248 「猫の爪切り」に行ってきました
tankuroです、こんにちは。

◆◆ うちの愛猫は黒い保護猫です。
60歳を超えて里親募集に応募したのですが、高齢という
事で断られてばかりでした。
飼い主より猫の方が長生きをする可能性があるのがその
理由でした。◆◆
◆◆ それでも、1件だけ面談をしてくれることになり
電車で1時間かけて手土産持参で出かけました。
初対面で抱かせてもいらえる事になり、キャッチすると
同時に逃走し、逃げ回った挙句に脱糞した強者です。
◆◆
◆◆ もう、一緒に生活するようになって3年になり
ます。
彼女の爪が長く伸びるとじゃれていても私の顔を
引っ掻いて傷付けます。
針のように研ぎ澄まされた爪は凶器です。
その爪を切るにはお互いバトル状態になり、1時間で
2、3本切れれば良い方です。
それはそれはしんどい作業になります。◆◆
◆◆ そんな折り、昨年の4月から近所のサロンに、
ネットに入れてキャリーバックを背負って、原チャリ
で出かけて切ってもらっています。
外弁慶の愛猫は微動だにしないで、物の5分で全てが
終了します。
ですが、家でお出かけの支度までが知恵比べの戦争
です。
あの手この手で逃亡を図り、なかなか捕まりません。
◆◆
◆◆ 今日は電話で都合を伺うと13:00に5分の予約が
取れました。
さあ、昼食後が勝負です。
今はベットの上の布団にくるまっておとなしくしてい
ます。
それをほっといて自然に振る舞います。
キャリーケースをクロゼットから引っ張り出し、中の
洗濯ネットをベット脇に置いておきます。
チラチラこちらを見ながら警戒しています。
うん、知らん顔をします。◆◆
◆◆ 昼食をトーストサンドで軽くとり、時間が近づく
のを待ちます。
12:45に決行です。
ふっくらした布団に身を沈めてすやすや眠っています。
そろそろ時間です。
近づきます。
あれ、目が合いました。
まずい、何か勘づいたようです。
今逃げられたら大事です。◆◆
◆◆ 頭をなぜながら、寄り添います。
何か言いたげです。
だめだよ、だめだからねぇと心の中で念じます。
「いい娘だねぇ、いい娘だよ」首を摘みます。
うん、睨まれました。
手をベットサイドのネットに伸ばします。
掴めました。
さあ、ファスナーを広げ、頭を放り込みます。
これで咄嗟の動きは封じ込められます。
よしよし、体を転がし、ネットのファスナーを閉じ
ます。
やった~!完全勝利です。
キャリーバックに放り込み、準びOKです。◆◆
◆◆ 悟られないために、私の着替えを後回しにして
いました。
着替ます。防寒も大丈夫です。
にゃにゃ鳴くのを無視して、バックを背負って出掛け
ます。
原チャリを飛ばして3分で到着して、世間話をしながら
5分で作業終了です。
「ありがとうございました」と礼を言って500硬貨を
1枚手渡して、ブルンブルンとエンジンをふかして
帰宅の途につきます。◆◆
◆◆ ああっ、今日は楽勝じゃんと原チャリを駐輪場に
止め、自動ドアのロックを解除してマンションの自宅の
部屋の前に、、、。
あれれ、なんじゃこれは?
ドアの前に水らしい1条の曲線が50cmほど、、、?
なんなんだぁ?
うん、まさか?
愛猫のおしっこなの?
うわっ、やられた。
ここまで完璧だったのに、、、!?◆◆
「ありがとうございました」
そのまま洗面場に直行です。
洗面台にバックを下ろして、ネットごと愛猫を引きずり
出しファスナーを開けて慎重に濡れていないか確認です。
後はご想像にお任せします。
とフォフォフォ、、?