ご案内で、ちょっと困ってしまうその１。

コアなアイテムを聞かれた時。

たとえばじゃね、
『バケツはどこですか？』
って聞かれたときは。

『奥のプラスチックコーナーでございます。』
そうご案内する。

お客さまは、プラスチックコーナーでバケツを見つけると
そこから好きなのを選ぶので問題ない。

『マヨネーズのキャップってありますか？』
って聞かれたときは。

（以前買ったことがあるけど、今もあるかしら）という場合だったり
（もしかして１００均にも売ってるかしら）という場合だったり
いろんな可能性があるので、単に売場をご案内するだけでは
見つからない。（というか、見つからないことの方が多い）

『絞り出す部分がいろんな形のがあって、
デコレーションに使えるような取替キャップなんですけど。』

えーと、あるならキッチン小物だけど
あるかどうかわからない。
わからないものを売場で探すよりは、まず検索した方が早いな。

いったん事務所にひっこんで、ヒットしそうな単語でさがしてみる。

あった。

マヨネーズの取替キャップ。
文字が書けそうな細～い口のやら、いっぺんに何列も出てくるのやら
画像でみたら三つか四つ入ってて入荷もしていた。

じゃ、売場にあるはず。
売場に戻って小物の棚をくまなく探すと最上段のフックにかかっていた。

『あー！　これです！　ありがとうございます！』

いえいえ。こちらも勉強になりました。
去年の年末に商品化されたアイテムでした。
お客さま、どうもありがとう。

ご案内で、ちょっと困ってしまうその２。

イエスかノーかを聞かれた時。

『これ、薬用せっけんって書いてあるけどワシでも大丈夫かいのぅ。』

大丈夫かって聞かれると、はい大丈夫ですって答えるには
ちょっとキケンである。

いえね、責任逃れするつもりはないけどね、
使用感って人それぞれだから、使った人がこれ合わないって思ったら
それはすでに大丈夫な商品でないような気がする。

でもね、そういう質問は多いのである。

『ワシは、あまり肌は丈夫じゃないんじゃが。』
『すぐかゆくなるんじゃが。』
『ほいじゃが、薬用せっけんって書いてあるけぇ
肌が弱いもんにも大丈夫ってことじゃろう？？』

・・・・どうしよ。
でも、いい加減には答えられないし。

『申し訳ございません。すべての商品の専門的な知識を持ち合わせておりませんので
バイヤーかメーカーに確認してからお答えしたいのですが。』

肌の性質で、使用を避けた方がよい場合を調べて折り返し
連絡したいと伝えると、このお客さまはだったらいいとおっしゃって
商品を元の位置に戻した。

商品の問い合わせには、単にお店に置いてあるかどうかだけでなく
サイズや色や数、性質や効能などいろんな事を聞かれるので
そのつど調べて答えるのである。

ふー。つかれた。

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疲れた上に、さらに疲労が増すことになった。

うちに帰ってから、初めて気がついた。

明日の着替えがない。

正確には、明日つけてくブラがない。

おーまいがっっ

ここんとこ天気が悪くて洗濯をあとまわしにしていたら
着替えが足りなくなったのだ。

夫婦だけの生活になると、洗濯物は以前の半分以下、
洗濯の回数は一日おきになっていた。
子どもたちが揃っていた頃は毎朝フル回転で
コマユ一人でも汗臭いジャージやＴシャツでてんこもりだったのに。

１０５円で買って帰りゃよかったよ
・・・ってか、それはいかん！

いくらなんでも１０５円じゃ、ブラじゃなくて
それはもはやチチ隠し以外の何物でもないわ。
（でも売れるんだけどね）

で、お風呂に入ったあとだっていうのに
４日分のくっさい洗濯物をかかえて
車でコインランドリーへ行って乾燥させて戻る。

よかった２４時間営業で。

さ、ねよ。