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★今日何食べた?★

★今日何食べた?★

08.9パリ5日目

Paris 2008



■2008年9月19日■


ノートルダム寺院再び



先日購入したミュージアム・パス、どうやら凱旋門も登れちゃうらしい。

凱旋門から眺めるパリの街並みはさぞかしキレイなことでしょう♪

せっかくなので、凱旋門に登っちゃおう!


・・・とやる気まんまんでしたが、どうやら、凱旋門はエレベーターなしのらせん階段を約280段登るらしい。


げ。


美術館の中でたかだか10段登るだけでネをあげている私には絶対無理じゃん!!!


もっと早くにリサーチしとけよ・・・って話ですが、

とにかく、今日はシャンゼリゼ方面に行って遊ぼうってことで予定を組んでいたので

予定組み直しでござんす。


それでは、今日はシテ島経由でサンジェルマン・デ・プレに出かけ、

私が最も崇拝する画家、ドラクロワの美術館に行きましょう!

と急遽予定変更。


パリに到着してすぐに買ったメトロのcarnet(回数券)がすっかりなくなってしまったので

新たにcarnetを購入し、いざ!ノートルダムへ。

ノートルダム
これは、パリ到着2日目に撮った写真。


先日は外観だけさっさと眺めておしまいだったけど、

今回はちょっとじっくりと鑑賞いたしましょう。


ノートルダム大聖堂の西側正門には3つのポルタイユ(門)がありますが、

特に心を奪われるのが、この中央のポルタイユ。

Portail du Jugement Dernier

これは最後の審判を表現しているそうで、

ガイドブックによると、下段が、すべての死者が甦ったところ。

その上の段では、天使ミカエルと悪魔によって地獄行き(右)、天国行き(左)に分けられている。

さらに上段では、キリストが両手を広げており、彼の左側には聖母マリア、右側にはヨハネがひざまずいています。



ノートルダム大聖堂の内部



そして大聖堂の内部へ。

ノートルダム大聖堂のステンドグラス1
南のバラ窓のステンドグラス。

朝陽が入ってきてキラキラ輝いているステンドグラス、とってもキレイでした。

ノートルダム大聖堂のステンドグラス2

ノートルダム大聖堂のステンドグラス3


内部のステンドグラスや、ちょっとした博物館っぽいところ(3ユーロ)を見学した後、いざ!塔へ!


ノートルダムの塔へ!


この塔へは、わたし達が持っているミュージアム・パスで登れちゃいます。

でも一般客と同じ列に並ばないといけません。ま、そんなに混雑してませんでしたが。

並んでいる途中で係の人が寺院のパンフレットを配りにやってきました。

「Nous sommes japonaises」とゆったらちゃんと日本語のパンフレットをくれました。

パンフレットを見てガクゼン・・・・。


「387段。エレベーターなし」


まじっスか!

300段未満の凱旋門を諦めたあたしたちって何だったんスか???

確かに、凱旋門にエレベーターがないんだから、ノートルダムだってないでしょうよ・・・と

容易に想像はつきますが、

でも、ヴェネツィアで鐘楼にのぼったときは、エレベーターで登ったもん!

ま、そちらはイタリア、こちらはフランスですけどねーーー。

ぶーぶーぶー。

私のあまりの驚愕ぶりに、ダーリンは大爆笑していましたが、

ま、結局は登ることに!

今日はスニーカーはいてますし、何とかなるでしょう。


そして長い長いらせん階段をひたすら登り、塔の上へ。

塔の上には、パリを見つめているというキマイラ(怪獣)たちと出会えます。

キマイラ1

この怪獣たち、わたくし的に印象深いのは、

映画「アルマゲドン」で巨大隕石がパリの街に激突したとき、

まさにこのキマイラの視線から隕石が激突するシーンがありましたねー。

あのときは、「この怪獣ってパリのどこにあるんだろう?」と思ってましたが、

その後すぐにノートルダムの塔にいるということがわかり、いつか機会があったら見たいと思ってました。

キマイラ2

キマイラ3

キマイラ4


エッフェル塔も見えるよー。
ノートルダムから見たエッフェル塔


モンマルトルの丘にたたずむ、サクレ・クール寺院も見えました。
ノートルダムから見たサクレ・クール寺院


シテ島の先端。
シテ島の先端
島をはさみ、セーヌ川が2つに分かれております。


調子こいた私達は、さらに上を目指しました。

南側の塔の頂上部分へ。


出ました!これぞ、ノートルダムの鐘!
ノートルダムの鐘

これ、重さ13トンで、「エマニュエル」っていう名前がついているそうだ。


わたし達がこの鐘を眺めている間、まさに鐘の音が!


普段は北の塔にある鐘を鳴らしており、カトリックの特別行事があるときだけ

このエマニュエルの鐘を鳴らしているそうだ。

あ~、あたしたちがいる時にエマニュエルが鳴ったら、鼓膜破れてたよなー。

よかった、よかった。




そしてまた、長いらせん階段を降り、地上に到着。

膝ガクガクでござんす。


ここから次はサンジェルマン・デ・プレに向かうのですが、

いつもだったらこの快適な気候の中、お散歩かねて歩くけど、

とてもじゃないけど、もうこれっぽっちも歩きたくありませんっ!

メトロだ、メトロ!!!


メトロに向かう徒歩5分弱の距離ですらうんざりだった・・・。



サンジェルマン・デ・プレ


そして到着しました。


メトロから出るとすぐにサンジェルマン・デ・プレ教会(Eglise St-Germain des Pres)がありました。

サンジェルマン・デ・プレ教会

この教会は、現存するパリ最古の教会の一つだそうだ。

この地域については、去年3ヶ月だけフランス語を教えてくれたパリジャンのAくんが

フランス帰国前にいろいろと文化について教えてくれていたので、

初めて訪れた割には懐かしさをちょっとだけ感じてしまいました。

そーいや、パリに行ったらAくんに連絡するねー、なんてことをゆっておきながら

すっかりAくんのことを忘れてた。

メールアドレスも日本に置いてきたし、残念っ!


ドラクロワ美術館


さて、今回この地域を訪れた目的は、

私が崇拝する画家、ドラクロワの美術館を訪れること。

地図を見るとすんごいわかりやすそうな場所なんだけど、

実際探してみたら、全然見つからないっっっ!!

とりあえず、先ほどノートルダムの階段登ってくたくたですし、カフェでお茶でもしましょうってことに。

テラス席でタバコを吸いながら道行く人々を眺めてしばし休憩・・・。


なんか、この休憩した店、カフェの割にはちょっとこじゃれてて格式高そうで

貧乏くさいあたしたちがいても大丈夫なんでしょうか・・・というカンジだ。

おまけにcafe creme(カフェオレ)の値段もちょっとお高いカンジがしますが・・・。


・・・あとでガイドブック見たら、この「Cafe de Flore」というお店は、創業が1887年の老舗らしく、

常連リストには、サルトル、ボーヴォワール、ジョニデ、シャロン・ストーン、コッポラの娘なんかがいるらしい。

どうりで貧乏くさいあたしたちとは雰囲気が全然違うと思った。

そんなことなら写真の一つでも撮っときゃよかった。


で、一通り休憩した後は、ドラクロワ美術館探し再開。


結局、すんごい探すのはカンタンだった。

1回通った道にあったのに、向かい側にあるかわゆいクッションを置いてあるお店に目が釘付けになり

美術館をあっさりと見過ごしていたことが判明。


ちなみに、この美術館も、ミュージアム・パスにて入館できます。


ドラクロワさんの登場です。
ドラクロワ

彼が使用していたパレット。
ドラクロワが使用していたパレット


そして、ひととおり眺めた後は美術館の中庭でひと休み。
ドラクロワ美術館の中庭

ノートルダム登ってからというもの、やたらと休憩が多くなりました、あたしたち。

しばしここに座りこみ、これからのプランを立てておりました。

この美術館は、ドラクロワが晩年に住んでいた館。

とっても静かな住宅地にたたずんでいるこの雰囲気が

私達をとっても落ち着かせてくれました。



この後、再びオルセー美術館とルーヴル美術館を訪れ、

のんびりと過ごして着替えるためにいったんホテルに戻りました。



セーヌ川ディナークルーズ


本日はディナークルーズの日。(トム・クルーズではない←どこまでもおやぢギャグ)

わたしとしてはバトー・ムッシュでのディナークルーズがとっても楽しみでしたが、

申し込みの時に船の会社は指定できないので確約できないと言われ、

案の定、今回はバトー・ムッシュではなく、バトー・パリジャンという会社の船だった。

バトー・パリジャンはエッフェル塔近くから出ております。

夕暮れのなかのエッフェル塔。
エッフェル塔
この時点で時刻は午後8時前。まだパリの街は明るいです。

船の出発時刻は午後8時30分。

パリの夜の風景を眺めながらのクルーズの始まりです。

前菜はアスパラガスとエビ。
ディナー・クルーズでの前菜

メインディッシュはフィレ肉のステーキ。
ディナー・クルーズでのメインディッシュ

どれもみな極めてふつーの料理。

特別マズくもなければ決してウマくもない。

バトー・ムッシュでいただいた伊勢海老とフォアグラの旨さが楽しい思い出だったのに、

今回の料理に関してははっきり言ってハズレでしたね。


夜のパリの風景はとてもキレイでしたが、

窓側の席でもなかったし、前に写真はさんざん撮っているので、今回はほとんど撮影せず。


ただ、夜10時を過ぎると、船のデッキが開放され、そこでタバコを吸うこともできるとのことで

10時を過ぎてすぐにガイドさんが「もう10時だからタバコ吸えますよ♪」とわざわざ教えに来てくださり、

そこで夜の風にあたりながらライトアップされたエッフェル塔を鑑賞しました。


今年はなんだか忘れたけど記念の年らしく(興味ないことは説明されてもアタマに入りません)、

エッフェル塔が青くライトアップされています。

エッフェル塔

このピンぼけぶり、どーにかしてってカンジですね。すんまへん。

エッフェル塔

ここで撮った写真は全部ピンボケでした。


席に戻ったら、アイスクリームのデザートが用意されておりました。

でももともと食後に甘ったるいデザートをいただく習慣がない私はパス。


船の中央にはステージがあって、ずっとシャンソンなどの演奏をしてくれていましたが、

終盤は何故かオールディーズなカンジのアメリカン・ポップ。

中央にダンスするスペースもあり、数人の外国人たちが踊っておりました。

その中でひときわ目だっていたのが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でのお父さん、ジョージ・マクフライにクリソツな男性。

本当にジョージみたいにYシャツの裾がはだけるだらしなさで、

私達は「みて見て、またジョージ踊ってるよー」

としばしジョージに釘付けでございました。

パリの雰囲気ぶち壊しの夜。


何はともあれ、無事にディナー・クルーズも終了。

次回は、ツアー会社から申し込むのではなく、日本から自分たちで予約をしてバトー・ムッシュに乗り込むことにした。





~つづく~



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