2005/09/07(水)16:58
<映画バトン>
大先輩sparkle様から今度は<映画バトン>。ファイト。
昔、学生新聞で文化評論セクションを担当していたことがあるので映画にはうるさい?アタクシ。そのくせ下らない映画が好きだったりする。自称「おバカ映画ファン倶楽部」の会長でもある。
1.持っているソフトの本数。
ソフトって、DVDの事?判らない(汗)
ビデオは山積み、DVDはまだ30本ない。ムーミンが買う。アタクシ郵便でDVDを届けて貸してくれるレンタルサービスに登録。
2.今、観たい映画。
鈴木清順監督の「Princess Raccoon(オペレッタ狸御殿)」。まだコチラで上演?公演?していない。楽しみ。吹き替えじゃなくて字幕で観たい。
3.最後に見た映画。
今週末は
・ヴィム・ヴェンダース監督の「Bis ans Ende der Welt」。<フェチバトン>でソルヴェイグ・ドマルタンの姿が思い浮かび、反射的行動。(「Der Himmel uber Berlin」じゃないけど。)
・「チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」 :心が潰れそうになる近年の歴史や、胸のすく様な美しい景色やイメージ盛りだくさんなドキュメンタリー。密教の儀式やカンバ族勇士の馬術など見所沢山。隠し撮りされた映像も含めて自由を叫ぶ力作。
いくら連休でもこんな長い映画を二本も見るなんて、暇人。
4.思い入れのある映画。
「Truly, Madly, Deeply」。日本では 「愛しい人が眠るまで」というらしい。「The English Patient (イギリス人の患者)」で有名なアンソニー・ミンゲラ監督作。
まず、アタクシの父と同年齢なのになんでこんなにステキ?なアラン・リックマン氏助演。(最近ハリー・ポッターの映画でスネープ博士役の迫力満点おじさん。)美男ではないけどあのゆったりとした低く心地よく響く声。皮肉っぽいまなざし。理知的なきらめき。ぞっこん。
それはさておき。愛しき人を亡くしても毎日明るく生きようと努めながら嘆き悲しむニーナの姿を見かねて、体のある幽霊としてよみがえってしまう亡きジェイミー。
最愛の人を亡くし、そのころニーナと同じく通訳の仕事をしていたアタクシ痛く共感。無表情なカウンセラーと体面中、フルスクリーンで鼻水タラタラのニーナの衝撃的な嗚咽シーンでもらい泣き... しなかった。
いつも二人で弾いていたバッハのチェロとピアノのデュエット。一人でピアノを弾きながらジェイミーのチェロの部分をハミングするニーナ。すると本当に後ろでチェロが鳴っている- 再会の嬉し泣きシーンも泣きそうになった... けど必死にがまんした。
政治的に気の合う亡霊の友人まで遊びにつれてきちゃうジェイミー、笑える。ニーナのアパートのテレビで、ずっと「また見たかった」映画を見ながら色々な時代の幽霊が感想口論しあう場面や、「え?あんないい映画、消しちゃったの?」とニーナに非難の目を向けるオタク幽霊も◯。リビングで幽霊オーケストラを構成しちゃうところも◯。
アタクシの大好きなネルーダの詩まで急に出てきてびっくり、どっきり。このシーンで映画館はすすり泣きだらけ。でもアタクシひたすらがまん。
後はネタバレしてしまうので(勝手に)書かないことにするが、映画を見て絶対泣かないアタクシが、不覚にも最後のシーンでついに号泣してしまった。アタクシを泣かした映画二本のうちの一本。
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他にやって下さる方、大歓迎です。ぜひ知りたい。お手数ですがお願いしますね☆