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テーマ:芸能ニュース(18593)
カテゴリ:観劇
昨日、大地真央さんの最後の「マイ・フェア・レディ」を見て来ました。 「マイ・フェア・レディ」は、1963年、日本で最初に上演されたブロードウェイ・ミュージカルです。 貧しい花売り娘が上流階級の言語学の教授と出会い、上流階級の言葉を習い、人間的にも成長し、自立していくお話です。 教授に愛されますが、簡単になびかないところもいいです♪(^^)
最初の主役・イライザは、江利チエミさんでした。 その後、那智わたるさん、上月晃さん、雪村いずみさん、栗原小巻さんと、いろいろな人がイライザを演じました。 そして、1990年から大地真央さんのイライザが始まりました。 そして、昨日の千秋楽が真央さん主演で615回め。 615回の単独主演は、国内のミュージカル女優としては最多記録だそうです。 この20年間、同じ衣装を着続けるためにスタイルを維持したそうです。 20年間、スタイルが変わらないのはすごいですね♪ 50歳過ぎても、昔と同じように踊れるのもすごいです!
1990年の真央さんの時から、「マイ・フェア・レディ」は大きく変わりました。 これは画期的で、私は大感動しました。 真央さんはご自分でもいろいろなアイデアを出されました。 これまで日本版の「マイ・フェア・レディ」は、花売り娘時代の言葉を東北弁の方言で演じていました。 でも、真央さんは独特のイライザ語というものを作ったんです。 これは大きな違いでした。 日本の方言はイギリスと違って、階級によって違うというものではありません。 だから、方言で喋るとういうのは違うと思ったそうです。 それで、イライザの訛りを”H”が発音できないというものにしました。 「ヘンリー」が「エンリー」になってしまうというように。 それが私から見ると、とてもスマートになって、垢抜けたように感じました♪(^^)
また、最初の花売り娘で登場する時、オードリー・ヘップバーンやジュリー・アンドリュースでさえ、顔を汚して出てきたのに、真央さんは汚さないように変えました。 いずれ、ちゃんとした花屋の売り子になりたいと向上心とプライドを持っている女性が、身なりに気をつけないはずがない。 手を洗ったり、顔を洗ったりという自分にできる程度の身だしなみは整えるに違いないという考えからでした。 確かに、その位の気持ちがないと、後に、ヒギンズ教授から言葉を教わってもなかなか身につかないでしょう。 その2つが真央さんバージョンで変わった代表的な違いです。
それ以外にも、真央さんの「マイ・フェア・レディ」はいつも進化しています。 妥協を許さない完璧主義者だからかもしれません(^^) まだまだ続けて欲しいのですが、残念です。
イライザは21歳。 もう真央さん、50代半ばで、その年齢を演じるのは難しくなってきたのでしょうか? 20年経って、ご本人によると、「"ハタチ"ということで親離れ、子離れという思い。区切りの20年」ということだそうです。
昨日のラスト公演、カーテンコールの後、セレモニーがありました。 尾藤イサオさんなど、3人のこれまでの共演男性が駆けつけ、真央さんに一言挨拶して花束を渡しました。 そして、一番沢山共演された上條恒彦さんから長い挨拶がありました(笑) 上條さんのドゥーリトル(イライザの父)、とても素敵で、私も大好きです♪(^^) そして、2005年からヒギンズ教授役の石井一孝さんからも挨拶がありました。 石井さん、今年、菊田一夫演劇賞を受賞されたそうです。 真央さんも昔、同賞を受賞されています。 石井さんのヒギンズ教授もいいですが、私は草刈正雄さんのヒギンズ教授も好きでした♪ 勿論、真央さんの挨拶もありました♪(^^)
大きなクラッカーのような機械から、銀色の細長い紙切れが飛び出して、私と友人もそれを拾いました。 その銀紙を持って、手を振ったり、上で拍手したりしました(笑) 記念にその銀紙、持ち帰りました。 2人とも貰えて良かったです♪(^^)
「マイ・フェア・レディ」は名曲も沢山あるので、歌も大事です♪ この後、誰がイライザをやるのでしょう? 友人と話しましたが、想像つきませんでした(^^;)
繰り返しになりますが、真央さんのイライザ、大好きだったのに、もうやらないのは残念です。 もう見れないと思うと、なんだか涙が溢れてきました。
私達の席の5~6列位前に、真央さんのご主人もいらっしゃいました。 終了後、外に出た時もたまたまご主人がいらして、知り合いの方に「ありがとうございました」と挨拶されていました。 以前も公演で見かけたことがあるんですが、いつも腰が低くて、いい人です♪ 席も一番いい席ではなくて、いつも少しずらした、まあまあの席みたいです(私達が見た限りでは) 控えめでいいですね♪(^^) 昔、松平健さんは、いつも一番いい席でしたから(私達が見た限りでは)(^^;) 松平さんは、奥さんの自殺で大変のようですね。 真央さんも報道陣に、それについて聞かれたようですが・・・ 「お悔やみ申し上げます。 お体を大切に、同じ舞台人として、頑張っていただきたい」と、コメントしたそうです。
真央さんは、今回のラスト公演、全国を回ったようですが、ご主人も同行されたようです。 真央さんの方は、ご主人とラブラブそうで、良かったです♪ これからも別の舞台で活躍されることを期待しています♪
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最終更新日
2010年11月21日 14時34分00秒
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