|
カテゴリ:2年1分野
銅 + 酸素 → 酸化銅 の化学反応では、 質量 銅 4 対 酸素 1 という一定の割合で化合します。 これを調べるための実験です。 銅粉は、とても細かく、ふわふわして、舞い上がります。 この粉を吸ったら肺や体に悪そうです。マスクが必要です。 あまりいじりたくない物質のひとつです。 銅粉はこの三角架に乗せてバーナーで熱します。 そうすると銅が酸素と化合して酸化銅が出来ますので、その前後の重さをはかります。 ある班は銅粉0.4g でしたから、理論的には酸素0.1gと化合するので 出来た酸化銅は0.5gとなります。 同じように、0.8gでは1g、 1,2gでは1.5g というように比例関係となるはずです。 このようによい結果を出すためには 銅粉を最低3回はよく熱する 熱する時には良くまぜ、空気を十分入れる とまあ、ここまでしても、電子てんびんの感度が0.1gなので、0.1g増えていたとしても増加量0g となってしまう事もありえます。 粉自体がふわふわなので、すこし飛んでいって 重量が減る事もありえます。 かといって、誤差を帳消しにするために 銅粉の重量を増やしても、今度は焼き具合が悪くなります。
実験後回収した化合した銅の様子を見ると、焼け方にばらつきがあり、赤っぽい感じのものや黒っぽいものがあり、それは量が多い場合は赤っぽい事が多いような感じがしました。 黒板に残されたグラフが面白かったので、つい カメラを向けました。
生徒の実験結果を何とか利用したいが、とっても無理だ、という教師の苦悩が見えるようなプロット跡です。 本当はこうなるはずなのです。
きれいな結果を出すためには、何度も銅粉をかき回さなければなりませんし、それは体に悪そうです。 あまり良い実験とは言えないのではないでしょうか? ただ今楽天会員以外の方の書き込みを受け付けておりません。 無料楽天会員登録←たいへんお手数ですが、こちらで会員登録されてからコメントをよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[2年1分野] カテゴリの最新記事
|