今日のお客様
今日のペットショップのお客様とのお話。今日のお客様は若い男性。客「すいません。ちょっといいですか?」私「はい。いらっしゃいませ。」客「魚に詳しい店員いますか?」私「3時になったら来ます。」客「チッ!3時か・・・。」このときの時刻1時半くらい。時計を見ながら不機嫌顔。客「あ~、(私を指差しながら) 魚のこと詳しい?」私「え~、種類によります。スミマセン」客「う~ん・・・。 じゃあ、試しに質問してみていい?」私「はい。どうぞ~(^^) (このやろう女だと思ってなめてやがるな)」知らないことだったらどうしようドキドキ・・・。客「あの~、なんか~、小さい黄色いフグ飼ってんだけど。」私「あぁ!ミドリフグですね! (良かった~。ミドリフグのことなら任せとけ!!)」客「え?ミドリフグ? 黄色いよ?水玉模様の。」私「ハイ。ミドリフグですね。」客「ふぅ~ん・・・。 それで、そのフグを一匹飼ってるんだけど~、 ほかに何か一緒に飼うかもう一匹同じのを入れたいんだけど。」私「フグは喧嘩するので一匹で飼うのがお勧めですよ。」客「え!?そうなん? 絶対だめ?」私「絶対ではないですが。 入れるとしたら同じサイズのミドリフグをもう一匹か ハチノジフグですかね~。」客「ハチノジ・・・?なにそれ。」私「よく似たようなフグなんですけど ちょっと模様が違うだけで飼い方は同じなので。」客「へ~。他のはだめか~。」私「そうですね。他のは無理でしょうね。」客「わかりました。 それと~、フグって海水で飼うでしょ~。」私「そうですね。(海水というより)汽水がいいですね。」 最初は汽水で段々と海水濃度をあげていくのが理想的です。客「え?キスイ?そうじゃなくて海水作って飼うでしょ?」私「そうですね。(まあ良いか・・・。)」客「あれって面倒くさくない? いちいち濃度計ってさ~。」私「(濃度計持っているって事は ちゃんと濃度わかっているのね?) 前もって多めに作ってペットボトルに入れておけば 楽ですよ。心配なら冷蔵庫に入れるといいですよ。」客「うわ。すっげ~。頭良いね!」私「あはは・・・。」客「フグ、UFOキャッチャーで捕ったんだけど それと一緒にエンゼルフィッシュ2匹もとったけど すぐ死んだ。 後フグだけなんだけど、何年くらい生きれる?」エンゼルフィッシュまでゲームの景品に!?私「そうですね~、5年は生きてるって聞いたことありますけど 8年生きてたという人もいたらしいですよ。」客「へ~!5年は生きれるのか~。よかった(^^)」私「飼っているとかわいくなりますからね~。 今はどれくらいになるんですか?」客「一ヶ月ほど前にとって来て今は3センチくらい。」私「3センチあるんですか。じゃあもう大丈夫そうですね。」うちのフグは最初1.5センチくらいしかなくてガリガリに痩せていました。客「大きさどれくらいになる?」私「15センチくらいです。」客「ええ!?そんなにでかくなる?あれが? じゃあ水槽ヤバイかな。」私「どれくらいの水槽ですか?」客「(手で15センチくらいの四角を書きながら) これくらいかな?すげー小さい水槽。」私「小さすぎますね~。大きくした方がいいですよ。」客「ええ~。でもゲームでとった一匹のフグごときに 金使うのはな~・・・。」私「そういわれるお客様多いんですよ~(´_`;)。 うちにいるフグもそういう方からひきとったんです。 (飼えないならゲームで取って来るな!!)」客「あぁ~そうなんや~。 でも俺無理!!そんなことできん。 水槽セットで一万くらい使ったけど。 オレ最後まで飼う!」私「(誤解していました。ゴメンなさいm(_ _)m) ありがとうございます。フグも幸せですね。 ところでヒーターはもう入れてますか?」客「え?ひーたー?なにそれ??? 」私「水を温めるためのヒーターです。」客「そんなのいるの!? チッ!M(他店大型ホームセンター)の店員 教えてくれんかった!どうしたらいい?」私「ヒーターは入れてコンセントさすだけでいいですよ。」客「教えてもらって良かった~。 フグ死なすところやた。ほかになんか無い? 水汚れにくくなるものとか。」私「珊瑚砂入れて、ろ過機大きくすると楽ですよ。」客「ろ過機?なにそれ。珊瑚砂?」私「え?今ろ過機つけてないんですか?」客「つけてないよ。ぶくぶくだけ。 それも教えてくれんかった。」私「(Mの店員さんはきっとどうせすぐに死んでしまうと思ったのだろう) よく今まで生きてましたね!すごいですよ。」客「そうなんか~・・・。 そんなつもりで来たんじゃないのにたくさん買うもの 増えてしまったまぁいいけど。どうせ金あるし♪」 なんていいつつそのお客様は他にも珊瑚砂や水槽アクセサリー、餌など無くてもよいものまで買っていかれました。 最初の印象は悪かったのですがとても優しい方でした。(魚と関係ない世間話もして帰られました(^▽^笑)人を見た目で(話し方で)判断してはいけないと思い知らされる出来事でした。ミドリフグ飼育に最低限必要なもの