下を見ればきりがなく。
前回の日記から、えらい展開になってしまいました。まず、ブラウン監督解任の件。2年契約の1年目で切られるというのは、よっぽどだったんでしょう。違約金は払っていると思うけど、ファンの支持がそんなに薄かったということでしょうか。ワタシも「見ていて飽きた」「ネタ切れ」と書いた手前、あまり偉そうな事は言えませんが。次の監督の候補にはいろいろ名前が挙がっているそうですが…1:東尾・桑田・星野が有力候補2:田尾・ノムの再任はない3:アメリカからリー親子(レオンとデレク)を呼んでくる1のうち、星野はないだろう、と。現在阪神の肩書きが付いている以上、よその組織の人間を引っ張ってくるのは難しい。尾花監督の騒動を見ても分かるように。監督未経験の桑田も、田尾時代とかぶって見える。やはり、人脈を期待して東尾が本命かな。2はもっともです。いまさらどの面下げて頼みに行くのか。意外とありそうでイヤなのが、3。監督経験って、オリックスの代理監督だけじゃないか。そして、チームを立て直せないままで退団。呼ぶとしたら、創設1年目の時でしょう。ただ、「ロッテ時代に宮城でプレーしていた」「息子は(35才で)現役大リーガー」と、話題性としては十分。一年で飽きるけど。もう一つは、ベイスターズの身売り騒動。この時期に出てくるという事は、十中八九間違いないと思います。「11月のオーナー会議で承認を得るために、具体的な譲渡先の名前が出ている」「本拠地の試合が残っていて、ファンに最後の挨拶をする」ならば、タイミングは今でしょう。売れるうちに、身売りすべきだと思います。TBSではイメージが悪すぎる。ラジオの編成が年を追うごとにつまらなくなっているのと、ベイスターズの経営とがかぶって見えてきます。「ファンやリスナー」のことは考えてないとしか思えない。金をかけてないではないけれど、かけるところがおかしい。30年来、あるいは川崎時代からのファンには申し訳ないけれど、首都圏に5球団はまだ多い。マリーンズは千葉にしっかり根付いて、千葉の熱いファンを増やしています。ライオンズは一度売却報道が出たけれど、所沢・西武沿線にとどまらず埼玉県全体を見据えたファン拡大に乗り出して、確実に球場が西武ファンで埋まりつつあります。スワローズは「東京の球団」をアピールして、23区をターゲットに地域との交流や小学生の招待など生き残りを模索しています。この3チームは球場の改装にも積極的で、ずいぶん観戦環境が良くなってきました。ベイスターズにはそれが感じられない。かき氷に缶詰ミカンをぶっかけたモノが“一番の売れ筋の球場名物”ってなめてるのか。これはこれで美味しいけど、逆に言えば他のモノが高すぎる。この10年間で球場を改装した部分が「バックネット裏だけのイス交換」と「内野ネットの撤去」だけって、何%のファンが座る場所か。新聞屋方面のタダ券もチケット屋にまわって、本当に見たい人は窓口で定価で買って。ファンクラブはさほどお得感もマニアックさもなく。ピンバッジもトレーディングカードも配らない。横浜市民はどれほどベイスターズに思い入れがあるのか。マリノスだけで十分じゃないか?地域に根ざしているのは、横浜FCの方が上じゃないのか?プロ野球を求めている、新潟に行ってしまえ。「横浜のファン」には、四国は遠い。新潟なら、横浜から新幹線で3時間弱、ファンが日帰りで見に行ける距離です。今日も新潟で地震があったけど、地震のリスクは日本中どこにいても同じ。今のベイスターズは、どことなく末期の南海ホークスに似た感じもします。地方移転で活路を見いだしたパリーグの手法にヒントを得るべきだと思いますが。