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詩人の役目   田中宏輔

2017/03/25
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ぼくの英詩翻訳 012


Acquainted with the Night

 

Robert Frost

 

I have been one acquainted with the night.

I have walked out in rain—and back in rain.

I have outwalked the furthest city light.

 

I have looked down the saddest city lane.

I have passed by the watchman on his beat

And dropped my eyes, unwilling to explain.

 

I have stood still and stopped the sound of feet

When far away an interrupted cry

Came over houses from another street,

 

But not to call me back or say good-bye;

And further still at an unearthly height,

One luminary clock against the sky

 

Proclaimed the time was neither wrong nor right.

I have been one acquainted with the night.

 

 

 

わたしは夜に精通しているのさ

 

ロバート・フロスト

 

わたしは夜に精通している者なのだった。

わたしは雨のなかを突然歩き去る──もちろん、その背中も雨のなかだ。

わたしは都市の最果ての街明かりのあるところをもっと速く歩いていたのだ。

 

わたしはもっとも悲しい都市の路地に目を落としたのだった。

わたしは巡回中の夜警のそばを通り過ぎたのだった

そいつはわたしの目を見下ろしたのだった、その目はしぶしぶと事情を語ってはいたろうが。

 

わたしは静かに立って、足音をとめたのだった。

なぜなら、遠くで出し抜けに叫び声がしたからだった

別の通りにある家々のまえを横切って聞こえてきたのさ、

 

でもだれも、わたしのことを呼びとめもしなかったし、別れを告げもしなかったのだ。

そしてさらにいっそう静かなところ、超自然的なくらいに高いところに

空を背景にして、ひとつの時計が光っていたのさ。

 

そいつが時間を教えてくれることは悪いことでも善いことでもないのさ。

なぜなら、わたしは夜に精通している者なのだったからさ。








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Last updated  2017/03/25 12:43:29 PM
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