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さと式 子育て(昔ながらの育児法)

出産直後の不思議な体験


無事赤ちゃん誕生の後、
部屋で子どもたちや家族と話した後、
だんだん眠たくなってきたような気分になりました。
瞼が重くてしかたありません。
視点が定まりません。


早めに家族に引き上げてもらい、
痛み止めを肩口のチューブから背中に入れてもらって、
さぁ、しばらく休もうと思いました。
ところが全然眠れません。

部屋の電気を消して静かに過ごしてても、
ちっとも眠れず。

夕方です。
薄暗くなってきた部屋で
うつらうつらしてきたと思ったら
血栓予防のエアポンプや心電図やらの定期的な機械音に、
じゃまされてまた目が覚めます。
点滴の交換などで看護師さんが部屋に入ってきて
また意識がはっきりします。
外の雨の音や、蝉の鳴き声がやたらとハッキリ聞こえます。

部屋の壁に取り付けられたエアコンの吹き出し口が
自動運転で回転してます。
その回転するかすかな音が、私の目を回します。
意識の中で、足元のエアポンプの作動音が左右に部屋を歪め、揺らし
エアコンの風の流れが、足元方向と頭の方向にベッドを揺らします。
あぁ目が回ってちょっと気持ちいい感じ。
舟に揺られてるみたいだなぁ
なんて目を閉じてると
突然、おしっこが管から袋に流れ落ちる液体の音が耳のすぐ横で聞こえたかのような気がして、ドキッとします。

耳がかなり敏感になってるようです。
赤ちゃんの泣き声を求めて、知らず知らずに意識が耳に集中してたのかも。
詰め所に一番近い部屋です。新生児室に一番近い部屋です。

今ならマギー審司さんの「耳が大きくなっちゃった♪」と表現したらいいのでしょうが
何故か 「トミーとマツ」のマツコみたいな耳になってるなぁ
なんて冷静に考えてました。

↑何歳以上ならわかってもらえるかな?

そして自分の心拍音が聞こえてきた気がして
ついでにお腹に手を当てると
子宮やお腹の筋肉と話ができる気がして

ぼんやりした意識の中、声に出して体の隅々と話をしました。
妊娠中の労をねぎらい、手術よく頑張ったとほめてあげ、
おっぱいにはこれからまた活躍してもらうねと
よろしく挨拶をして
体のパーツひとつひとつに感謝し、
丈夫にに生んでくれた両親に感謝してると

ふとベッドの左脇に、というか意識の左側にパパちゃんの亡きお母さんが。
あ、おかげさまで無事に生まれました。女の子でした。
なんて話をしばらくしてると
意識の右側には、私の両親のご先祖様がずらーっと並んで見に来てくださってました。
延々と何世代も何世代も扇状に勢ぞろいしてくださってまして、
向こうの方(かなり昔のご先祖様?)は点みたいになってます。

わ~すごい人数!なんて思ってると、意識の左側にもパパのご先祖様がずらーっと。
じいさんばあさん、とうちゃんかあちゃんが組になってずらーっと。
人だらけ。

ぁあ、この中のたったひとりが欠けても
パパちゃんは生れてこなかったし
花や輝や赤ちゃんはこの世に生まれてこなかったんだなぁ。
すごいなぁ。と当たり前だけど、純粋に感動して

命のバトンをつなげることができてよかったです。
子どもたちにも、また、ちゃんとこの命のバトンを次の世代に繋げていってもらいますね♪
今日は集まってくださって、どもどもありがとうございます。

なんて話をしてました。

子宮収縮剤の点滴とかでかなり後陣痛が痛む中、
顔にうっすらかいた汗にエアコンのわずかな風が当たって
気持ちよいめまいのなかの出来事です。

そして続いて、たぶん空の上の天の国で待つ子どもたちの声。

雲の上の暑い真夏のプール。
カラフルな巨大ウォータースライダーが何本もあるまぶしい風景。

滑り降りたいくねくねスライダーの先には
生まれ落ちたいママが待つプール。
それぞれの子どもが好きなママにつながるスライダーの階段を上ります。
それぞれに子供同士で順番を決めて。

上まで上ってから、監視員のお兄さんに、「はいっ」といわれて
心の準備が整った子から滑っていきます。

ところが前のお姉ちゃんに続いて滑ろうとした子どもちゃん。
身長があとちょっと足りないということで
監視員のお兄さんに、止められちゃいました。
お兄さんの持ってる棒より身長が高くないと滑らせてもらえないようです
あとちょっとだけど足りないからダメだよと。
長く急な階段をまた降りるのが怖い子どもにはレスキュー隊が出動しますが、
この子は、自分で降りられる!と。
身長がもうちょっと伸びたらまたこのスライダーのところにくる、と。

そしてわたしのプールにつながるスライダー。
花ちゃんや輝がならんでます。
花が振り返って後ろの子に、お姉さん口調ではなしてます。
順番を守ること!押さないこと!などなど。
そして滑っていきます。
三人目の女の子も、えいっ!と滑りだしました。
どんなコースのスライダーかは見えません。

そして最後の四人目の小さな男の子。
次僕の番!とわくわくしてます。
ここで営業中止になったらいやだよーせっかく待ったんだからね~といってます。

それを聞いてわたしがドキッとします。

そしてまた意識が部屋の中に。
エアポンプに圧迫されるつま先は、
だいぶ麻酔が切れて動くようになってます。

部屋の外、新生児室から赤ちゃんの鳴き声聞こえて
早く抱っこしたいなぁと思います。

今日は輝がすごくお兄ちゃんに見えたなぁ。
そういえば、さっきご先祖様がたくさんきてたような気がするけど、
赤ちゃんの顔見て帰ったのかな?

などと、現実と夢!?が入り混じった不思議ワールドの中を
ゆらゆらと漂っては一晩を過ごしました


というような妄想のような夢のような作り話のような
スピリチュアル系テレビの見すぎのような(笑)
そんな出来事がありました。

不思議な体験でした。
空が明るくなってからほんの少し眠れました。

    

 











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