招待券をいただいて、小原流の花展を訪れました。
ご紹介したい大作も数々ありましたが、
私ごときの写真の枠には収まりきれない壮大さ。
その場の空間を表現できないまま、二次元に詰め込むのは
あまりにももったいない。
そんな言い訳を添えて画像なし。ご了承ください。
全体の形を捉えることはできなくても、
百花繚乱の華やかさは伝えたい。
そんな想いで撮った一枚。
先日お念仏を習いに行った先で、
お若い和尚様がこんなふうに説明してくれました。
(お彼岸が近かったので、お供えのお話をしてくださいました。)
「仏様にお供えするものは、基本的に3つです。
ものを食べることができないのでお水、
そして香り=お線香。それからお花ですね」
「お供えする時は、仏様に向けておあげします。
お菓子の袋や箱に字が書いてあれば、
それを仏様から見えるように置きます。
ただ、花だけはこちらを向けますよね。
花は、仏様に手を合わせる私たちを清めてくれるからなんです」
「法要の際お供えするお膳は、2つです。
ご先祖様の霊に一膳。
法要される方に一膳(複数いればその数)。
食べ物は仏様に差し上げて、お下がりをいただきます。
ものを粗末にしない事はもちろんですが、
一緒にいただくのが供養にもなりますから。
それでうちの住職は、
法要の際食べ切れなくて捨ててしまうよりは、
数にこだわらず一膳なら一膳でもよいので、
皆さんで召し上がってください、とお話しているようです」
いつもそうですが、わかりやすいお話です。
これから花見の季節。
そう言えば花見のそもそもの起源の1つに、花の下に立ち
花の精気を身に受けるため、という説がありました。
今日の花展で、忙しさに縮こまりそうな心が
少しは清められて元気になれたかも。