プログラミング1

　２０１２年度のETロボコンに参加することになったのでプログラムを開発できるパソコンを用意することになりました。iPadを購入してからはAppleの魔力にあてられてパソコンもApple社の商品を使ってます。
　ETロボコンでもMacの使用例はもちろんあるのですが、使用するソフトが増えてくると毎年すこしずつやり方がかわってくるため、そこそこ更新が必要であるにもかかわらず、公式ホームページはそこまでは手が回らないようです。Windowsについては利用者も多いので比較的頻繁に情報更新されているし、公式のMLを使った情報交換によって多くの問題点については逐次解決が図られていますね。一方でリナックスやMacは利用者が少ないのでどうしても情報が少なくなってしまいます。

　まずはプログラム開発環境の構築をやってみる際に問題となったところをあげてみます。
環境は次のようなものである。
　iMac 2GHz Intel Core 2 Duo
memory 2GB 667MHz DDR2 SDRAM
OS OS X 10.7.3 Lion

(1) Xcodeをインストールしているのにgccが使えない。
Xcode4.3以降はXcodeのコマンドライン版は別途インストールしなければならない。

(2) sudo コマンドが実行できない。
インストールに必要なsudoコマンドは標準設定状態では使えないようになっている。また、パスワードのない管理者ユーザでは設定を変更できない。

(3) Wine がうまく動作しない。
Wineのバージョンアップでstartwineのスクリプトが廃止されたようだ。startwineの代わりにwineconsoleを呼び出すように書き換える必要がある。パス設定を間違えないように。

(4) WineからFreeTypeフォントがないというエラーが出る
環境変数　LANG=C が必要である。
export LANG=C

(5)sg.exeをコピーしておかなければならない
nxtOSEKの現在配布されているパッケージには著作権上の理由からsg.exe（.oilファイル用のパーサー）が含まれていない。これをtoppersのパッケージからコピーして所定の場所に入れておかなければならなりません。

(5) make all すると　kernel_cfg.dが無いと言われる
別のユーザでコンパイルした残骸が残っている場合にはアクセス権の関係でbuild以下がアクセスできなくなる場合がある。make cleanを使ってアクセス出来ないフォルダを調べアクセス権を設定し直す必要がある。

以上の点を含めてインストールの方法について次のブログから書きますのでよろしくお願いします。