2006/10/14(土)05:23
自然の気配を感じる心
職場で年4回発行している新聞があるのですが、毎回農の師匠であるY農園のKさん夫妻にも原稿を依頼しています。昨日、原稿をいただいたのですが、その文章があまりに素敵だったのでブログにも掲載したいと思います
Y農園の畑
秋は月を感じる季節です。
昔、農は月の満ちかけで 大地を智り 作物を育てていました。
月の満つるとき
大地の水分が引き上げられるので葉ものを育て
かけてゆく時
大地の水は地下へゆくので根ものを育てました。
Y農園も月(空)の気配を感じながら 大地と農にかかわっています。
それは作物もひとも もっとも楽に生きていける波動のように感じます。
畑人のひとり言!
人は空を見上げなくなりました。
Y農園を愛する若者の中には
「月暦が本来の自然の姿なのですね」
と感動と発見をして実行して生きようとする元気な栄養士さんがいたり
「空を見上げたくなるんですよね」
と元気な笑顔で空や大地を語る可愛い技師さんもいたり、
「季節の移り変わりやほんのささいな気配に感動するんです」
とやさしい微笑みで小さないのちたちと生きつづけるやさしい姉ゴの事務員さんがいたり…
私たちの周りには 空を感じ大地を感じる仲間がいます。
農は、そういう自然の気配を感じる心
を育ててくれます。
自然も生命体(いのち)です。
人と同じように とく とく とく とく 鼓動をうちつづけています。
その気配や鼓動を感じると ひとも 自然の営みによりそって楽に生きられるように思います。