354 「暴漢おばあちゃん」あれれ、あちゃぁ？
tankuroです、こんにちは。
◆◆ 今日は土曜日で仕事が半ドンでした。
ほぼほぼ疲れて電車バスで帰宅します。
最寄りの駅で下車して、ホームのベンチで時間調整です。
昼食前なのでスーパーで買った惣菜パンをパクリ。
下る電車を2台見送って、程よい時間になり1時間に2台
しかないバス停に向かいます。◆◆
◆◆ バスは停車して中央の乗車口が開いています。
発車7分前です。
Apple Watchをdouble Clickして「pasmo」で
checkinします。
席も十分空いています。
ドア近くの二人席にどっかと、、。
うん、何だ何だ？
女性の喚き声が聞こえます。
窓際の縦続き４席にご婦人たちが座っています。
何事だ？何だか訳がわかりません？
それも誰が喚いたのかも、、？◆◆
◆◆ 「＄％＃＆￥＋＠」何を怒っているのか理解で
きません。
しばらく様子を見ることにします。
この人かなぁ？うん違うなぁ、、？
あつ、あの人だ！？
運転手のすぐ後ろの席に小柄なご婦人、いや老婆が
います。
がなっているのはその人です。
「＄％＃＆￥＋＠」何を言っているのかわかりません。
その後に何人か乗り込みました。◆◆
◆◆ 発車まで3分ほどあります。
静かになったかと思うと激しい怒りで喚き出します。
周りの乗客が後部座席に避難します。
一人の男性が乗車口から降りながら「うるせんだよ！」と
捨て台詞、、。
運転手は席から微動だにしません。
うっ、傘でバタバタ椅子を叩き出してさらに喚きます。
怒りのキッカケは皆無です。
そう、気が触れてるとしか思えません。◆◆
◆◆ 時間です。
運転手が案内のアナウンスを始めるとさらに怒り出し
ます。
バスが走り始めます。
喚き散らします。
運転手が「静かにして下さい」とついに注意します。
それでさらに火がつき、傘で前の座席を打ちます。◆◆
◆◆ 完全に常軌を逸しています。
バスは走り続けます。
バス停を次々通過したり下車する人をおろしたり
しながら走ります。
うん、ふとある疑問が、、頭をよぎります。
このおばあさんこんなにいかれていては自分がどこで
降りるのかわからないのじゃないかなぁ？
このバスは循環です。
元の駅に戻ります。
交番によって強制で降りてもらうことができるかも
しれません。
でも、循環の終点の駅まで交番はありません。
どうするのだろう？◆◆
◆◆ もうすぐ5番目のバス停が近づきます。
ピンポン！
誰かが下車の合図を鳴らします。
誰なの？
バスが止まります。
見回しても誰も降りる様子がありません。
するとどうでしょう？
あのおばあさんが遅ればせながら立ち上がりました。
何だ、降りる場所はわかるんだぁ！？◆◆
◆◆ するとヨチヨチ歩き出します。
わっ、歩行困難者です。
ヨチヨチです。
料金場所です。
あれれ、料金を払った様子はありません。
ヨチヨチです。
運転手も料金の事は指摘しません。
そうだよな、、？触らぬ神に祟りなしだ！
自分ならきっと同じ事を、、、。
ヨチヨチ。
おばあさんは無言で必死で降りています。
うん、降り切りました。
ドアが閉まりバスは走り出します。
歩道を歩くおばあさんがヨチヨチです。◆◆
「ありがとうございました」
、、、、？
