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☆タムちゃんキョンちゃんの青い空☆

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2010.05.19
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 5月の連休に、お姉ちゃんが中学生になってから初めての練習試合(バレー)がありました。
経験者だから少しは出してもらえるかなと淡い期待を抱いて キョン連れて出かけたら、1年生の親は7人全員見に来ていたのですが、うーんやっぱり、赤ちゃん連れだと、試合見たりママさんたちとお話するよりもキョンの歩き相手をしているほうが格段に多く、試合を見るどころじゃありませんでした。

何より悲しかったのは、久しぶりの外出だし、久しぶりにみんなと会ったからおしゃべりするのを楽しみにしていたのに、全くできなかったこと。楽しそうに盛り上がってる姿を遠くから見て、なんだかすごく寂しくて、泣きそうでした。

歳がこんだけ離れていればねー。中学校のママには赤ちゃん連れじたいあんまり見かけないしね。同じチームには幼児すらいないんですもん。幼児のママでもいたらなんか共通の話題もありそうなのに。
先輩ママさんたちともお近づきになりたかったのに、お茶の時キョンが暴れたので危なくてもう遠慮しました。
みんな優しいんだけど、ずっと一人離れているのは、仲間外れになったような、すごい疎外感を覚えて、なんか 赤ちゃん連れっていう自分がなんだかすごい嫌になってね、重いし、危ないし、汚いことするし、荷物は多いし「あーっもう!!!」って感じ。

夜勤明けで昼に帰ってきた旦那に、歩きだしたことの大変さを愚痴りながら、「こんなことなら産まなきゃよかった」って、言っちゃった。もちろん、本心ではないんです。ただ、それぐらい、イライラしちゃったんですよね。

近所の知り合いに赤ちゃん連れは誰もいないし、周りを見回しても誰も知っている人がいないような、まるで浦島太郎になった気分。
もともと人見知りするのもあって、憂鬱になっていた矢先だったんです。


NICUにいたときは生きてほしいと必死だったのに、ちょっと良くなると勝手なもんですよねしょんぼり

そんな悶々がしばらく続いた時だったかな、ギャアギャア泣いて聞きわけのないキョンを抱いてため息をつきながら、ふと姿見を見たんです。

するとね、赤ちゃんを抱いた人が鏡に映ったんです。
もちろん私ですよね。

でもそれはね、私が不妊治療を何度やってもできなくてつらくて仕方がなかったときに、外に出るたびにどこそこで見かけてずっとずっと憧れていた、「赤ちゃんを抱っこしてとても幸せそうなママさんの姿」だったんですよね。

実際は、重かったり、買い物も思う存分できなかったりしてイライラもあるでしょうに、それでも、片手に赤ちゃんがいる姿がとても幸せそうに私には映ってて、いいなぁ、いいなぁって、たまには目をそらしたり泣いたりひがんだりしながらも、その姿を目標に頑張ってきた、その人と同じようなかっこうで、私がいたんです。

あー。
私も、ママになったんだな。
この腕には赤ちゃんがいるんだな。


客観的に見てみると、苦労とかイライラなんて何も分からない、幸せそうなママの姿。

泣きながら不妊治療をしたあのころ。
流産をして地獄に落ちたあのころ。
「今産まれたら何も処置ができません」と言われた妊娠20週での入院。
生存率20%から 歯を食いしばってのし上がってきました。
生きて!生きて!障害があってもママはちゃんと受け入れるから!と泣いて願った。
早く触りたい、早く抱っこしたい。早く服を着せたい。早く家に連れて帰りたい。

いろんな思いをしてやっと手にした赤ちゃんです。

あのころ 胸を焦がすほど憧れていた赤ちゃんが 私のこの腕にちょこんと乗っている!

赤ちゃんは本当に私のもとへ、私を選んでやってきてくれたんだ!

それを思ったら、重いだの、ゆっくり見れないだの、どうでもいいように思えてきて。
それに、大変なのは今だけ。

頑張らなくっちゃ。

ママ強くなって!って赤ちゃんに言われてるのかな?
私は、一人行動もできるようにならないといけないなーって改めて実感。

不便なことや寂しいことは多いけど、それでもこの子がいるからいいやって思えるようにならないといけないですね。


まぁ、そうも言ってられないことばっかりになってくるけどね。
だって、大きくなって悪さをしても、「私を選んで来てくれたからそれだけでいいの」ってわけにもいかないし、成績がすごく悪くても「いいのいいの。元気に産まれてくれたから。」ってわけにもいかないし(笑)。

でも、初心と基本は忘れないようにしつつ、ストレスをためないように楽しく育児できたらいいなぁっと、思います。

洗面所の鏡では別になんとも思わなかったけど、姿見は良いですねー。
たまには手をつないだり、いろんな姿をして気持ちを新たにできればいいなぁ。
(しかし、この贅肉はなんだ号泣

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最終更新日  2010.05.19 15:09:38
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