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2010/02/24(水)21:39

レム睡眠とノンレム睡眠

生活(47)

レム睡眠とは 身体は休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム睡眠といいます。 「カラダの眠り」と考えるとわかりやすいでしょう。 こうした睡眠状態においては、顔の筋肉が軽く痙攣したり、眼球が非常に速くグルグルと回り、それは閉じたまぶたの上からも確認することができます。この特徴的な速い眼球の動き(Rapid Eye Movements)の頭文字をとって、REM(レム)睡眠といいます。 眼球が動くということは、脳が活動している証拠です。 レム睡眠とノンレム睡眠 睡眠はその深さと特徴によって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類することができます。 眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくすると深いノンレム睡眠のステージに入ります。 レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し、平均的には約90分サイクルで繰り返します。 ベッドに入ってから目覚めるまでの間、個人差はありますがおおよそ約80分~110分のサイクルで、レム睡眠とノンレム睡眠は交互に規則的に4~5回繰り返します。6時間睡眠の人の場合、約90分サイクルを4回繰り返しているわけです。 この90分サイクルは、5歳~10歳程度の子どもの時期に形成されることがわかっています。 なお、最初の約3時間はノンレム睡眠の占める割合が高く、 その後はレム睡眠とノンレム睡眠は交互に発生し、起床が近づくにつれてレム睡眠の時間が長くなってきます。 なぜこのように、人はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返す睡眠サイクルを守っているのでしょうか。 眠りに落ちてから目が覚めるまで、深い眠りのまま眠ったほうがぐっすり熟睡できるようにも思えます。 もし最初から最後までノンレム睡眠だけだとすると、長時間にわたって脳の活動レベルが休息状態となり脳の温度も下がってしまい、起きたときに正常な活動レベルまで戻すのが難しくなってしまうのです。 途中に適度にレム睡眠をはさむことにより脳の温度が下がりすぎることを上手に防いでいるわけです。 この仕組みがあるため、朝起きたとき、大脳がスムーズに活動を再開し一日を始めることができるのです。

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