多い気がする。子育て支援の歌は自分ではあまり気に入っていなかったのに採ってもらった一首。採ってもらって（自分で詠んでおいて）文句もないのだが、あまりにありきたりでどうかと思ったのだけど。で、実はすでにコスモス２月号が手元にある。今回は特選！まあ、山あり谷ありといったところ。こちらも早くＵＰしなくては。

  2010年01月19日

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• コスモス埼玉55周年記念号出版記念会

  いつも透析日と重なって参加できない、埼玉の歌会なのだが…今日は歌会の後、コスモス埼玉55周年記念号の出版を記念した会が開かれるというので、それなら透析を午前中に変更すれば参加できそうなので行ってきた。私と同じく出版記念会のみ参加するというひとと会場の前で会ったので一緒に入室。すぐに前回参加した時も声をかけていただいたＴさんとＪさんに「おいでおいで」をされて二人の間に…今回はまず埼玉の支部長の挨拶のあと乾杯、そしてひとりひとりの自己紹介というかスピーチする時間があった。私はなんと2番目！まあ、1番でなかったからよかったものの…私は例の祖父の存在のために、昔から短歌を詠んでいたように思われていそうなのでここで訂正を…ということで短歌をはじめたのが10年前、その前はまったく短歌に関心がなかったことを強調してきた。スピーチが済むと、コスモス埼玉55周年記念号に載せた各自の歌を顧問のＴ先生が批評し次の人へ…という流れだったのだが…とにかくＴ先生というのは難解な比喩が嫌い、それとたとえば「全身湯に浸かる」と詠むと「全身なら頭までになるだろう。それは違うんじゃないか…」という方。まあ、とにかく歌会でもそういうことでけちょんけちょんに言われるのだが。私の歌はどちらかといえば単純明快なので先生的にはお気に召したらしく、酷評されず「なかなかいい」という評価をいただいた。よかった。最後にＴ先生がその記念号すべてを総括した感想を述べて終わったのだが、当初2時間の予定が終わってみたらほぼ4時間…他の人はその前に歌会もあったのだから…すごい体力勝負。しかもみなさん、50代から80代…ほんとにお元気。宮英子先生も90歳を過ぎてなおお元気だし、歌詠みは元気で長生きなのかも。私もあやかりたいとつくづく思った。

  2010年01月16日

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  キルト展

  こちらは三浦（山口）百恵さんの作品であふれた「私の部屋」こちらは大賞の「Fly me to the moon」今日は東京ドームまで「キルト展」を見に行ってきた。しかし…どこからこれだけの「おばさん」がわいてきたのかとびっくりするくらいの人出。ドームの水道橋の入口からほぼ半周、丸ノ内線側まで列が…入るだけでぐったり。中に入ってもおばさんパワーはすごく、物販コーナでは私たちの趣味の古布系こそマニアックであまり人はいないが（それでも足は踏まれた）パッチワーク系は歩くのも大変な混み具合だった。とにかくろくに作品も見ずに買いあさった私たちだが…大賞作品と山口百恵さんの作品だけはしっかり見てきた。それでもいくつか見た作品に目の保養をさせてもらった。アイデアも少し盗んでこれたかな。

  2010年01月15日

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• 山梨へ

  私たち「山ぶどう」グループが入賞を果たした「はぎれアート展」主催の山梨県郡内地域産業振興センターでの展示は今日まで。なので、寒い寒い山梨まで行ってきた。先生をはじめ4名展示場では、私たちの作品は映えるようにと黒い衝立を後ろに立ててもらって、とても素敵に展示されていてよかった（ちなみに写真の一番奥がそう）作品の前で記念撮影をしていると見に来ていた人に「これを作られたのですか？」と声をかけられたりして、ちょっと得意になったりして…他の作品もなかなかで特に大賞の作品は素晴らしかった。写真の左端の真ん中くらいにあるオブジェがそう。さて、アイディアだけはいただいてきたので、これで今年も応募ができるといいね…という話になった…また頑張らないと。

  2010年01月11日

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• ごあいさつ

  今年も残すところあと３０分ほど。私は毎年恒例、従業員用のお雑煮や煮物作りに追われています。これを午前４時に出せば業務終了です。今年はあまり（というかほとんど）更新しなかったこのブログにお付き合いいただいてありがとうございました。１２月に入っていいことがありましたが、全般的にはまだまだ短歌の道は険しいなぁ…と感じております。来年も一層努力していくつもりです。ブログももう少し更新で来たらいいな…と思っております。こんな私ですがどうかこれからもよろしくお願いいたします。それではみなさま、よいお年をお迎えください。

  2009年12月31日

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• O先生賞作品　その3

  最後の１０首です。*****************************************************ドナーなど現れないと思いつつ夜毎携帯枕元に置くあらがわず死を待てという人のいて移植を待つは罪深きこと機械にて生き永らえる術あれどやはり受けたし腎臓移植を移植法改正さえも喜べず改悪と叫ぶ人たちがいて己が身に病の手伸びたその時も移植反対するのか問いたし世の中の本音が知りたし移植法改正の夜はネットを探る人工の透析に生くわれならば心肺の移植待つ人思う亡き母と同じ病の道行けば母の強さ改めて知るわれもまた病の身ゆえ心ゆくに看取りもせずに母を逝かしぬ透析を一度もつらいと言わぬまま母は六十二歳にて逝く*******************************************************後半５首がまったく採られていないのがちょっと気になる。母のことは詠まない方がよかったのか？選者の方から口語派なのに無理やり文語にしている…との指摘があったのだけど、実は２首は祖父が生きているころに作ったもので、祖父に添削してもらったものだからかもしれない。それと短歌講座で添削してもらったものとか…この移植に関連する歌を詠んでいるときに、移植を否定するような歌に何首か出会ってしまった。コスモスの中でもそういった方が何人かいらっしゃるくらいだ、世間にはいったいどれくらいの人が移植に否定的な考えを持っているのだろう…選者の方には「罪深きこと」が言いすぎだと指摘されたけど、生体腎移植のドナーとなる人がいない場合は移植＝人の死ということ…だから願うわけではないけれど、やはり移植を待つというのは罪深いことのように思うのだけど。ということで全３０首、ＵＰしてみました。皆様の批評がとてもありがたいです。どうかよろしくお願いします。

  2009年12月22日

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• O先生賞作品　その2

  昨日に続いて次の10首です。*******************************************************ペディキュアに気づいてほしくて布団より足出し今日は透析受ける透析中「細菌感染」なる本を読めば看護師みな足止める寿司ならば「いか」「たこ」が良しと透析の入口の壁に写真貼られて果物の制限にも慣れ夫食べるメロンのおこぼれ一口いただく麻痺残る息子を抱え透析に連れ来る人よ笑みを絶やさず杖の人　今日は車いすとなり透析治療の過酷さ日々見るロッカーの名札外されまた一人透析仲間の姿が消えぬ引きこもれば病にじわじわおかされる気がして今日もハンドル握る手も足も固定されいてオペ中の騒ぎも傍観するほかはなし一晩を同じ病室で過ごしたる人の死はわれに伝えられざり*********************************************************とりあげてもらえなかったけれど、「麻痺残る～」の患者さんは20代の男性いつもお母さんとお父さんが付き添ってくる脳梗塞の後遺症で体全体が麻痺状態…しかしこの彼は、お父さんに付き添ってはもらうものの、発作を起こす前の学生時代の仲間の飲み会にも参加したり、リハビリもがんばっている。とても前向きな患者さん。もう一つの「杖の人～」の患者さんは残念ながら亡くなってしまった…50代だったのだけど。透析をしていなけば出会えないいろいろなことがある。元気が一番だけど、私はこの人生も悪くはないと思っている。

  2009年12月20日

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• O先生賞作品　その1

  コスモス「Ｏ先生賞」次点の作品をＵＰします。3回にわけて10首づつということで…どうやら連作は作品の並びや時系列にも気を使わなくてはならないようなので、応募した並びのままＵＰします。赤字がコスモス誌に掲載されたものです。******************************************************「罪深きこと」透析の針を刺す技師ふんわりとたばこの香り漂わせており新人の技師の子ならば針刺しの多少の痛み口には出さず透析の二か所の穿刺三カ所や四カ所にもなる耐えるしかなし週三度刺す透析の針跡は太く育ちて脈々波打つ心臓は胡坐をかくごと肥大してレントゲンにくっきり写る血圧が戻らず居残る私を見守る技師らの視線は優し五十七床空のベッドとわれのため透析室の灯りは灯る透析の五十八床どこからも見えるようにと時計はかけられ透析の機械につながれ震度五の地震起きれば静かに目瞑る院長は回診のたびわれの膝軽く叩いて次へと移る*******************************************************ちなみに掲載はされなかったけれど「透析の五十八床～」の歌は選者の方に取り上げてもらっています。みなさまの厳しい批評をお待ちしております。

  2009年12月19日

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• なんと次点！

  コスモス1月号が届いた。ありがとうございます…なんとＯ先生賞で時点に選ばれている。しかも「Ｏ先生賞」受賞者２名につぐ得点！（とはいえその差はかなりあるが）得点欄を下から見ていって「ああ、だめだったか…」と落胆しかけた時に自分の名前を発見！もう、小躍りしかけたくらい。しかし隣にいただんなに見せたらまったくの無関心。目もくれない。仕方ないから一人でにやにやしたのだが…いずれここにもＵＰする予定だけど、３０首連作で題は「罪深きこと」（選者の方にこの題はちょっと…と言われていたが）、透析の日々を詠んだもの。正直なところ、もうこれ以上の作品はできないんじゃないかと自分では思うくらいの力作だったので…素直にうれしい。なによりうれしかったのは選者の方々に「透析を嘆くだけではない」「若さで跳ね返している」と私のこの一連の歌に対する思いをきちんと理解してもらえたことかもしれない（ただし「若さ」というのは？だが）祖父が生きていたら、きっと誰よりこのことを喜んでくれたに違いない。近いうちにお墓に報告に行かなくては。

  2009年12月16日

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• 12月メール歌会結果

  苦心して咲かせし青薔薇特許なき故なるという隣国で咲く ０点しばらく更新をさぼってしまった。で、早速だがメール歌会の結果が先ほど出たので…はい、今回も０点。もしかして私がこの歌会で一番成績が悪かったりして。打ちのめされている。いいわけにもならないけど、この歌は一度短歌講座で添削してもらっているのに…元歌は苦心して咲かせし青薔薇特許なくすぐに隣の大国で咲くだったのだ。短歌講座では歌の背景を書く欄もあってそこには「青い色のバラは作ることがむずかしく、交配を重ね作りだしても特許などないためすぐに中国に技術を盗まれ真似されてしまうそうです」とした。歌会のあとに「咲かせし青薔薇隣国で咲く」でよいのだろうか。（咲かせた花がまた咲く？）三句・四句が分かりにくいし説明になっている。というコメントをいただいたが…短歌講座では歌の背景があるからある程度読み取ってもらえるが、歌会では（というかそもそもどんな短歌でも）そういったことはないので、やはりそれは練って練って練らなくちゃならないんだろう。私がこの歌で言いたかったのはお隣の大国のずるさ…のようなものだったのだけど。ちっともうまく伝わってない…反省（このごろこればかりだ）なんだか自信喪失…

  2009年12月10日

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• コスモス12月号非掲載短歌

  ふがいなき負けを惜しむ巨人ファンわれら追い越す虎縞の群れ外猫の零す五粒の餌すべて一夜で蟻に食われ消えゆく猫でさえ耳掃除すれば恍惚の表情浮かべわれに身委ねるふらつきは発作ではなく老化だと医師言うわれにはそれも酷なりネット上仮想空間農園で育てるかぼちゃは今収穫時脳死という死を認めぬとの歌にあい胸の苦し移植待つこと12月号で採られなかった歌たちです。一首目は…今年に入ってにわか熱狂的ファンとなった巨人の試合後のこと。それまでも野球といえば巨人だったのだが、実際に試合を見に行くとさらに熱が入るもの。やはり熱狂的なファンだった母を亡くしてから、球場から足が遠のいていたのだが…二首目と三首目は毎度おなじみの猫の歌。この春産まれた子猫たちが食べ残した餌に群がる蟻たち…その勢いには恐ろしいものがある。従業員とバーベキュー大会をした時に、そうめんをゆでて食べたのだが、そのとき落ちたそうめんでさえあっという間になくなってしまった。恐るべし、蟻たち。四首目は読んでそのまま…しかしなんだが詰め込みすぎでぎゅうぎゅうな感じの歌になってしまった。反省。六首目…実はこの歌の元になった歌のほかにも、息子さんが脳死状態になったときに臓器提供をしないかと言われ苦しんだ歌とか、脳死下での臓器提供には反対…という方の歌は結構ある。そういう歌を目にすると、腎臓移植（腎臓は脳死でなく死後でもいいのだが）の登録をしている私は胸がしめつけられるような気持になるのだ。人の死と引きかえにある腎移植願う心に鬼の住むなり前にこんな歌も詠んだことがある。ただ、心臓や肺のように脳死下でしか移植を受けられない人のことを考えると…なんだか重苦しい気分にさせてしまったかもしれないが、これが今月の非掲載の六首でした。

  2009年11月24日

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• コスモス12月号掲載短歌

  もう、２月号の締め切り。この頃、一日一日が早い。少し、のんびり生きたいと思うのだが…ということで１２月号の発表。先月、特選で大喜びしていたが、今月は４首。カビ屋敷などど揶揄はするけれど思い出つまるふるさとの家母の残せし昭和四十二年度の日記十二月に「珠実」の字あふれ草花を愛した母の亡き後も花咲き草は庭埋めつくす喧嘩して家飛び出したわれを癒す百円均一ショップの小物「母残す」→「母の残せし」「家を飛び出すわれ」→「家飛び出したわれを」と添削が入っていました。母が亡くなって６年。七回忌を前に無人となり居間などカビが生えていたのを、業者に頼んで掃除してもらい、廃墟のように見えていた庭にも庭師さんに入ってもらった。その時に、少々荷物の整理などしたら母の日記が出てきた。年がばれるが、私は昭和４２年１２月３日生まれ。１２月１日まで書かれた日記は７日から再開されていた。そのときすでに「珠実」とあったので生まれてすぐに名前が決まったようだった。私の名前…本当は「ふゆみ」というのも候補にあったらしい。宮柊二先生に心酔していた祖父は先生のお子さんの名前と冬生まれということでこの名前にしたかったらしいのだが…祖母がそこまでするのはどうかと反対したとかで、このブログのＴＯＰにもあるように、先生の歌からとった「珠実」になったという話…そういういきさつはともかく、祖父はそのあとしっかり宮先生に「先生のお歌から名前をいただきました」という年賀状を先生に送ったらしく、祖父が亡くなった後、宮英子先生から「記念に」とその年賀状を私に送ってもらった。私の名前はそういうことでつけられたらしい…まったく祖父らしいというかなんというか。今回はこの２首目が一番思い入れが強かったので採ってもらってよかった。母が亡くなって６年…まだまだ母の思い出はたくさんあって、いくつか歌になりそう。しかし、存命している父のエピソードはあまり浮かんでこない。愛情薄い人だからなぁ。母もそういう点では母親らしくない人だったけど…子供みたいな人だったので…来月は３０首連作で応募した「Ｏ先生賞」の発表…せめて、審査の対象くらいにはされていてほしいが…はたして？？？

  2009年11月18日

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  コサージュ３点

  以前、友達の娘さんの成人式用に作った髪飾り。これは趣味の分野でいうとフラワーアレンジの方に入るのだが、ついつい出来を自慢したくて古布小物の方の教室「山ぶどう」へも見せにいったのだ。そうしたら、立て続けに作品の協力を依頼されて、作品の数が足りないという先生に「協力してほしい」と頼まれた。一部分に古布も使われているし、着物に合う…ということで「山ぶどう」として出品しても違和感がない…ということらしい。そこで作ったのがこの３つ。同じように見えるが、微妙に違う。この世界の人たちはなぜかオリジナルにこだわって、まったく同じ布で作られた大量生産のものを嫌う。なのでこうして少しでも違っていると満足するようで…これは髪飾りではなく、コサージュとして使っていただくよう、コサージュピンも付けた。予定としては茨城県の竜ヶ崎（実家の近くで親近感がある）か埼玉県の岩槻市の方で売られるはず。お客さんに気に入っていただけるといいのだが…

  2009年11月17日

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• いまごろ１０月メール歌会結果その後

  もう11月のメール歌会の結果も出ているのだけど…０点にすっかりやる気をなくしていた私。その後のみなさんのコメントをＵＰもせずにいた。なのでいまさらながらではあるけれど、みなさんからいただいたコメントを載せておくことにする。姪のためブーケ作りに思い出があふれ夏の陽は暮れてゆく　０点★作者の優しい気持ちはわかるのですが「ブーケ作りに思い出が」というあたりの言い方がわかりにくいかと思いました。姪御さんは、結婚されるのでしょうか。姪のためブーケを作る夏の夕幼きころの姪思いつつなどとするとどうでしょう。（Ｋ）★上の句の表現、四句の字足らずが気になった。（原作をあまり変えずに）自分なら...姪のためブーケ作れば思い出があふれて夏の陽も傾きぬ（Ｍ）★四句目の韻律はどうなっているのか。再考を請いたい。一例姪がためブーケつくりし思ひ出のあふれつつ夏の日は暮れてゆく（Ｉ）みなさんの「一例」ほんとうにためになる。やはり字足らず…というのは歌全体を壊すものだ…と改めて思った。もう結果が出ている11月のメール歌会も実は字足らずで皆さんから批評をいただいているのだ。なんにしても推敲不足…反省しなくては。

  2009年11月15日

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• 人形市（最終日）

  今日はやはり雨。朝一番で人形町へ店番に行く予定が、お仲間たちが私の体を心配して遅くでいいというので１１時半ごろお店へ…やはりというかとにかくお客さんがいない。暇なのでお仲間二人と１２時半から販売されるという、鯛焼きの「柳屋」さんに並ぶことに…この雨の中やはり並んでいたが３０分ほどで鯛焼きを手に入れる。おやつに食べてみたが、モチモチした皮がおいしい！あんこもたっぷり！で、今回は自分の作品が目の前で売れるのを見たい！と思っていたのだが、この雨でお客さんもいなくて、今回はあきらめなくちゃならないかなぁ…と思っていた。私のいなかった昨日は、２０代の若い男の子が彼女と見にきて、かわいいものが好きだというお母さんに私の作った花模様のバッグを買ってくれたそうで…ちょっといまどきの若者がそうやってお母さんのために…と買う姿がとてもほほえましかったそうで。まあ、私はその話を聞いただけでとてもうれしくなったのだが…今日はお客もいないし、早々に店じまいをしていた時に…一度は通りすぎていったお客さんが戻ってきてくれて、なんと私の「裂織りのブローチ」を２個も買ってくれたのだ。２個でも１０００円という、安いものだったけど、とにかく目の前で品物がお嫁入り（売れる）ところを見れた。これはなんともうれしい雨の中一日立っていた疲れが吹き飛んだ感じ。うーん、やはりこれがあるから手作りはやめられないのかも。とにかく３日間。無事に終了してほんとうによかった。

  2009年11月11日

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  人形市初日

  いよいよ初日を迎えた「人形市」私たち「山ぶどう」はこんな感じのテントで営業。先生が「テントが広いからたくさん持って行かなきゃ」というので、みんな作品をガンガン作ったおかげで、なんだかごちゃごちゃしたおもちゃ箱みたいな感じになってしまった。まあ、これはこれで宝探し感覚でお気に入りの一品を見つけてもらえるかな…今日、私は12時近くまでいた。だけど自分の作ったものが売れるのを見ることはできなかった…私にとってそれは最高の喜びなんだけど。まあ、店番はあと一日、11日もあるのでその日に期待しよう。で、今日一番うれしかった出来事は、この拙いブログが縁でお知り合いになれた、コスモスの大先輩norikoさんにお会いできたこと。ブログとメールだけで直接、お会いすることはなかったのだけど（何しろnorikoさんはカナダ在住なので）、今日は私たちのお店まで訪ねてきてくださった。とてもお上品な方で、お歳から私の亡くなった母と重ねて見ていたのだが、ガサツな母とは大違い！だった。ほんとうにうれしかった。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。さあ、あと一日！がんばろう！

  2009年11月09日

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• 人形市（告知）

  今日はいつものお教室「山ぶどう」へとはいえ、最近は小物も裂織りもまったく手つかず。イベントにかかりっきり。おかげさまで大騒ぎした「はぎれアートコンテスト」は入賞。ただ、賞金30万円の大賞ではなかったようで…それでも応募総数100点あまりの中から選ばれたんだからまあ、よしとしなくてはならないかも。で、お次が人形市。これは11月9日から11日まで日本橋人形町で行われるもの。今年で参加は3回目だが、いままで一つのブースを別な方たちと共同で出店していたのに今回は「山ぶどう」単独。なので品物も多く作らなくてはならなくて下準備が大変。また、よせばいいのに車を出すと言ってしまったものだから、先生もあれこれ積み荷を増やすこと増やすこと（先生はうちのアルファードをトラックのように扱っている）。あんなに並べられるのだろうか…不安。ということで人形市の詳細は◎人形町商店街協同組合http://www.ningyocho.or.jp/ちなみに私は9日の開店から約1時間と11日は1日中いる予定です。写真のような小物を出品してます。テントの場所は地下鉄Ａ1出口近くマクドナルドの前です。興味のある方はぜひ、お越し下さい。「山ぶどう」では古布で作った小物・バック・洋服を販売しますが、他のブースでも人形にちなんださまざまなものが売られる予定…にぎやかです！

  2009年11月06日

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• 素敵な結婚式

  25日は姪っ子の結婚式だった。身内の少ない私…姪甥と呼べるのは彼女だけで…なので外野でありながら気合いが入って、プリザーブドフラワーのブーケとブートニアと花冠を作った。以前にも写真はＵＰしているがケースに入っていたものだったのでわかりにくかったかも。実際はこんな感じ。小柄でかわいらしい彼女のに似合っているのではないだろうか？（自画自賛）一年間かけて準備したというだけあって手づくり感あふれる素敵な結婚式だった。感動して…少々涙ぐんでしまったくらいだ。やはり、結婚式はいい！しかし、昨日の髪飾りといい作っているとほんとうに楽しい。実はこのプリザーブドフラワーは最近人気。お花のメーカーさんが主催する講師の養成講座とかもある（そこを終了すると花材が半額で仕入れられたりするらしい）。私があと10歳若かったら…そして、透析も難聴もなければ…こういう道もあったんだなぁ…と思ったりする。もう、遅いけど（涙）

  2009年10月29日

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• 成人式用髪飾り

  お友達のお嬢さんが成人式。最近は事前に記念写真を撮るのだとかで、11月14日にもう写真を撮るそうで…七五三かと思ったくらい早い（笑）髪飾りも買うと馬鹿にならないということで、他の友達から借りたりしていたようなんだけど…今度、成人式だという友達のお嬢さんは超未熟児で生まれたものだから今でも幼くて小さい。で、髪飾りの持ち主の友達の子は大きくていまどきの女の子…どうもそのイメージがあって気に入らなかったようで…じゃあ、ちょっとこんな感じはどうだろうかと以前に作ったコサージュの写真を見せたら「作って、作って」ということになった。赤系がいいというので、赤いピンポンマムを中心に作ってみたのだが…どうもおばさん感覚で大胆な赤を使えなかったところが悲しい…地味かなぁ。

  2009年10月28日

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• コスモス11月号非掲載短歌

  空港の丘の上なるＮＡＧＡＳＡＫＩの文字二十年変わらずにあり何万か数えきれぬ折り鶴が平和を祈る長崎の街新しき家並みと古き家々と普賢の噴火運命を分け二十年前は制覇す雲仙の地獄巡りも足が動かず現存のするはずもなき武家屋敷夫は嘆くその新しさを11月号に掲載されなかった方の５首。すべて旅行先の長崎や島原の歌。今回は送った詠草のうち９首までが旅行詠だった。選ばれなった方の１首目と２首目と４首目は自分でもあまり気に入って（！）いなかったもの。それこそ「だからどうした」と言われそうな歌なので…３首目は自分では気にっていたのだが、噴火で新しくなった家のことは掲載された方で採られているので同じ題材の新鮮味がなかったかも知れない。５首目は…そもそも武家屋敷などというものはお寺やお堂と違って、特別な技術を使ったり手入れもされていないのだから、そうそう何百年も持つものではないはず。だから今こうして武家屋敷として展示されているものは復元だったり修復に修復を重ね元の形などないはず…それがわかっていながら夫は「やはり新しいよなぁ」と嘆く。そのことがちょっとおかしくて詠んだ歌なのだが…ちょっと意味が読み取れなかったのかもしれない。やはり旅行詠というのは難しい…

  2009年10月19日

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• コスモス11月号掲載短歌

  今月は、結果掲載が早い（でしょ？）。なぜなら５首掲載の特選だったから。「その一」というクラスになって１年半。すっかり特選とは縁がなくなっていたので久々の５首はうれしい。それと…「その一」も全国で９圏にわかれていて９人の選者の方が担当している。私は東部の２圏なのだがそこの一番最初に載せてもらっている。これももしかしたらだがいいことなのかもしれない。とにかくうれしくて浮かれている。爆心地氷菓に群れる人たちよ長崎の夏暑く過ぎゆく復興は果たせど廃業するホテル数多くあり雲仙温泉土石流の埋めし土地に復興の印新築の家建ち並ぶここもまた廃墟となるかクローズの店ばかりなりハウステンボス病ゆえ汗かかぬ体持て余し網戸の外の三日月見上ぐ「土石流埋めつくし地に」→「土石流の埋めし土地に」「見上げる」→「見上ぐ」と添削が入っていました。四首目までは夏休みの旅行詠一首目は長崎の、ここが爆心地というところでも氷菓（私は食べなかったがたぶんアイスクリームだと思う）が売られていて、それを買おうと人が並んでいたところを詠んだもの。「水が欲しい」と油の浮く水をゴクゴク飲んだ被爆者の人たちがいた場所で、なんて平和なんだろう…と思った。二首目と三首目は雲仙温泉と普賢岳周辺のこと。すっかり噴火の傷痕はないものの新しい家や雲仙温泉の廃墟となったホテルがやはりここでの災害を物語っていたことを詠んだもの。四首目はハウステンボスのこと。私は２０年前にオランダ村に行っているのだが今はもう跡形もない。ハウステンボスもあんなに人が入っていたのに、今や土産物屋はシャッター通りとなっていて、ここもいつかはオランダ村のようになってしまうような気がした。五首目は、お得意の（？）透析患者としての歌。飲めない、汗もかかない…とは何度も歌にしているがこれはその中でも網戸とか三日月がまあまあ雰囲気をかもしだしているのではないだろうか（自画自賛）。ということで、やっとの特選。これでそろそろ締め切りが迫っている１月号の詠草にも力が入りそう。がんばらなくては。

  2009年10月16日

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  １次選考通過

  9月10日の日記に書いたが、山梨県の「はぎれアートコンテスト」私と先生とＫさんの合作である下の写真…無事に一次審査（写真選考）を通過した。 なかなか連絡も来ないし、かなり大きな作品（横幅2メートルはある）なので宅急便で送るわけにもいかず、自分たちで搬入しなくてはならないこともあって、正直「落ちていてもいいかなぁ」と思いはじめていたのだが、やはり通過すればうれしい。しかし、写真選考でどれだけ作品の良さが伝わるのだろうか？というのもお仲間が作ったもうひとつの作品「花火」（上の写真）は写真選考で落ちてしまったのだ。こちらは地元、山梨のはぎれもところどころに使われていて、かなりきらびやかな感じに仕上がっているのに…こうなったら私たちの作品で大賞（賞金３０万円）を取って、みんなで温泉旅行に行くしかないかも。

  2009年10月14日

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• 10月メール歌会結果

  姪のためブーケ作りに思い出があふれ夏の陽は暮れてゆく　０点10月のメール歌会…残念ながら0点でした…性格の悪い私、他にも0点の人がいれば「ま、いいか」と思うのですが、今回は本当に私一人だけ。これってけっこうショックです。とはいえ、何となくこの歌に気が入っていなかったのも事実でして。当り前の結果かもしれません。でも、やっぱりくやしいなぁ。

  2009年10月11日

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• 猫のブローチ

  これとは少し目とかの形が違うのだけど、某所で見た「猫のブローチ」買って真似しようとしたらお仲間に「あんた買うのもったいないから、こっそり写真を撮ればいいじゃない」と言われこそこそと写真を撮ってきたものを真似してみた（よくないことだけど、けっこうみなさん同じことをしている）。だけど、どうも美的センスにかけるのか、見てきたものは「キモかわいい」感があったのに私のは「キモい」だけ。同じものを9個も作っているうちになんだか気持が悪くなってきた。11月の人形市で売るつもりが…というか売っても買う人がいないか。

  2009年09月30日

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• ９月メール歌会　その後

  ９月のメール歌会の私の提出歌泥池の淵にカメたち重なりて思い思いに甲羅干しするに歌会終了後にいただいたコメント…この歌会のまとめ役で、コスモスの若き期待の星　Ｉさんから思い思い、について、この主観表現をあらためて、なにか客観的な把握はできないか。例えばだが泥池の淵に重なる亀たちの各々の甲羅日に乾きつつとか・・あくまで一例ですが。主観表現ではよくないのかしら…などど思うのだけど、さすがＩさんきちんとまとまった歌になっていると感心するばかり。私の歌って何となく推敲不足というか練られていないですよね（涙）

  2009年09月27日

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• 楽しい試み「ゴニン　デ　イッシュ」

  私のメール歌会の師匠さまよりメーリングリストで流れてきた情報。短歌界、若手の石川美南さんがはじめた「ゴニン　デ　イッシュ」（５人で一首）その名の通り一首をそれぞれ五人が読み解くというもの。それぞれの解釈があって面白いのでは…という考え。これこそネットを使った新しい試みではないかと…第２回に師匠が鑑賞文を書いているので知ったこの企画…６回続くというので楽しみ。みなさんも読んでみてはいかがでしょうか？「ゴニン　デ　イッシュ」http://tanka.yaginoki.com/

  2009年09月25日

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• コスモス10月号非掲載短歌

  私の病に関心なき夫も付き添いて来るガンだと言えばマイケルよりファラフォーセットの死を嘆く夫は団塊世代の終わりお互いのメール相手は気になれど口には出さずキー打ち続ける酔うためのビール　酔えぬアルコールゼロの存在価値などあるかアルコールなければ苦き炭酸水ビールはやはり酔うためのもの夫の出す賞与案また削られて打ち直すわれの手も重々くボーナスが減れば社宅の外壁のヒビのことなど言い出せもせず一首目は今回採ってもらった三首と連作で作ったもの。二首目…夫は５９歳なのだけど、その年代をなんと表現してよいか悩んだ挙句「団塊」を使ってしまったけれど、どうもこの「団塊」はいろいろと詠まれすぎていて新鮮味がない感じ…四首目と五首目は最近でたノンアルコールビールを飲んだ感想。今でこそ下戸だ下戸だと言っている私も、昔は少しはイケる口だった。なので仕事のあとのビールのおいしさはわかるつもり。このノンアルコールビールは味はビール味なんだけど、ビール味ということは苦いということで、どうせ酔えないんだったらジンジャーエールとかコーラのほうがおいしいということで詠んだ歌。六首目と七首目は…我が家は自営業のように見えるけれど実は雇われ店長ゆえのちょっとした愚痴を詠んだもの。このご時世だからこそ、ボーナスは維持してあげたかったのだが、私たち夫婦だけでなく従業員さんも大幅カットになってしまって。なでのもちろん私たちが住むこの店舗兼自宅の改修どころではないわけで。ほんとうにこれからの新聞業界どうなるのか…ということで、今月のボツ歌たちでした。でもボツでも愛おしいんですよ。

  2009年09月23日

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• コスモス10月号掲載短歌

  若き女医さらりと告げる限りなくグレーに近いガンの存在じわじわとガン化するのを持つよりはすっきり取りたしガン細胞をあっさりとガンではないと告げられて今日の診察無料で終わる残念ながら今月も３首でした。今回、こうして３首並ぶと起承転結（結がないか）、「たまにゃんのガン騒動」といった感じの物語になっているよう…実は、子宮癌検査を受けたところ、炎症反応が出た。その時こと…しかしこうして３首取り上げてもらって、大騒ぎしたがガンではないと結果まで載せてもらってよかった！最初の２首しか載らなかったらコスモスの（少ないが）知人たちに心配をかけてしまったかもしれないのだから…やはり安易に病気の歌は詠むべきではないかも。

  2009年09月19日

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• ９月メール歌会結果

  ９月のメール歌会の結果が発表になった。遅かったのはまとめ役のＩさんの体調不良か？仕事をしながら、驚くほどの歌集を読み、さらには大先生との飲み会にもお付き合いする…ハードな毎日を過ごしているＩさん。いや本当に頭が下がる思い。で、今月は私の苦手な題詠「水に棲む生物を詠む」さんざん悩んだ挙句、私が出したのは…泥池の淵にカメたち重なりて思い思いに甲羅干しする　３点この３点の内訳は★カメのマイペースな様子が単純に描写されていて好感をもちました。「思い思い」は、「思いおもい」と表記した方がよいかと思いますが。（Ｋ　１点）★思い思いにという動詞の繰り返しが、短歌らしいリズムのよさをつくっている。重なりあっているのに思い思いにしている、マイペースな亀たちのいる空間が伝わってきた。（Ｍ女性　１点）★重なって甲羅干しをするカメたちの様子に、人間は何故か惹かれてしまうものがあります。この場合は思い思いが言いすぎでなく感じられます。（Ｍ男性　１点）さらに歌会終了後のコメント（点を入れない歌もこうして後で批評できる）「淵」は深い所なので「縁」ではないか。のどかな光景であるが、「思い思いに」が平凡な表現で、もう一工夫必要ではないか。（Ｍ） だった。思い思いはさんざん悩んで、ほんとうは「あちらこちらを向き」といった意味にしたかった…なので自分では「思い思い」でもよいかな…という感じ。コメントの方の「縁」は言われてみればなるほどで、実はこの歌を詠むときに私の頭に浮かんでいた亀のいる場所は溜池と用水の２個所だった。どちらも亀がいるのだが、泥池と詠みながらどうも頭に浮かんでいたのは用水の方で…それで淵になってしまった。まあ、言い訳になってしまうけど。３点というのはかなり低い点数…０点でないだけましかとも思うけど。さて、今月はＮＨＫの短歌講座の方も題詠。しかも２首。まさに生みの苦しみを味わってます。がんばろう。

  2009年09月16日

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  これが作品

  まさか、こんなマイナーなブログを見てデザインをまねされることはないと思っていたのだけど、念のため応募する今日まで公開しなかった、これが山梨で行われる「はぎれアートコンテスト」用の作品。とりあえず締め切りが15日、写真選考があって9月下旬には審査に通ったかの知らせがあるはず。かなり大きな作品で220センチ×185センチ、奥行き90センチほど。審査に通れば会場の山梨まで運ばなくてはならないのだけど、とりあえずそれはその時考えよう…ということで。最初は108個、煩悩の数だ、除夜の鐘の数だとか言っていたのだけど、最終的には130個ほどになった「ちゃんちゃんこ」題名をつけるのに「煩悩」だの「虫干し」だのセンスのない名前が候補に上がったけれど、「陽なたぼっこ」に決定！先生と私とあと一人の3名の共同制作。さて、まずは写真選考。通りますように。

  2009年09月10日

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  猫たち

  釣り猫酔っ払いネコ泥棒猫 どうでしょう？こんな猫を作ってみました。一応、先生のお店に飾ってあります。大きさは４０センチくらいのかなり大きなもの…ヒントなどはあちこちから得ているけどオリジナル？といってもいいかもしれない。先生には「運針もできなかったたまにゃんがここまでくるとはねぇ…」と感心された。確かに…このまま飾っておくかお嫁に（売りに）出すか悩んでいる。いい人にもらって（買って）もらえるならそれもいいかなぁ。

  2009年09月04日

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  ブーケ＆花冠

  だんなの姪が１０月に結婚する。もう一年も前からブーケは私が作るからね！と宣言していて、いよいよその時が来た。生花ではなく生花を加工して質感は限りなく生に近く、染色するので自然にはない色も表現できて、さらに５年くらいはそのままの色を保つプリザーブドフラワーを使ってのアレンジ。何しろ大事な姪っ子のためのブーケ。気合いを入れて先生の指導のもと作った。彼女の希望がブーケっぽくないバラとかをなるべく使わないナチュラルなアレンジ…さらにできればお揃いの花冠も…ということだった。なのでいかにもバラというものは２輪だけにして、あとはバラでもちょっと形が違うものにしてみたり、ナチュラルなオフホワイトとグリーンで仕上げた。見えにくいかもしれないが、花冠も同じように作った。口の悪いだんなに言わせると「オリンピックのマラソンの冠みたいだ」というのだが…昨日の夜、姪っ子に渡しに行った。気に入ってくれていたようだけど…どうなんだろうか？実は気に入っていなかったり…と不安。

  2009年08月29日

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• コスモス９月号非掲載短歌

  透析を受ける患者を偽弄する演歌歌手の移植のドラマは難聴のわれを気遣いマスクせぬ主治医も今日はマスクを外さず地平線より現れる「地球の出」かぐやのカメラ捉え伝えるこの青さなくしてならぬとアナウンサー「かぐや」の映像目にしてつぶやく更年期夫にもあるか黙り込み私はひとりしゃべり続ける子猫へと餌を運ぶ母猫を屋根伝いながらカラスが尾行す野良猫が産んだ子猫を連れ来れば夫はいそいそ餌を与える一首目は歌手の松原のぶえさんの移植のドキュメンタリーについて。これには透析患者の会から正式に抗議したくらいのもので…一生懸命透析治療をして、仕事も人生もがんばって生きている人にとってはそれを否定されるような番組だったので…思わず怒りにまかせて詠んでしまった一首。二首目は、難聴の私は人の口の動きに頼ることが多いのでそれを知ってる主治医のこと。しかしやはりインフルエンザの影響で…三首目と四首目は「かぐや」のこと。「地球の出」というのは地球から見た「日の出」のようなもので月からみるとくっきりと青い地球が地平線から昇ってくる…この歌、無理に「かぐや「」を読み込まないで単純に月からの「地球の出」を歌えばよかったかも。四首目はそのまま。アナウンサーが映像を見てつぶやくように「この青さはなくしてはいけませんよねぇ」と言ったのがあまりに印象的だったので。六首目と七首目はこの春産まれた野良猫の子のこと。いや、じっさいカラスは動けない子猫を食べるらしく、うちがあげた餌を持って帰っていく母猫をつけているような素振りもあったので…ということで９月の結果はこの通り…もっか、メール歌会の題詠「水に棲む生き物を詠む」に悪戦苦闘している。私、この題詠に弱いので。

  2009年08月27日

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  ケーキもどき

  今日のフラワーアレンジ教室で作ったもの。ケーキのように見えるけどケーキではない。チョコレート色の給水スポンジに花を活けている。本当は生花で活けるのだが、それだと花が終われば作品も終わってしまうので、私は先生からプリザーブドフラワーを買って活けてみた。たくさん写っているほうは、生徒さん全員の作品。後方のブルーのパフェもどきは、体験教室で生徒さんのお孫さん２名が作ったもの。なかなかうまくできている。生徒さんの作品も十人十色。個性が出ていて面白い。私のものはどうだろうか？いつもちまちまと大胆に活けられず反省するのだが…

  2009年08月24日

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• コスモス９月号掲載短歌

  腎移植間近き友を励ましつつ持て余しているこのわが嫉妬心重症化しやすき病抱えれば効き目疑いながらマスクす体温の調節できぬ病ゆえエコの世なれどエアコンつける今月はこの３首だった。１首目の「この嫉妬心」に添削が入って「このわが嫉妬心」になっている以外はそのまま。わが…が入ることでかなりの字余りになるんだが…でも、入ることによって嫉妬心がさらに際立つかも。それに３句ですでに字余りなので、こういう破調もいいのかもしれない。この歌は読んでそのまま。母親から移植を受ける（もう、受けてぴんぴんしてる）子のこと。祝福してあげたい気持はあるのだが、毎日くれるメールで「早く何でも食べられるようになりたい」とか「もう透析しなくなるかと思うとうれしい」などど書かれてくればいやでも「この野郎！」という気持ちになる。それをちょっとお上品に詠んでみた。２首目３首目も、透析をしていることでおきることを詠んでみた。２首目は言わずと知れたインフルエンザ。透析患者がすでに亡くなっている…このときはまだそういう事態にはなっていなかったのだが。３首目も透析患者は新陳代謝が悪くなり汗をかかなくなるのだ。そういった特殊な自分を詠んでみた…病の歌はあまり詠むんじゃないと聞いたことがある気がするが、でも私の場合こうして歌で透析というものを知ってもらいたいという気持ちがあったりするので…これからもこの路線で行こうと思う。

  2009年08月21日

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• ８月メール歌会結果

  今月のメール歌会も終了した。今回は５点、でも入れてくれたのは２人だけ。水を打つ砂利の上に点々と野良猫（のら）横たわる今日も猛暑日　５点暑くて気分が乗らない日が続いているが、こういう光景を見ると暑さを忘れ、ほのぼのした気分になる。（Ｈ　３点）水を打ったのがアスファルトではなく、砂利というのがミソでしょう。砂利であると水が溜まらず、そこに横たわっても水に濡れることなく涼がとれるというものです。まさに夏の一首。（Ｋ　２点）ここから先はメール歌会終了後にいただいたコメント。陽の当たっている砂利では水を打っても暑そうである。二句の字足らずを解消するためにも、「日陰の砂利」ではどうだろう。（日陰では水が蒸発しないかもしれないが...）（Ｍ）内容・表現共に良き歌。二句の字足らずが気になり採れなかった。（Ｏ）暑い日がつづくので、共感できる歌です。やはり二句目が字足らずにならない工夫が欲しかったと思います。（Ｋ）結句はどうにかしたい。だめ押しをしている感がある、説明調だ。（Ｉ）２句の字足らずにみな引っかかっているようで…自分でもいろいろ考えてみたのだが…「玉砂利の上点々と」とか。そうすると「の」を入れられなくなるわけで…どちらがいいんだろうか。さらに玉砂利というと料亭とか高級な感じが漂って野良猫との相性が悪そうな感じもするし。悩むところ。ちなみにあとからいただいたコメントのＯ氏はメール歌会の大先生。良き歌…の一言で有頂天になってしまった。甘い？Ｉさんは今月から辛口のコメントにすると宣言していて、なるほど超辛口。説明調だとの言葉…だとすると「午後三時半」とか「海の日の午後」とか？しかし、熱心な歌会の会員の方々はこうして終わった後に採った歌にも採らなかった歌にもすべてコメントしているのだけれど、私は怠け者なのでなかなかそこまでしていない。お勉強のためにもそうした方が良いのはわかっているのだが…

  2009年08月17日

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  気がつけば10 日も

  気がつけば10日も更新していなかった。とりあえずパソコンの調子が悪いのと、11日から14日まで長崎を旅していたので…私の場合、普通の旅行と違い今回の３泊４日なら一日は旅先での臨時透析になるし、さらに今回は日程の関係でいつもの火木土の透析ではなく火曜日を月曜日に変更したりしたりしてちょっと変則的になるので旅前はちょっと忙しかった…とまあ、そんなわけでなかなか更新もできず…その間にメール歌会の結果は出るし、いつもより一日早く「コスモス」も届いて結果が出ている（そう、早々にＵＰしないことからお察しいただきたいが今回も最低ラインの３首だった）。とりあえず明日からぼつぼつ結果発表をしていくつもり。今回は長崎の写真をＵＰします。ちなみに「ハウステンボスのホテルヨーロッパからの眺め」「平和記念公園」「島原城」「グラバー園」の風景です。

  2009年08月16日

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• しばらく

  実はこのところパソコンの調子が悪い。なかなか立ち上がらずに再起動再起動で１時間近く（いやもっとか）かかることもある。なのでいいわけではないが、なかなかブログも更新する時間がない。今日、修理の人が来てハードディスクを取り替えて行った。そうしたら立ち上がるようになったのだがデータを戻したらまた立ち上がらなくなった。ということで問題はどうやらソフトにあるらしい。で、すべて白紙に戻してソフトを最初からひとつづつインストールすることになった。でも、こういう作業…実は私はまったくできなくて電気屋さんまかせ。電気屋さんも夏休み、私も夏休みで作業は月末までできなくなった。ブログは携帯からも更新できるけど長い文章はつらい…なのでしばらくここはお休みすることにしようと思う。再開は月末…どうかそれまで見捨てずにお待ちください。

  2009年08月07日

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• コスモス８月号非掲載短歌

  ゴミ出しに目を光らせてた隣屋の主人今は介護を受けるイヤイヤをする子にマスクつけさせてそれでも人は海外へ行く小顔用マスクばかりが売れ残るインフルエンザの波が押し寄せ国内にインフルエンザが上陸しすべてのマスクが売り切れとなりボーリングのスコアさえも賭けにするギャンブル好きは病かもしれぬ難聴で聞き間違えが多きわれ「天然ボケ」と思われており手放しで私の歌を褒めくれし祖父亡き今は迷いも多し８月号で採ってもらえなかった歌です。実は今月採ってもらえた３首は、投稿したときの最初の３首。出だしはよかったのに後半失速した…という感じなのか？なんとなく出だしで３首も採ってくれたならあと１首くらいは入れてほしかった。なんて負け惜しみか？１首目はお隣のおじいさん。元気な時はうちの敷地にまで踏み込んでゴミの分別に口を出していたのに、何年か前に倒れてからはまったく姿が見えない。ときどきディサービスの車がくるのだけど、ちょっとさびしい。２首目から４首目は例の新型インフルエンザ。こうしてみるとどうも切り口が甘いというか平凡すぎる出来になっているような気がする。もうひと工夫が必要かな。５首目は会社のボーリング大会で実際にうちのだんなと社長が賭けをしたので、それを詠んでみた。まあ、見つかったら警察に捕まっちゃうのかもしれないが。うちのだんなのいる業界は賭けごと好きが多い。６首目は実際に私が友達に言われたこと。私が聞き間違いが多くてさぁ…と言ったら「大丈夫だよ。天然ボケみたいでかわいいよ」と…慰めているつもりかもしれないが、私としてはちょっと複雑な気分だった。７首目はやはり不調続きなのでその迷いをそのまま…というか不調を祖父のせいにしているみたいな歌になってしまった。本当は単なる勉強不足なのに。やはりこれでは上達しない…反省。

  2009年07月31日

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• コスモス8月号掲載短歌

  さわやかな陽気と予報士上等な笑顔で伝える今日の天気をよどみなく英語を話すアナウンサー造語の「美胸」に言葉を詰まらす野良猫の事故死を淘汰されたなど冷たき顔して言う夫憎しコスモス８月号の結果です。ＵＰするのが遅くなったのはやはり３首だったせい…やはり結果が悪いと気分も乗らないもで。実は今回のコスモスでは入会５年目以内で５０歳以上の会員に贈られる新人賞「純黄賞」が発表されているのだが、この受賞者の方が例の「メール歌会」の仲間。さらに「短歌現代８月号」（まだ手に入れてないのだが）の新人賞にもお仲間の方が選ばれている。みんなが活躍しているのに私のこの低落…余計に落ち込む。これもすべて自分の勉強不足と才能の無さなんだけど。ま、気を取りなおして今回の歌の背景。一首目と二首目はともに朝のワイドショーを見ながらのもの。二首目のアナウンサーは正確にいうとアナウンサーではなく関根麻里ちゃん。英語が得意な彼女がハリウッドの話題を伝えるコーナーでこの「美胸」…「びきょう」と読ませるのだろうか？それとも「びむね」か？とにかくハリウッドスターの胸の話題なのだが、これを「うつくしいむね」と少々言葉に詰まりながら読んでいたのが気になったので歌にしてみた。この「美胸」最近よく目にするけど…三首目は少し前に餌をやってかわいがっていた野良猫が車にはねられたあと、悲しんでいる私にだんなが言ったこと。確かにうちのお店でかわいがっている野良はこの４年で１２匹の子供を産んでいるが残ったのはこの春に生まれた２匹だけ。全部残っていたらお店の周りは野良だらけになってはいるが…その時は「なんて酷いことを言う人なんだろう」と思ったのだ。とまあ、歌の背景はこんな感じ。いつになったら特選！のご報告ができるだろうか…その時は「赤字」で文字も大きくしてＵＰしよう。

  2009年07月29日

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• お見舞い用アレンジ

  透析仲間が生体腎移植を受けた。ドナーはお母さま。本人は驚くほどの回復をみせているらしいが、お母さまはいまいちらしい。私たち病人はあちこち切ったり貼ったりされて痛みには慣れて（？）いるが、今まで病気一つしたことがない人が健康な体にメスを入れられればそれは痛みも私たちよりずーっとひどく感じられるのかもしれない。とにかく痛いらしい。とはいえ、移植では日本一の大学病院。そうそう入院もしていられないようで、お母さまは術後６日で病院を追い出されてしまうらしい。一人ぼっちになった友達は心細いらしく、見舞に来て欲しそうなでの行くことにした。写真はそのために作ったプリザーブドフラワーのアレンジ。いろいろフラワーアレンジ関係で資格を取ったり、レッスンに通っているのになかなか生かす場所がないので、ここぞとばかりに張り切って作ってみた。さて、これをもって金曜日にお見舞いに…自分が倒れないよう気合いを入れて行かなくては。

  2009年07月22日

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• メール歌会コメントその二

  メール歌会終了後に寄せられたコメント。★亡くなったお母さまの遺産としてのはっさくは懐かしく、まさにお母さんの味がしたのではないでしょうか。初句の「いたずらに」が俗な感じがします。「たわむれに」ではどうでしょう。（Ｋ）★いたずらに、で躓いてしまいました（Ｏ）「たわむれに」は前回の日記にコメントしてくれたくまんパパさんからも言われたことで、たぶんＯさん（この方がメール歌会の大先生です）もこう言いたかったのではないのかと思う。やはりこうして指摘されると改めて自分の語彙の少なさにあきれてしまう。よく「広辞苑を開いていたら…」という内容の歌に出会うけど、やはり歌詠みは広辞苑を端から端まで熟読すべきなのかもしれない。

  2009年07月21日

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• 7月メール歌会結果

  ７月のメール歌会の結果が発表になった。いたずらに亡母（はは）のまきたるはっさくの種から今年実が二つ生る　３点亡き母から受け継いだ命ような実です。母を亡くした悲しみが癒え、明るさをとりもどした作者の姿が見える。「亡母」で（はは）はあまり良くないようなので、「母」でいいのではないでしょうか。（Ｓ　１点）「種から今年実が二つ生る」が飛躍しすぎのように思います。種が蒔かれたときが去年なのか、ずっと以前なのかわからず、悩みました。しかしそういうことは差し引いても、心にしみじみとくる内容です。時期がわからない時点での一案ですが、「種から」を「種なり」に変えて一旦切ることで、自制からくる違和感は緩和されるように思います。（Ｏ　１点）想い出が、いま目の前にある二つの実になっている。感慨深い歌。（Ｈ　１点）結果発表のあとでいただいたコメント亡くなったお母さんが撒いた種から芽が出て今年（初めて？）実がなり、改めて母を偲んでいる作者。何年ぐらい前に撒いたものか時間の経過がどこかでわかると良かったのではないか。（Ｍ）今月は３点…とはいえ３人の方に点を入れてもらった。皆さんが指摘している母が種をまいた時期はたぶん８年ほど前。どこかで「８年たち」とか「８年経て」などと入れればよかったのかもしれない。しかしこのはっさく（なのかよくわからない。黄色い実だった）は３メートル近くになってふさふさと緑をおい茂らせている。ものすごい生命力。荒れ果てた実家の庭の象徴みたいに立っている。この実、食べられるだろうか？まったくの余談だがこのメール歌会。おもにコスモスの人たちが多いのだが、歌歴も年齢も住んでいるところもバラバラ。ネットの特性で最初は住所も知らなかったのだが、最近名簿ができた。で、今回私に点を入れてくれたＨさんが我が家から車で１０分ほどの所に住んでいることがわかってびっくり。とはいえまだ顔も見たことがないのだけれど…最近、短歌を通しての知り合いが増えてきた。なんともうれしいこと…この縁を大事にしないと。

  2009年07月14日

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• 釈寛温想起

  こんな時々しか更新しないブログでも細々と書いてみるものだ…なんて唐突な書き出しになってしまったけれど。実は去年の３月に亡くなった歌詠みの祖父。所属している結社には都道府県別に支部があって、茨城に住んでいた祖父は茨城支部で活躍（？）していたらしい。という私は同じ結社ながら埼玉支部…なので今年の５月に祖父を偲んで茨城支部の方々が発行した「釈寛温想起」という冊子の存在を知らずにいた。ちなみに釈寛温とは祖父の戒名…それをこのブログを読んでいる方が送ってくださった。で、冒頭の一文となるのだ。祖父が脳梗塞を起こして短歌から遠ざかった頃に私が結社に入会したので、私が孫だということを知らない人も多い。もし、まだ祖父がバリバリに元気だったらあちこちに電話をかけまくって私の存在をアピールしたに違いないのだが。いや、自分で言うのも何だが祖父は私には大甘だったので（さらに電話魔）。祖父の生まれ故郷でやはり深くかかわっていた長野県でもちょっとした追悼ページがあったのだが、読めば読むほど祖父は短歌が好きだったんだぁ…という思いがわいてくる。家での（といっても一緒に住んでいたわけではないのだけれど）祖父はもちろん短歌の選歌もしていたし、机の上にはいつも広辞苑とか原稿用紙があって歌中心の生活はしていたけれど、それでも私にとっては「普通のおじいちゃん」でテレビで歌番組を見たり野球を見たりしてのたわいない話題が多く、短歌の話はほとんど出なかった。だからこうして追悼文など読むとなんだか違う人のようにも感じられるのだ。第一、祖父は穏やかな人のように思われているけど、家ではかなりワンマンでわがままな人だたのだけど。しかも酒が入ると怒鳴るし。しかし、こうして皆さんが祖父のことを偲んでくれるのはありがたいこと。この場を借りて（といってもほとんど人には伝わらないけど）お礼を申し上げます。ありがとうございます。

  2009年07月09日

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• こんなものが

  私は通信教育のNHK短歌講座を受けている。今は初心に返って一番はじめのコースだが、春先までは入門コースだった。これは５ヵ月間３首づつの添削を受け、６か月目にはコンクールというものに１首応募できるというもの。入門コースは２回目で（そこで次の「実作コース」に行かず「はじめての短歌コース」に戻ってしまうあたり、私もかなりの変わり者だけど…）、とにかく１回目のコンクールではただの「その他大勢」だった。なので今回はこのコンクールに応募したこと自体忘れていたのだけど。今日、いきなり写真の賞状がきた。一緒に作品集が送られてきたのに、こちらを先に見てしまったので「なにこれ？」と思ったのだが、よく見たら別便で作品集が…さっそく見てみるとわれのこと見下ろすハシブトカラスらの視線は恐ろし車へ駈け込むが佳作に選ばれていた。これを読んで「あれ？」と思われた方…そうなんです、コスモス７月号に掲載された射るようなハシブトカラスの視線あび首筋寒く足早になるとほぼ同じ。実は短歌講座の方が締め切りが早く、そちらに応募した歌をさらに推敲してできたのがコスモスの方の歌。まさかこんなことになるとは思わなかったので…しまった！という感じ。この歌、かなり評価される題材だったんだ…とにかく、選ばれることはうれしいことで、さらに安っぽいけど（失礼！）こんな賞状までいただけて…さすがに飾りはしないけど、大事にとっておこうと思う。さ、これを励みに頑張ろう！

  2009年06月29日

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