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カテゴリ:読書
今年一発目に読んだのがこの2冊。
白洲次郎のことは、「初めてジーンズを履いた日本人」とか、「マッカーサーを怒鳴りつけた」とか、「ジジイになってもポルシェで走り回ってた」とか、そんな程度しか知らなかった。 この作品を読んで、白洲次郎がどんな人物なのかわかったと同時に、自分がいかに戦前、戦中、敗戦直後の日本のことを知らなかったのかがわかった。 戦前の日本には本当にウソみたいな「大金持ち」がいたんだね。白洲次郎や吉田茂たちとGHQの戦いよりも、そっちの方が印象に残ってしまった。 確かに白洲次郎は豪快な人物だったかもしれないが、それは「大金持ちのボンボン」だったことが影響しているからに違いない。 この作品を読んで感じたのは、その死後、白洲次郎はあまりにヒーロー視され過ぎているのではないかということ。本当はそんなにカッコいい男じゃなかったんじゃないかね? また北康利氏の作品を読んだのはこれが初めてだったが、正直読みにくかった。 ノンフィクションだから仕方のない面もあるかもしれないが、事実と伝聞と個人的な感想(印象)が一緒になってて、読んでてかなり違和感があった。 白洲次郎ファンの方々には申し訳ないけど、もう白洲関連の作品は読まないだろうなぁ。 個人的に一番疑問に感じたのは「なぜ白洲の周囲の人間は徴兵されなかったのか」ってことなんだけど、まさか家柄や財力が関係してた訳じゃないよね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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