2011/08/15(月)15:34
芋虫から蝶や蛾になる時に、大量のおしっこをする
アゲハチョウの幼虫は、さなぎになる前に、大量のおしっことフンが混じったようなどろどろの液体を出し、体は乾燥してしぼんだようになります。モンシロチョウでは、幼虫のときに大量に液体を放出するのは見られませんでしたが、さなぎから出てくるときに、大量の水分を放出しています。スズメガもさなぎから出てくるときに、大量の水分を放出していました。イモムシのままの体重では、とても空を飛べないからでしょう。では、ツバクロヒョウモンチョウではどうだったでしょうか? 私が見ていた時に出てきたおしっこは、透明な液体でした。からのさなぎの近くには、もう少しどろっとした水分がたれていました。このツバクロヒョウモンチョウもスズメガやモンシロチョウと同じく、さなぎから出てくるときに大量のおしっこをして、体の水分を減らし、体重を軽くすることが分かりました。アゲハが、幼虫のときに体重を減らしてから、さなぎになる、と言うのとは逆です。