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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:お店
今回も「いいねえ(値段も)・・・・」とため息をつきあきらめかけたのだが、 陶芸家でもあるオ-ナ-の説明をお聞きしているうちにムラムラと欲しくなってしまった。 『お買い上げくださった方が使っているうちにいい感じになった、とわざわざ 次の年作家さんに見せに来てくださるんですよ。1つ2つと買ってくださった方が よかったから今年もまた、と買い足してくださったり。嬉しいですね』 『この器を見た時、茄子のお漬物を入れたら、と頭に浮かびましたね』 『お茶をやってらっしゃらなくても、お友だちがいらした時なんかに菓子鉢代わりに 綺麗なお菓子を入れて取り分けていただく、という使い方もできますよ』 『陶器は壊れやすいイメ-ジがありますけど、備前焼は焼くとしまるので普通に使って いればめったに割れる事はないと思います』 『この作家さんは桃山時代から続く窯元さんの十七代・十八代目の父子さんなんです。 老舗の備前焼がこのお値段と言うのはたいへん良心的だと思うんですよ』 ううん。 使っているうちに馴染んでくるというなら育てる喜びもドキドキもあるじゃないか。 前科のある父をうまいこと遠ざければなんとかなるかも。 欲しい・・・・・欲しいな・・・・湧き上がる想いは夏雲の勢い。 よし。少し早い誕生祝を自分へのご褒美として買っちゃおう。 一緒に行った友人は「ギャラリ-東風」随分と迷った末、5枚揃えたかったという皿を断念。 最後まで心残りだったようなのに・・・・残念。 この後訪れた玉川寺は蝉時雨に萩。 すでに秋がそこまで来ている風情だった。
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