カテゴリ:読書編
■今日の見出し
・通読:書く人 (今日の一言) アメリカを襲った台風。 今回被害の大きかったあたりに、アメリカのTRPGメーカーがあったかなぁ、と気になったり。 映像を見ていると、悲愴感などの感覚は麻痺しそうです。 ■最近の通読 ![]() 「書く人「プロ編集者による」文章上達〈秘伝〉スクール3」 著:村松恒平/刊:メタ・ブレーン/満足度:★★★★☆/2005年4月(詳細情報 in 楽天ブックス利用) ○どんな本? 雑誌「宝島」などで活躍していた編集者による、文章上達に関するQ&Aメルマガの総集編第3弾。 どんな質問に対しても、丁寧かつ誠意あふれる回答が返されています。 ○気になるフレーズ (222頁) 〈僕はそういう「自分自身が不在」の言語構造や論理構造に〈潜むもの〉を変換しようとしてきたのです〉 私は「自分自身が不在」というテキストを目指してきました。 ここ数年、それでは味気ないことを指摘されてきましたし、自ら読み返してみても味気ないんですわ。 (246頁) 〈そうして、そういうオリジナリティのない人々は、白黒はっきりした意見を好むのです〉 オリジナリティがないことに焦るばかり、外から仕入れてきた意見、思想にこだわる……そういうマニア層も存在します。私もそんな層に入りたがっていましたが。 (328頁) 〈昨日テレビで仕入れたネタを話して、同じ番組見たやつと意気投合して……入ってくるものも、出ていくものも全部他人のものじゃない〉 これはさすがにどうかなぁと思いながら、他人様の話を盗み聞きしてみればそんな会話もありふれているようで。 ○ここが素敵 文章で表現することは、著者の内面が影響することです。 その影響を言い方向へずらしていくため、このシリーズでは、人生についても踏み込んでいきます。 その視線は突き放すものではなく、あくまでも優しいものです。 そのせいでしょうか、表現技術などのテクニックといった質問はわずかです。 内面からよりよい表現を目指す人のための一冊にまとまっています。 (自己管理用スペース) ・今日の体重:81.6kg
最終更新日
2005/09/02 01:17:09 AM
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