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カテゴリ:’13ドラマ
(4/9視聴率追加) 視聴率は、第1夜8.9%、第2夜8.7%でした(関東地区)。 豪華キャストだったのに、どちらも10%以下だったとは残念でした(汗) 第1夜の裏の『リバース』は14.6%、第2夜の裏の土曜ワイド『タクシードライバーの推理日誌32』は、16.2%でした。 * * * 信長が女という説で、うまく史実にこじつけましたね♪ 私は、昔、上杉謙信が女だというSF歴史ドラマを書いた事がありますが(未発表)、まさか信長が女だなんて思った事ありませんでした。 『女信長』は、佐藤賢一氏の小説が原作です。 これは、実は信長は女であったという仮説を元に信長の生涯を描いた作品で、2005年に「毎日新聞」で連載され、2006年6月に刊行されました。 2009年に舞台化。 この時の信長役は、黒木メイサさんだったそうです。 これも見たかったです♪ 今回のドラマは、世界70か国以上に配信されると、3月27日の制作発表会見で発表されたそうです。 注目度、すごいですね。
この話だと、信長(天海祐希)は、浅井長政(玉山鉄二)と、明智光秀(内野聖陽)と肉体関係があり、長政には裏切られましたが、光秀は愛を貫いてくれました♪ 光秀、聡明で、天下を望まず、愛を貫いてくれて、とても素敵だったです♪ 家康(藤木直人)などの協力で、信長は本能寺の変で殺された事にして、実は、御長として光秀と外国に渡り、メデタシメデタシでした(^^) これは画期的な説ですね。 ただ、2人は幸せになって、それでいいでしょうけれど、お市(長澤まさみ)は気の毒でした(汗) 最初は、彼を愛する信長自身の身変わりに、長政に嫁がされました。 後に、お市は、夫・長政と信長との関係を知って、嫉妬。 長政が信長を裏切ったのを喜んで、これみよがしに、小豆入りの袋のねずみを送りつけました。 信長は怒って、お市も見捨てようとしましたが、お市を好きだった秀吉が助けたいと懇願。 信長の許可を得て、お市と3人の娘達を助けました。 この辺の浅井家との攻防は、男と女の関係のもつれみたいになっていました(^^;) 大河の「江」では、お市、秀吉を嫌っていましたが、このドラマではお市は助けてくれた秀吉の元に輿入れしたがり、秀吉こそ、天下人になると。 でも、信長は秀吉を嫌い、柴田勝家に嫁がせました。 また、道具にされて、意に沿わない輿入れで、お市はがっかり(汗) なのに、お市、その後、秀吉に勝家が負けた時は、勝家と共になぜか自害。 秀吉と一緒になりたがっていたのだから、死ななくても良かったと思いますが(汗)
御濃(小雪)も気の毒でした。 女とは知らずに信長に輿入れしてきて、その後、秘密を明かされ、思い人をそのまま思い続けるからいいと軽く受け流しました。 その思い人は光秀。 でも、光秀と一緒に会う時は、いつも侍女・御長のふりをした信長が一緒でした(汗) 2人きりで会いたいと言えば良かったのに(^^;) 信長と御濃の関係、友情? 同士? 信長が病気になった時は心配してくれました。 信長が秀吉に殺されそうになった時、お濃が駆けつけて救ってくれました。
秀吉は信長が女だと知っていて、毛利と組んで、謀反を企てました。 秀吉「女故の発想で数々の偉業をなされてきた事には敬服つかまつりまする。 しかし、やはり女に天下は治められません。 全てを秀吉に譲ると一筆書くのを最後に、信長は夢半ばに病死した事にして、御長としてお過ごし下さい。 ご安心下され。 御長としての余生も考えてございまする。 某の側室に取り立てまする」 信長「ふざけるな!」と蹴り、戦いになる。 信長が剣を構え、秀吉が弓矢を構えたところに、御濃と蘭丸(竜星涼)たちが入ってきて、収まる。 秀吉が考えておくよう言って去り、御濃と信長の2人だけになりました。
御濃「ただならぬご様子かと」 信長「御濃に救われた」 御濃「救うどころか、一戦も辞さない覚悟で参りましたのに。 不思議ですね。 羨む相手の筈なのに、安堵しております」 信長「わしも御濃を見て、気持ちが和らいだ。 何用でここへ?」 御濃「自由の身にしていただきたくお願いにあがりました。 信長の妻ではなく、一人の名もない女として生きたいと」 信長「・・・一つ山を越えたならば思うままにせよ」
御濃が好きだった光秀を、信長(御長)が取ってしまったので、憎んでいると言ったのですが、友情を再認識したようでした(^^) てっきり、本能寺の変、御濃が裏で動いて仕掛けるかと思いましたが、最後まで優しい人でした♪ 本能寺の変は、光秀が仕組んだ信長を女として生まれ変わらせるための捨て身のクーデターでした。愛に満ちた命がけの・・・ 天正10年(1582年)6月2日、信長のいた本能寺に光秀軍が攻め入りました。 燃え上がった寺の奥に逃げた信長と蘭丸の元に、光秀が来ました。 信長「そうきたか、光秀。 自らの手で天下をもぎ取りに。 とうとう男を見せたか。 見事な答えだ。 もう思い残す事はなく、潔く果てられる」 光秀「女は苦しからず! 女は苦しからず! 急ぎ寺より退かれよ!」 蘭丸を殺す。 信長「!」 光秀「女は出て行かれよ!」 信長「そうか。真の答えはこれか。 信長から解き放ってくれるのだな」 光秀に矢が刺さる。 信長「光秀!」 光秀「構うな! 行け!」 信長も銃で撃たれ、倒れる。 家康の手下の服部半蔵(佐藤浩市)が来て、光秀と頷き合い、信長を連れて行く。 炎の中、光秀は残りましたが、無事でした。 光秀軍が夜道を逃げている時に秀吉軍と遭遇。 秀吉は光秀が天下取りに興味がない事を知り、光秀を殺した事にして助けてくれました。 信長は、家康の元で介護されて、傷も癒え、女として光秀を捜しに馬に乗って去りました。 それ以来、信長は行方知らずになりました。 家康は、信長が女だと子供の頃から知っていて、初恋の人だったとの事♪
本能寺の変の後が駆け足でした(^^;) 安土城も燃えてしまい、秀吉が天下を取り、秀吉の死後、家康が天下を取り、江戸幕府を開きました。 家康と尼姿のお濃が一緒に江戸城の天守閣から世の中を見下ろし、 家康「民の力で築く戦のない日ノ本です。 ようやく光秀殿との約束が果たせました」 語り「信長様の夢見た太平の世が、とうとう実現したのでございます」
南蛮船の上に、光秀と御長がいました♪ <Fin>
お濃は生き延びましたが、結局、半処女のまま一生を過ごしたという事? 最後は、信長と光秀、幸せになっって良かったですね♪ この「本能寺の変」の仮説は良かったです。 その前の女としての苦悩と天下を収める事への重圧? 女というと、これは必須でしょうけれど、そういうのは、ちょっと従来の信長ファンにとっては、女々しく思えて残念でした(^^;) ただ、元宝塚スターの天海祐希さんは、この役には嵌まり役で、凛々しくて、御長も妖艶で素敵でした♪ かなり豪華な配役で、ロケも『信長のシェフ』とは違って、かなりお金がかかっていたよう(^^;) 迫力がありました♪ 御濃、光秀の件で、信長に裏切られても、秀吉に信長が殺されそうになった時、助けてくれて、いい人でした♪ 一緒に暮らしていて情が湧いたのか友情か・・・ 本能寺の変の後、彼女がどうなるか心配でしたが、最後に、家康と一緒にいたので、ほっとしました♪ 本能寺の変が1582年で、家康が江戸幕府を開くのは1603年の事。 本能寺の変から20年以上先ですが、このドラマでは、すぐのようでした(^^;) 20年かかって、ようやく光秀と御長は巡り合えたって事? それとももっと早く見つかって、一緒に日本で細々と暮らしていたのでしょうか? 南蛮好きだった2人が海を渡るのはお似合いでした♪ 最後は信長と光秀がハッピーエンドだっただけでなく、2人と親しかった家康が天下を取って、優しかった御濃も元気そうで、ほっとしました♪ 突っ込みどころは沢山ありましたが、「信長が女」という仮説の元なので、皆、許せた感じです(^^;) 『信長のシェフ』→『女信長』と信長繋がりで、どちらも個性的な視点で楽しかったです♪(^^)
<主要キャスト> 織田信長/御長(おちょう)・・天海祐希(幼年期:荒川ちか) 明智光秀・・・・内野聖陽 御濃(語り兼任)・・・・小雪 羽柴秀吉・・・・伊勢谷友介 御市・・・・・・・・・長澤まさみ 浅井長政・・・・玉山鉄二 徳川家康・・・・藤木直人(幼年期:竹千代・・・鈴木福) 柴田勝家・・・・中村獅童 足利義昭・・・・佐藤二朗 織田信行・・・・賀来賢人 浅井久政・・・・山路和弘 今川義元・・・・三谷幸喜 毛利輝元・・・・吹越 満 平手政秀・・・・平泉 成 服部半蔵・・・・佐藤浩市 明智秀満・・・・鈴木一真 徳川信康・・・・満島真之介 朝倉義景・・・・山下真司 武田信玄・・・・竹内力 延暦寺の女・・・・名取裕子 森蘭丸・・・・竜星涼 バテレン宣教師・・・ロイック・ガルニエ 土田御前・・・・高畑淳子 織田信秀・・・・西田敏行
<スタッフ> 【原作】 佐藤賢一 『女信長』 【脚本】 橋本裕志 【プロデュース】 村瀬健、手塚治(東映)、妹尾啓太(東映) 【演出】 武内英樹 【音楽】 久石譲
公式HP・プレゼント←締切:4月12日(金)夜11:59迄
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