ひだまり広場

2005/03/05(土)04:00

娘の心の傷

育児(11)

間もなく我が家の娘が小学校を卒業する。ということは4月から中学生になるわけだ。身長165cm、かなり大きい。その大きさを買われ4年の時にミニバスに誘われた。特に運動が好きなわけでもないけれど入部した。背が高い、わりとフットワークもいい。ということでお約束の「いじめ」が待っていた。同じ学年ならまだいいが1学年上の子どもさん。ミニバスの練習時だけでなく普段の学校生活でもそれは続いた。結局娘はミニバスをやめた。相手さんが卒業し戻っておいでと仲間に誘われたが体育館がもう彼女にとっては怖い存在となってしまったようだ。さてそんな彼女も私に影響されたのか中学ではバレーボール部に入りたいと思ったようだ。けれどそこにはその「彼女」がいる。過去は過去と思いつつもすでに心がロックされてしまったようだ。実力で勝負しかないと最近練習を始めたものの娘の性格からしてたぶん入部はしないだろう。もう1人の娘はことしその中学を卒業する。「ごめんね。姉ちゃんがあと1年中学に残れたら守ってやれるんだけど。卒業記念にボコしておこうか?」やめなさい、そんなことをしてどうする。下の娘は体がでかいゆえ何も気にしないようにまわりからは見られるらしい。担任からも「何も動じないお子さんだからクラス全員を叱りたいときに代表になってもらっています」とんでもない話だ。けれど過去と他人は変えられない。娘よ、タフな心になろう。 今日は私はバレーの練習の日だ。黙々とついてくる彼女。下手なりに壁打ちもできるようになってきた。入学祝のエールはバレーの基本フォームを教えることにしよう。彼女の心の傷が癒えるまで、そっと見守ってあげたい。そして表現は荒っぽいけど優しい心を持って妹を支えてくれているお姉ちゃん、ありがとう。ボコすエネルギーは高校生活のほかの分野で発揮しておくれ~。こんな子どもらがいる私はもしかしたら幸せ者かも知れません。ありがとう。

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