2010/07/09(金)13:04
書評:『LOVE LOGIC~蜜と罰~』 清涼院流水著
2010年7月9日(金)
書評:『LOVE LOGIC~蜜と罰~』 清涼院流水著
Love logic
ども。Kentです。なかなかブログのUPができずに申し訳ない。
本業が忙しいのもなんですが、ぷち体調壊したりなんやから
でした。そんな時は良質なミステリーを読むのが一番!!
ということで自信の一冊を書評します。
読書の目的:設定せず
読書の目標:設定せず
目標T\:設定せず
※T\とはTIME×YENの略であり1T\は1時間である。
目次:
感想:
『面白いといったって程ってものがあんだろう!!』
思わずそう叫んでしまうくらい面白かった。いや、面白過ぎた。
なぜなら私の貴重な一日がこの本のせい(おかげで)潰れてしまった
程だ。何故なら無理でしょう途中でストップするの~~(笑)
本書は小説+ゲームブックという形式を取っています。ゲームブック
は子どもの頃結構やった記憶があります。ドラクエのものだったり
RPG系が多かったかな?まあ参考までに言いますと、選択肢が分かれて
いて自分で選んだページに進み結果が違ってくるというもの。
とある企画で集められた10名。理想のカップルになれば無事に
出られるが、理想の相手をみつけられない者たちには「死」が訪れる。
その舞台設定はミステリーでは良くある山荘、脱出不可というもの
ですが、本作品ではその人選が秀逸なのです。
10代、20代、30代、40代、50代から男女1名ずつで計10名。事前に
出したプロフィールを元に理想の相手が必ず参加者の中にいる。
そして参加者はそのプロフィールを元にタイトルどおり「LOGIC」に
よって選んでいくのですが、これが一筋縄ではいかない。なぜなら、
人によって候補が数人になる場合もあり全く難しい。
実際、私は一組目のカップルこそノーミスで選んだのですが、
途中で無限ループとでも言えるくらいの絶望的な状況に落ち込み、
いい大人が「全部ためしたじゃねーかよ」「ウソだろわかんねーよ」
「うおー本当に解決するのか」とか歯噛みしながらプレイ(読書)をし
ていました(笑)
途中でやめるのは不可能ですよ。この内容、このクォリティ。
時間を捻出して一日でクリアするくらいの気持ちで読むのが正解。
クリアして各人に張り巡らされた伏線を楽しむのがまた秀逸
です。おーあのエピソードがこう繋がるのか~という感じです。
著者のように真に才能のある人が本気でゲームブックを作ったら
こうした仕上がりになったという一冊。各人のエピソード→あとがきも
素晴らしい!!半端な気持ちでは手を出せない方が良いです。私自身、
何とか1日本書のために作ったのですが、予想を超えた面白さとスリル
にやられまくりました。準備万端整えて戦いに臨んだのにこれですか
ら(笑)
是非読んでみてください!!
気になったポイント:
著者紹介:
清涼院 流水
1974年8月9日生まれ。1996年、『コズミック世紀末探偵神話』(講談社)
で第2回メフィスト賞を受賞し衝撃デビュー。その後、出版社の垣根を
越え、多数の作品を発表
まとめると:
<面白いにも程がある一冊!!>
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