on the other side of the world

2005/09/11(日)02:52

移民子供の日本語苦戦

移住民子供体験談(22)

移民子供のアタクシが正式に日本語の授業を受けたのは四つに分けて 1. 日本で小学一年生の一学期 2. コチラの笑っちゃうほど役に立たなかった日本語学園に放課後、週に二、三回通った三年ほど 3. 勉強鬼の母が日本から教科書を取り寄せて、実家での学習。これは他の習い事数種が優先されたため結構中途半端 4. 北米大学のアジアン文学部の偏屈教授に教わった「古代日本語」。万葉集などを読みたくて激苦戦 これらより最もためになったのが 1. 読み書き:いつも実家に山積みになっていた日本の文庫。「こどものとも」などの絵本の山で始まり、講談社の少年少女向けの「ふくろうの文庫」シリーズや「青い鳥文庫」シリーズ数百などもいつのまにか現れ、その他何千も、本棚からあふれている本 2. 日会話:英語で話しかけても、日本語で言い直すまで一切無視されたこと。当時いまいましく思ったがおかげで標準語の化石の様な日本語を辛くキープ この様な情けない次第なので、昨日のムーミンが事故で「ぶつかられた」のか「ぶつけられた」のかこんがらがると始末が悪い。根本的に文法などを知らないも同然なので恥ずかしい限りだ。 sparkle大先輩と大好きなルル子様からのお優しいお言葉で、「ぶつけられた」が正しい、と教わり、すんなり、ああ、そうか、そうなんだ、と落ち着いた。両先生方、いつも有難うございます。 記事を書き終えてコメントを頂くまでの間、色々用事をしながら気になって愚考をしていた。恥ずかしいがさらけ出すことにしよう。 まず「ぶつかる」と「ぶつける」の違いを日本語の初心者に説明するとしたら、アタクシはいい加減にこう言うかもしれない。 「ぶつかる」とは物が衝撃をもって接触することで、だれの意思でもなく、何気無くそうなってしまった雰囲気があり、「ぶつける」とは意図的にそうしたのではなくとも、志向的にそうしようとした場合も「ぶつける」なので、わざとした雰囲気がある。 なので昨日事故を起こしたおばあさんの場合、ペダルを踏み間違えて不本意にしてしまった事をムーミンの身からすると誤って「ぶつかられた」とした方が、「わざとした」雰囲気が出る「ぶつけられた」よりいいのでは...?とざっとこの様な事を一人で悩みあがきながら、やっぱりもっと正式に文法などの勉強をするべき!と深く反省していた。 そこをsparkle大先輩と大好きなルル子様に救われたことになる。本当に有難うございます。 これに懲りず、どうぞこれからも宜しくお願いします。 他の方も、お叱り、コメント、大歓迎ですのでどうぞ宜しくお願いします。

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