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カテゴリ:二人め不妊
あっ、そうそう。これだけは書かないといけません。
胚移植を終えて診察室で先生の話を聞き さぁ立ち上がろうかとした瞬間、パンパンパンっって花火の音が。運動会の朝6時に鳴らすあの花火です。繁華街のど真ん中だし 昼の2時ぐらいだったし 何でって感じ でも幸先いいなぁ~おめでたそうで 先生にも「いい感じですねー」。 先生とは 慣れたせいか それとも先日行われた患者アンケートの結果で笑顔がないだのなんだのと散々言われていたから(かわいそうにぃ)か分からないけど(私は周期が合わず出さなかった) すごくいい感じになってきて嬉しい。でも 声がちっさいのは変わらない気が・・・私 難聴かと思うもん。今日も身を乗り出して聞いてました。 外に出たら曇り空。あーなんか食べたいなーでも 大好きなマックはさすがになーと思います。母になるって事は 大好きなマックをも遠ざけられるってこと。まだ母にはなってないけど 車に乗って帰り道を走りながら ついおなかをかばってしまう私。スカパーでダビングしてきた今流行りの音楽もおなかのたまごちゃんにはやかましいと思って 消しました。そして たまごちゃんに語りかける事にしました。 「たまごちゃーん。 泳いでる~? そこのよこに ふかふかのベッドがあるでしょ そこにぺトンとくっついたらね あかちゃんになって お外にでてこれるんだよー お外にはねー タムちゃんっていうおねえちゃんもいるし パパもいるし じいちゃんたちもたっくさんいるよ (タムのじいちゃんばあちゃんは ひいひいばあちゃんも含め10人健在) たのしいよー そこのおふとんにくっつかないと あかちゃんにはなれないんだよー あーでも どこでもくっついていいわけじゃないよ えーと どこって言えばいいかなー 自分でも本能的に分かってるでしょ(あ、母逃げた) せまいところはだめなんだよ(子宮外) ひろーいところの 横かな ふかふかふとんがあるところだよ そこにね ぴとんとくっついたら みんなに会えるんだよ 一人しか乗ってない車でパクパク喋ってる怪しい女 みんな 春がきてると思うだろうな でもいいの 後続車や横の車なんて 私の人生に何も関わりはないもん たまごちゃんのほうが大事 でもちょっと腹話術みたいな口すぼめた喋り方 走ってる途中で 前家族できたことがあるうどん屋さん発見 ここで あったかいもの食べて帰ろう マックなんかより体を温めないとね 一人で食堂なんて入ったことない 恥ずかしい気持ちもあるけど いいの 私はお尻のでっかいおばさんなんだから(意味不明) カウンターに座って タム達と食べた肉うどんを思い出す 一人は寂しいなー 今日はネギトロ丼と小うどんにした わさびは大好きなんだけど 今日はやめとこう しょうゆも少なめに そうこうしていたら旦那からメール 「頑張れー」って。筋肉モリモリの絵文字。 もう終わったちゅうねん さっき 今から帰るってメールしたのに どこかずれてるうちの旦那。 熱いおうどんをハフハフ食べて汗びっしょり 今日はあったかい日だし 足からポカポカしてる 先生 移植の時私の足臭くなかったかなー 心も体もポカポカなって おなか周りの血流バッチリだと思われる そういえば私ドリンクバーなどでも 氷は入れずに飲んでるのよ 冷やすのはよくないと思ってね 帰ったら足湯もしよーっと 帰りながらもまた独語 調子が出てきて 歌まで歌う 普段は車の中で歌なんて歌うことはないのに 「ハイホーハイホー しご~とが好き~♪」 の歌で 「ハイバンホー ハイバンホー あかちゃんになれー♪」 って ほんっと頭の中春だわ ずっと歌って疲れてまた話し掛けている途中ふと思い出した 「不妊治療に専念します!」と長年続けたナースを潔く辞めるとき 厨房に挨拶に行ったら ある厨房のおばちゃんが 「ようこちゃんからこんなにも望まれて生まれてくる子どもは すっごく幸せな子だよ」 って言ってくれたことを それをあかちゃん(たまご)に伝えた どうしても言ってあげたくて みんなが待ってる幸せな子 みんながあなたをまってるよ ぜひ着床して 赤ちゃんになって出てきて頂戴 やっぱ泣けちゃうこの言葉 今朝も くるりんさんやとめちゃんからも 携帯にメールが来てた 名前を見るとホッとする 勇気がわいてくるよ おおよそ不妊治療には何の縁もなかった方々 なのにこうして毎日のように気に掛けてくれて ほんとうに嬉しい 若かりし頃子どもをおろしたことがある私 勝手な願いだとは分かっているけど その生まれなかった赤ちゃん もう一度私のおなかの中に宿って欲しい タムのおねえちゃんだったかもしれないあなた こんどはタムのきょうだいになって 今まで日の目が見られなかった分 思う存分かわいがってもらってほしい どうせ生まれてくるなら その子の意識をこのたまごちゃんに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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