2005/09/12(月)07:52
童謡「赤い靴」・「青い眼の人形」
「♪にんじんさんに 連~れられて 行っちゃった!♪」と歌詞を勘違いして熱唱したため、祖母にいやっというほど笑われてしまったドジ妹Jと同じくドジなアタクシ。
昨日のアンデルセンの「赤い靴」に相次いで、日童謡の「赤い靴」。大好きな是枝裕和監督の映画にも登場する大正時代の童謡だが、とても気になる、謎だらけの歌詞。
由来を親切にまとめてくれてあるサイトがあった。
作詞は野口雨情氏で、作曲は本居長世氏だそうだ。
赤い靴 はいてた
女の子
異人さんに つれられて
行つちやつた
横浜の 埠頭(はとば)から
船に乗つて
異人さんに つれられて
行つちやつた
今では 青い目に
なつちやつて
異人さんのお国に
ゐるんだらう
赤い靴 見るたび
考へる
異人さんに逢ふたび
考える
「同僚の奥さんが、以前、娘を外国人の宣教師夫妻の養女に出した」という話を野口氏が耳にしたのが、「『赤い靴』の下敷き」になったそうだ。
この歌を教わった頃、疑問だらけだった。なぜこの子は連れ去られてしまうのか?一緒に行きたくて行ったのか?赤い靴を履いていたなんて、裕福そうなのに、なぜ?
孤児だったのなら、なぜもっと身近な家庭に引き取られず、「異人さん」なのか?赤い靴を履いていると誘拐犯にターゲットされるのか?
それに、コチラで暮すアタクシは「青い目になっちゃって」どころかイアリングさえはえてこないが...?
「青い目」と言えば、「青い眼の人形」という童謡も同時に教わった。関連していて、同サイトの同じページで取り上げている。
両方とも海をこえ、不安気な生活をすることになった子供の胸に、深い余韻を残した。