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カテゴリ:’08夏ドラマ
昨日(7/16)の『ゴンゾウ』第3話[目撃者ロダン]を見ました。 このドラマ、変わってますね。 前回、普通の刑事ドラマだと思ったので、酷評しましたが、どうやらこれは、事件解決がメインの推理ドラマではないみたい。 普通の刑事ドラマでも、「相棒」のような1話完結ドラマと、「アンフェア」のような1つの事件を連続して追っていくタイプのドラマがありますね。 私は、てっきりこの後者のタイプだと思ってました。 でも、そういう場合は、視聴者を飽きさせないように、連続殺人みたいな感じで、毎回、1人づつ殺されていきます。 ところが、このドラマは、2話も今回も誰も殺されず、捜査は、また空振りで、進展しませんでした。 事件物として推理サスペンスとして見てると、肩透かしをくらいます。 これは、どうやらそういうタイプのドラマではないようです。 職業が刑事なだけで、彼らと事件の容疑者や目撃者達の人間ドラマのようです。 それが、受け入れられたのか、視聴率は、前回の10.4%から、12.0%に戻しました。 - - - - - 【粗筋】 前回、日比野(高橋一生)が疑った、覚せい剤で出所したばかりの飯塚(加藤虎ノ介)のその後が描かれました。 飯塚は子供の頃から、姉の罪を被せられたりして、疑われるのに、慣れていたとのこと。 そして、何か自分にできることはないかという日比野に、 「もう2度と俺の前に現れるな!」と言いました。 日比野さんは辛そうでしたが、仕方ないですね。
そして、今度はゴンゾウこと、黒木(内野聖陽)が浮浪者、杉浦正彦 (金田明夫)に振り回されました。 彼は、周りの浮浪者達から、ロダンと呼ばれているほど、無口な人。 でも、黒木に心を開いて、犯人を見たと言いました。 そして、署に連れて来て、彼から聞いて、犯人の似顔絵を描きました。
彼は、8年前、事業に失敗して沢山の借金を抱え、蒸発してしまいました。 彼の身の上話を聞いて、黒木は、杉浦の家族に会いに行きました。 ところが、彼の奥さんと娘は、彼が嘘をついていると言います。 3年前にもそういうことがあったそうです。 大怪我をして運びこまれた病院から連絡があったが、実際は、自作自演でした。
駆けつけて、受け入れて欲しいと思っている。 でも、自分で連絡する勇気がないので、親切な第三者を使うんです、あなたみたいな。
それを聞いて、黒木は、慌てて、戻りました。 既に、佐久間(筒井道隆)が、杉浦の嘘に気づいていました。 その似顔絵は、雑誌に載っていた韓国人の写真とそっくりでした。 そして、佐久間は、黒木に罵倒を浴びせました。
でも、黒木さんは杉浦を責めませんでした。 俺のせいだと言いました。 俺が無理矢理、あなたの口を開かせたと。
一度は黒木を見直した刑事達でしたが、あからさまに、今度は、陰口を言いました。 黒木は、捜査本部から外れると言いました。 でも、佐久間は外しませんでした。
数日後、杉浦の娘が、黒木に塩むすびを持って来ました。 黒木はそれを杉浦に届けました。 「最後の餞別だって。奥さんの作った塩むすび」 そして、杉浦と一緒に食べました。 杉浦は涙を流して、食べました。 それは、思い出の塩むすびでした。 「ここから始めたんだ・・・」
昔、運送屋を立ち上げました。 奥さんの作った塩むすびを食べて、運送屋の仕事を頑張って、会社を大きくしました。 でも、その後、傾きかけたら、一気にダメになってしまって、逃げてしまいました。 その父に、再び、妻と娘は塩むすびを届けてくれました。 杉浦さんは、ダンボールハウスを壊し始めました。 きっと、もう一度、立ち直れるでしょう。
銃撃事件の捜査は、全然、進展しませんでした。 でも、なんとなく、ほのぼのとした人間ドラマでした。 こんなドラマ、今まで、ありそうでなかったような・・・ 事件の進展は望ますに、来週も見ようと思います。
『ゴンゾウ』の視聴率推移 [1回]12.5% [2回]10.4% [3回]12.0%
『ゴンゾウ』第2話レビュー http://plaza.rakuten.co.jp/tamirion/diary/200807100001/ 『ゴンゾウ』第1話レビューhttp://plaza.rakuten.co.jp/tamirion/diary/200807030002/
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