奮闘する「大器晩成」日記

2008/09/19(金)21:01

国民の選択眼

政治「物申す!」(216)

 これから台風が来るらしい。  今年は珍しくこれまで本州に上陸した台風がひとつも無い年なのだそうだ。今日近づいている台風もどうやら関東の南の海上を抜けていくらしい。何でも午前3時頃がもっとも荒れた天候となる予報だ。  新しい自民党総裁は簡単に解散に打って出れないのではないか、という観測がある。リーマンブラザースの破綻、汚染米問題、何よりも思った以上に盛り上がらない総裁選挙、こういった観点からみすみす負けるとわかっている解散に打って出るのだろうか、とまあこういうヨミだ。  確かにこのままで行くと戦後もっとも就任期間の短い首相になってしまう恐れ大、だ。  ちなみに戦後、現憲法下でもっとも在任期間が短かったのは羽田孜内閣で64日間だった。次が、石橋湛山内閣の65日間、次が宇野宗佑内閣で69日間だった。  当然、自民党新総裁が内閣総理大臣の指名を国会で受けて、巷間噂されている日程で解散総選挙を行えば、その在任期間は最大でも50日程度になってしまう。  もっとも選挙だから「絶対負ける」とは断定できないが、その可能性が大きいということだ。みすみすそんな事態に自ら飛び込むものだろうか。そういう点から考えれば解散しないと言う選択もありえなくも無い。  だがその半面で、野党の選挙準備もなかなか追いついていないようだ。それだけにまだ準備が覚束ないうちにやってしまえ、という正面突破的な考えもまたあるということだろう。  いずれにしても、有権者はムードに流されずしっかりと厳しい目で候補者の主張を吟味しなければならない。その意味で今回は投票率がさほど上がらなかったり、「白票」が増える可能性も高いのではなかろうか。

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